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人生は後始末「打たれ強くなりたい」 Posted on 2018/08/28 辻 仁成 作家 パリ

 
生きているとわけのわからない攻撃を受けることがありますね。
いわれもないいいがかりや、それかよと思うような批判とか、
思わぬ人からの不意打ち、裏切り、上げたらきりがない。
人間も生きていればへこむ瞬間が数限りなく訪れます。
小生なんかその連続でした。

思えば、自分もそういう攻撃を招きやすい人間だった。
攻撃されない人間というのはよく見ていると上手に世の中を渡り歩いています。
それができない人間はある意味で不器用なのかもしれない。
けれども、攻撃されたくないから自分を押し殺して、上手に世渡りをしたとして、
そんな人生楽しい?
「楽しくはないけど打たれたくないからうまく生きていくだけさ」
それも一理です。
でも、小生はある時、思ったのです。
「打たれ強くなればいいんじゃないか」って。

打たれ強い人というのは、つまり「気にしない人」じゃないでしょうか。
よくない関係を引きずるからこそ打たれて辛くなるわけですからね。
無視できればそれにこしたことはない。
でも、そんなことできるの?

だいたい世の中というのは必ず文句を言ったり、反対したりする人がいます。
まず、そのことを冷静に分析することからはじめる。
YouTubeを見てください。スティングやマドンナでも必ず、よくない、が何割か押されてるんです。
人道的な誰がみても心温まる映像にさえ、嫌い、を押す人が大勢いる。
必ず文句を言う人たちに向けて何かを言ってもはじまらないという証拠です。
逆に言えばそれ以外の人の方が圧倒的に多いわけですからそこに向かって行動することがポジティブですね。
もしも不意に打たれたなら、そう思うことからはじめればいい。
いちいち相手にするから疲れるわけで、密かに味方を開拓しましょう。
 

人生は後始末「打たれ強くなりたい」

 
しかし、打たれるのには自分に問題がある場合もあります。
そこは謙虚に受け止めてもいいんじゃないか、と常に思っています。
若い時にはできませんでしたが、3歩譲ることも、はじめました!
打たれた時に成長がはじまる、と自分に言い聞かせながら。
これを乗り越えたら何か人生の成長が待ってるに違いない、と。
そもそも失敗は人生を軌道修正する大いなるチャンスです。
打たれた時こそ登るチャンスだと思っておけばいい。
小生はそうやって乗り越えてきました。
実際はチャンスかどうかその時はわからないものですが、必死に乗り越えた後、
振り返ると過去が未来を作っていたことに気が付いたりします。

物事というのは思い通りになりませんよね、それが基本です。
そういうものが人生だと悟っておくと打たれ強くなります。
そして、夢を持ってるならそれをどんどん言葉にしましょう。
言葉にするというのは意志の表れですから、
ね?

そもそも打たれ強くなりたい、と思ってここまで読んでくださった。
ならばそれはすでに強くなろうとする心理の現れ。

打たれ強い人間なんてめったにいません。
小生なんか打たれるたびにへこたれています。
でも、いつまでもへこたれるの性分じゃないんです。
人生にどん欲ですから、くよくよしてる時間がもったいない。
世界というのはあなたの周囲、周りの人間たちを含めた社会を指します。
実はこれは取り替えることが可能です。
でも、あなた自身の人生は別のものに替えることができません。
誰の人生だよ、と自分に言い聞かせてください。
打たれ強い人というのは自分の生き方を大切にしている人なのです。
 

人生は後始末「打たれ強くなりたい」

 
今日の後始末。

今日の一言「未来は自力で引き寄せる」