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「美しきウィーンとコロラトゥーラ」 Posted on 2017/09/28 田中 彩子 ソプラノ歌手 ウィーン

先日私のセカンドアルバムとなるCD「美しきウィーン/華麗なるコロラトゥーラ 2」が発売日を迎え、それとともに2017年日本ツアーも始まりました。

昨年のヨーロッパでのプロデビュー10周年と重なった記念すべき2016年日本ツアーでは10年前の自分を思い出しながら、人生は不思議なものだと思いながら、時にはアンコール後のあまりに暖かい拍手に嬉し涙を流しながら、日々のステージをつとめました。

本当に沢山の方々にお越しいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
 
「ライブコンサート」というのは、言葉通り「生きている」と思います。
「生きている」から、いつも全く同じ音は出ないし、予想不能なことも起こったりします。
自分では関知できない「何か」が、ステージを支配しているようなゾクゾクする感覚。そして、それをその場にいる皆さんと共有できる時間。
それがライブの醍醐味とも言えるのではないかと思います。
 

「美しきウィーンとコロラトゥーラ」

今回のコンサートのテーマは、「美しきウィーンとコロラトゥーラ」としました。
ウィーンに住んで早15年。あと少しで日本で過ごした時間と同じだけの時間をウィーンで過ごすことになります。
それでも相変わらず味覚は日本人で、梅干しやお漬物、焼き魚にお味噌汁、毎日食べたい。特に生麩は大好物。
でも日本にいると、ウィーンの黒くてナッツがいっぱい入った硬いパンやチーズ、近所のアイス屋さんのラズベリーアイス、それからウィーンの風が恋しくなったりもします。
そんな、少しだけれど私が体で感じてきたウィーンをコンサートで伝えたいと思い、プログラムを決めました。

ふんわり軽やかで、皮肉っぽい所もあるけれどとてもチャーミング。そんな、ウィーンの音楽、ウィーンの人々。
ウィーンで演奏される機会の多い華やかな曲だけではなく、日常と共にあり、実際に街中で、教会で、家庭で身近に歌われている曲を日本で歌いたいと思いました。そしてそういった曲は日本でも知られているものが多く、クラシックはちょっと…という方でも中にはきっと聞いたことがある曲も含まれているかと思います。
 

「美しきウィーンとコロラトゥーラ」

後半は、私の声の種類、「コロラトゥーラ」がテーマです。
「コロラトゥーラ」って? という疑問に、鳥のさえずりや楽器の名曲を交え、声で例えながらお答えしていきたいと思います。
「超絶技巧」といわれるコロラトゥーラをトークと共に楽しくわかりやすくお届けできたらと思います。

最後に、クラシック音楽に詳しくなくても、拍手のタイミングを間違えても、コンサートに行くのは初めてでも、「mach nix! 気にしないで!」です。これは私が好きな言葉の一つです。
難しい事を考えず、力を抜いて気楽に楽しんでもらえたら嬉しいです。

コンサート後のサイン会ではぜひお声がけください。
皆さんのお越しをお待ちしています。
 

「美しきウィーンとコロラトゥーラ」

「田中彩子 ソプラノ・リサイタル 2017〜美しきウィーンとコロラトゥーラ〜」
 
2017年9月23日(土・祝) 開場13:30 開演14:00
会場:愛知 豊田市コンサートホール → 終了

2017年9月30日(土) 開場13:30 開演14:00
会場:長野 松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)

2017年10月9日(月・祝) 開場14:30 開演15:00
会場:長岡リリックホール・コンサートホール

2017年10月12日(木) 開場18:30 開演19:00
会場:東京 紀尾井ホール

2017年10月15日(日) 開場13:30 開演14:00
会場:大阪 いずみホール

2017年10月22日(日) 開場13:30 開演14:00
会場:福岡 FFGホール

2017年10月27日(金) 開場18:00 開演18:30
会場:岐阜 サラマンカホール
 

 
 

Posted by 田中 彩子

田中 彩子

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Ayako Tanaka
ソプラノ歌手。京都府出身。10代から単身ウィーンにて声楽を学ぶ。22歳でスイス・ベルン歌劇場で日本人初、且つ最年少での歌劇場ソリストデビューをして以来、コンツェルトハウス(ウィーン)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(ロンドン)、ナショナルシンフォニー交響楽団(ブエノス・アイレス)等コンサート・ソリストとして欧州を拠点に活動中。
毎日放送『情熱大陸』出演。デビューアルバム『華麗なるコロラトゥーラ』(エイベックス・クラシックス)、フォトエッセイ『Coloratura』(小学館)発売中。