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便利すぎる! パリの新レンタル自転車サービス、Gobee.bikeを徹底解剖。 Posted on 2017/12/01 Design Stories  

便利すぎる! パリの新レンタル自転車サービス、Gobee.bikeを徹底解剖。

近ごろパリの街中いたるところで見かける蛍光ミドリの自転車。その名はGobee Bike(ゴビーバイク)。
実はこれ、誰もが利用できるシェア自転車なのです!
2017年10月9日よりパリで開始された新しいレンタル自転車サービス、Gobee Bikeがとても斬新です!

まずはGobee Bikeの使い方をご紹介しましょう。

1. スマートフォンにGobee.bikeのアプリをダウンロードします。
2. アプリを立ち上げ新規登録。保証金50ユーロ(現在はプロモーション中につき15ユーロ)とチャージ料金を5ユーロ・10ユーロ・20ユーロから選び、合計額をカードで支払い登録完了。ここまで約5分!
3. アプリ内の地図を開き、レンタル可能な自転車(GPSが内蔵されている)を検索。その場に行ってGobee Bikeを見つけます。
4. アプリ内のunlock (deverrouiller)を押してQRコード読み取り画面を表示し、各自転車に付いているQRコードを読み取ります。読み取りが成功すると自転車の後輪にかけられているロックが解除され、いざ、レンタル開始!
5. 目的地に到着したら通行の邪魔にならない場所を選んで駐輪。後輪にあるロックを手動でかければレンタル終了。
6. アプリ内に利用した時間、距離、利用料金、チャージ残金が表示されます。
 

便利すぎる! パリの新レンタル自転車サービス、Gobee.bikeを徹底解剖。

家の前にミドリのかわいいGobee Bikeを見つけ、「どこから乗って、どこに停めても良いんだよ」と囁かれては、自転車に乗らない編集長でさえ俄然利用してみたくなったようです。
その場でアプリを登録してしまいました!
 

便利すぎる! パリの新レンタル自転車サービス、Gobee.bikeを徹底解剖。

2001年、当時のパリ市長が『Paris, respire!(パリは呼吸する!)』というスローガンのもと取り組んだ環境問題。その一環でパリには2007年からVelib’というレンタル自転車サービスが存在します。パリ市内にはすでに約2万台のVelib’が配置され、約20万人の登録者がいるそうですが、では、Velib’とGobee Bikeの違いは何なのでしょうか。

1. ステーションがあるかないか。

Velib’:パリ市内各所に約3800カ所のVelib’ステーションがあり、そこに繋がれ管理されている。各ステーションに設置された端末でレンタル操作を行い自転車をレンタル。目的地近くのステーションを見つけ返却するというシステム。希望のステーションが満車の場合は違うステーションを探さなければならない。

Gobee Bike:道に停めてあるGobee.bikeをアプリ経由で借り、目的地で鍵をかければ返却完了。

2. 料金システムの違い。

Velib’:年間パスの購入(29ユーロ)を行い、Velib’カードを入手して使用。利用料金はレンタル開始から30分は使用料なし。30分から60分までが1ユーロ、60分から90分までが2ユーロ、それ以降は30分ごとに4ユーロ超過料金が加算される。旅行者用にはステーションにある端末で1日券または1週間券の購入が可能。

Gobee Bike:アプリ登録時に保証金(50ユーロ)+チャージ料金を支払う。利用料金は30分、50サンチーム。解約(アプリ内から2クリック)すれば保証金とチャージの残高が返金される。

3. 自転車のデザイン。

Velib’の地味でボテっとしたデザイン(22.5Kg)に対し、派手な蛍光色のGobee Bike(18Kg)は軽くスタイリッシュ。

料金を計算するとGobee Bikeの方がVelib’より少し割高ではありますが、レンタルの手軽さを考えたら断然Gobee Bikeに軍配が上がります。
 

便利すぎる! パリの新レンタル自転車サービス、Gobee.bikeを徹底解剖。

2017年12月現在、パリ市内に約1000台のGobee.bikeが配置されており、利用者の数に応じてどんどん増やしていく予定だそうです。しかも、Gobee Bikeの利用はパリ市内に限られておらず、パリ市外へ出ても良いのだとか。各自転車にGPSが内蔵されていますので、もしその地域でGobee Bikeを利用する人がいればそのままにしておくし、利用されないようであれば管理会社が回収するとのこと。
破損や盗難などは大丈夫なのかな? と心配してしまいますが、利用登録した人しかロックを外せないことや、よほど高性能な器具を持っていないと鍵を壊せなくなっていることなどから、今のところ大きな問題は起こっていないようです。
利用者の良識がこのサービスを支えることになるでしょう。
 

便利すぎる! パリの新レンタル自転車サービス、Gobee.bikeを徹底解剖。

Gobee Bikeのクリエーターはフランス人。2017年4月、香港で初めてこのサービスをスタートさせました。現在、Gobee Bikeは香港、リール、ランス、パリ、ブリュッセル、トリノの6都市に展開されています。
このような、どこでもレンタルサービスのことを “free floating”と呼び、シンガポールで始まったオレンジの自転車、Obike(Gobee Bikeと同じシステム)も現在パリ市内に約500台以上配置されているそうです。

一方、初代レンタル自転車のVelib’も負けてはいません。2018年1月には古い自転車の約15000台を処分、デザインを一新し、電動自転車も登場するそう。”free floating” に対抗し、ステーションが満車でもその場に返却することが可能になる ”overflow” サービスも開始予定。しかし、それに伴い年間パス代金は29ユーロ(スタンダード)から37、2ユーロに値上がり予定。電動自転車の使用はそれよりももっと割高になりますので、Velib’がどこまで登録者を維持することができるか……、今後の利用者の推移が気になりますね。
 

便利すぎる! パリの新レンタル自転車サービス、Gobee.bikeを徹底解剖。

パリは自転車専用レーンもたくさんでき、車に厳しく自転車に優しいエコな街になってきています。
パリにお越しの際は、ぜひお好みのレンタル自転車を試してみてはいかがでしょうか。
 
 

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デザインストーリーズ編集部(Paris/Tokyo)。