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バレンタイン間近! 愛する人々を応援するパリ市の甘い企み Posted on 2019/02/12 Design Stories  

2月に入り、あちこちから「バレンタイン」という言葉が聞こえてくるようになりました。「パリで買ったDシェフの板チョコ(10ユーロ)、日本でなんと2500円!」とは、日本の友人からのライン。日本は ”バレンタイン=チョコレート”だったことを思い出しました。近頃では義理チョコを禁止する会社なども存在するようですが、商業作戦であるとわかっていても、やはり”チョコレート”が気になる季節。日本ではこの時期に合わせてサロン・ド・ショコラが開催されますし、別に毎年チョコレートを贈らなくてもいいのでは? と思いつつも、周りの甘い盛り上がりに呑まれ、やっぱりチョコレート! となってしまうのでしょう。

2月14日、聖バレンタインは”愛の日”として世界中でお祝いされています。その由来は諸説ありますが、今のように商業的なお祝いになったのは19世紀半ば、アメリカがバレンタインカードを売り出したことがきっかけなのだとか。所変わればバレンタインの祝い方も様々のようですが、世界各国で”バラ”や”チョコレート”は恋人たちのポピュラーな贈り物となっているようです。日本では女性から男性に愛を伝える日とされていますが、日本以外の国では特にそのような決まりはなく、どちらかというと「恋人同士の日」とされているようです。

それでは、”ロマンチック”と定評のフランス人はどんなバレンタインを過ごすのでしょうか。

フランスで「サン・ヴァランタン」と呼ばれるバレンタインデー。だけど、正式なカトリック行事ではないため、誰もがクリスマスやイースターにかけるほどの意気込みを持っているわけではありません。フランス人はそこまでバレンタインデーを重要視していない、というのが正直なところ。10年ほど前には特に話題に上がることさえもありませんでした。この日に何か特別なことをするとすれば、「パートナーにお花(バラ)を贈る」くらい。フランスではお花は男性から女性に贈るものですので、必然的に男性が女性に贈ることになります。しかし、ここ数年ではさまざまな商店がバレンタイン商戦に乗り出しており、それに伴い、今ではプレゼント交換をするカップルも少なくないのだとか……。
2月に入り、改めてパリの街を見渡すと、いたるところにハートでデザインされたバレンタイン広告や「AMOUR」、「LOVE」の文字が目に飛び込んできます。レストランではバレンタイン特別メニューを提案するお店もあり、商業的なお祝いだと反対する人も多い中、じわじわとバレンタインを祝うフランス人も増えてきているという印象を受けます。
 

バレンタイン間近! 愛する人々を応援するパリ市の甘い企み

そんな中、今年はなんともユニークな企画を発見! それはなんと、バレンタインデーにパリ市が街中に設置されている電光掲示板を使い、市民のプライベートな愛のメッセージを表示する、というもの。

パリ市のHPを覗くと、「甘い言葉、愛の告白、さらにはプロポーズまで。あなたのヴァレンタイン(愛する人)に贈る140字以内の愛のメッセージを2月12日の午後4時までにお考えください。選ばれし素敵なメッセージの数々が2月14日、一日中、パリ市内120箇所の電光掲示板に表示されます」 と!

そして、その下にはかわいくデコレーションされたメッセージスペースが(笑)。この画面を見ながら必死に愛のメッセージを考えている人々を想像すると、ほっこり温かい気持ちになります。

フランス人は、お金を使う時は使いますが、お金をかけずに人生を楽しむ天才でもあります。商売だけに走らず、こんなに素敵に愛を伝えるチャンスを与えてくれるところは、とても「パリらしい」と言えるのではないでしょうか。
さて、2月14日、パリ中にどんな素敵なメッセージが流れるのでしょう。とても楽しみです!

愛のメッセージ応募はこちらから➡️ https://www.paris.fr/saintvalentin
 

バレンタイン間近! 愛する人々を応援するパリ市の甘い企み

 
 

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デザインストーリーズ編集部(Paris/Tokyo)。