PANORAMA STORIES

8月9日、シンガポールナショナル・デー Posted on 2017/08/16 GAKKO ピアノ教師 シンガポール

乾季と雨季があるものの、1年中常夏のシンガポール。
街路樹や庭に咲く花々も毎日変わることなく繰り返し咲き続けます。
日本のように、庭の景色の変化で季節を感じるということは、残念ながらありません。
けれども、年間行事で月日の流れを感じることがあります。

7月末に1カ月半ほどの夏休み帰国からシンガポールへ戻りましたら、街中がシンガポール国旗で埋め尽くされている。

そうだった。シンガポールの祝日8月9日ナショナル・デーが近づくと、HDB(公営住宅)、ショッピングモール、ホテルなど、どこもかしこもお祝いムードで、国旗が飾られるのです。
この景観を見て、「あぁ、もうすぐ8月9日だ~」と感じるわけです。
 

8月9日、シンガポールナショナル・デー

今年は独立52周年。
今年のイベント会場はマリーナエリア。
イベント会場へは、シンガポール国籍保持者と永住権保持者のみ入場でき、抽選でチケットが配られるのだそうです。
今年はイベントを見学してみようと、会場の対岸へ出向きました。
マリーナエリアは会場以外も多くの人々で埋め尽くされておりました。

凄い迫力の軍用機による航空ショー。
 

8月9日、シンガポールナショナル・デー

イベント会場では軍事パレードも行われていました。
対岸からは、戦車が小さく見える程度しか見えなかったのが残念でした。
 

8月9日、シンガポールナショナル・デー

イベントの来場者はシンガポール国旗を持って、皆さん赤い服。
シンガポールでは、お正月の時もそうですが、お祝い事の時は赤い服を着るのが定番です。
街中でも赤い服を着た方々を多くお見かけしました。

このイベントの様子は毎年テレビで放送されます。
軍事パレードの様子や、大統領の登場など、とても盛り上がるイベントなのだという事がわかります。
兵役制度のあるシンガポール。高校を卒業してから2年間と、その後も40歳になるまで毎年訓練期間があるのだそうです。その影響もあるのでしょうか、皆さんとても愛国心が強いように感じます。
 

8月9日、シンガポールナショナル・デー

夜にもお楽しみがあります。
今年はドローン300台を使って、夜の空にマーライオンが登場。
マーライオンはシンガポールの守り神と知ってから、マーライオンが好きになった私。
シンガポーリアンも同じ思いがあるのだろうと思います。
 

8月9日、シンガポールナショナル・デー

最後には盛大な花火も打ち上げられました。
「花火はワインを飲みながら見物したい」と数日前に思い立ち、マリーナエリアにあるルーフトップバーの予約を数軒試みましたが、時すでに遅し。
少し離れた、ボート・キーにある、お気に入りのルーフトップバーに運よく席を見つけることができました。
 

8月9日、シンガポールナショナル・デー

Happy Birthday Singapore!

安全で清潔で異国人にとっても住みやすく、人々が優しく、温かい。
シンガポール、知れば知るほど好きになる国です。
 
 

Posted by GAKKO

Gakko
音楽大学卒業後、ピアノ教室を20年間主宰。夫のシンガポール赴任を機に家族でシンガポールへ移住。シンガポールの食や生活習慣などを紹介します。