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父ちゃんの夕飯講座「鳥天じゃなくて、チキンフリットとお蕎麦」 Posted on 2021/09/16 辻 仁成 作家 パリ

毎日、夕方になると、頭を抱える献立。
安価で、美味しいもの食べたい、とお悩みのあなたに、父ちゃんからの提案を。
たとえば、秋のはじまりの今であれば、
お蕎麦と鳥天と日本酒というのはいいのですが、そこにちょっと一工夫、イタリアのフリットみたいな鳥の天ぷらというのはどうでしょう?
天ぷら粉で作るのとはちょっと違うものを作りたいと思っている皆さんに、最適です。
父ちゃんのチキンフリットの特徴は、てんぷら粉いらずで、ふっくらジューシーで、サクサクで、美味しい。
お塩をちょっとかけて、イタリアン風に、そのまま食べるので、ちょっと今までにない触感と、蕎麦との相性も抜群。
いや、ペペロンチーノなんかと一緒で、イタリアンにしちゃってもいいですよ。
ああ、それもおいしいんですよ。
どっちにでも転べる、最強料理。いかがでしょうか?

父ちゃんの夕飯講座「鳥天じゃなくて、チキンフリットとお蕎麦」



ということで、今日は日本酒と蕎麦に最適な一品。鶏肉の天ぷら。
辻家ではチキン・フリットと呼んでいるものをご紹介します。まずは、材料です。

鶏むね肉    1枚
塩・こしょう  少々
片栗粉     適量
卵白      4個分

父ちゃんの夕飯講座「鳥天じゃなくて、チキンフリットとお蕎麦」



まず、パン切り包丁で鶏むね肉をそぎ切りにします。
パン切り包丁を使うのが、辻家のやり方。
これ、ぜひやってみて!
この一手間で、繊維が柔らかくなり味も絡みやすくなるのです。ギザギザに肉を切るので、味が染みいります。
お試しあれ。秘儀です。
父ちゃんの。
はい、ここまでいいですかぁ?!

父ちゃんの夕飯講座「鳥天じゃなくて、チキンフリットとお蕎麦」

つづきまして、鶏肉をボウルに入れ、塩・こしょうで下味を付けます。
これがね、とっても大事です。
ちょっと時間あれば10分くらい寝かせてくださいね。
ぐーぐー。

父ちゃんの夕飯講座「鳥天じゃなくて、チキンフリットとお蕎麦」

父ちゃんの夕飯講座「鳥天じゃなくて、チキンフリットとお蕎麦」



卵白を別のボウルに入れて塩ひとつまみを加え、ハンドミキサーでメレンゲ状になるまで混ぜます。
ちょっと緩めの状態がベストなんだよね。
でも、恐れずに失敗してみて。失敗は成功のもとだから。
はい、ここまでいいですかぁ?!

父ちゃんの夕飯講座「鳥天じゃなくて、チキンフリットとお蕎麦」

父ちゃんの夕飯講座「鳥天じゃなくて、チキンフリットとお蕎麦」

父ちゃんの夕飯講座「鳥天じゃなくて、チキンフリットとお蕎麦」



鶏肉に片栗粉をまぶし、メレンゲにくぐらせ、180℃の油で揚げます。アスパラなど一緒に揚げて添えてもOKだよ~。
アスパラ、美味しいよね。
とにかく、今までとは違う、美味しいフリットの完成です。

蕎麦、チキンフリット、そして日本酒(白ワインでもいいねー)、フラー・ド・セル(塩の華)をちょっとふって。あ~、もう最高です。
待ち遠しいな、自主隔離があけるの。
えへへ。ボナペティ。

追加

もっと簡単な方法、最近、父ちゃんはこっちで作ることが多いです。

ボウルに、
小麦粉大匙3,
ベーキングパウダー小匙1
塩、ひとつまみ
マヨネーズ、大匙1
炭酸水をちょっとずつ加えてパンケーキとクレープの間くらいの生地になったら、
鶏肉をくぐらせて、油で揚げるだけ。
この方法だと、カリカリに仕上がります。
どちらでやっても美味しいですよー。

試してください。

父ちゃんの夕飯講座「鳥天じゃなくて、チキンフリットとお蕎麦」

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