友だちに、なぜか、モロッコ人が多い！
よく、一緒にバーで大合唱をする。

フランスには多くのモロッコ移民がいて、なぜか、ぼくの仲間にこのモロッコ系フランス人が多い。
で、モロッコの人たちって、本当に心優しい連中が多いのだ。
だから、
困ったことが発生したら、とりあえず、モロッコ人に電話をする。
車が壊れた、鍵を失くした、窓があかない、もめ事に巻き込まれた、人を探している、猫を探している、弁護士を探している、など、マジで彼に解決できないことはない。
「ツジー、タンキエット(心配すんな)」
が口癖で、もちろん、解決できなかったことも１０％くらいはあるけれど、でも、９０％は解決してきた。お礼もとらない。
「悪いけど、金のためにやってんじゃないんだよ。ご無用だぜ」
おお、かっけー。

ということで、今回は、そんなモロッコ人に習った、カサブランカの本当に美味しいクスクスの作り方をご紹介したい。
これはマジで、永久保存版なのである。
クスクスには、メルゲーズソーセージ、羊肉、ハリッサ（唐辛子ペースト）、が必要だが、メルゲーズのソーセージは日本では手に入らないので、これは、ピリ辛のシャウエッセンとかで大丈夫。
モロッコ人は宗教的理由で、豚肉を食べないけど、クスクスに辛いシャウエッセンは結構、はまる。

まずは、材料から！
仔羊肉（ラム）５００g、にんにく２片、玉ねぎ１個、にんじん１本、かぶ（または大根なら１５cmくらい）３個（または大根なら１５cmくらい）、セロリ１本、ズッキーニ１本、スパイス（シナモン、しょうが、クミン、ウコン、ラッセルハヌートなどお好みで）、チキンブイヨン１個、トマト缶半分、トマトペースト大さじ１、ひよこ豆缶半分、塩小さじ１、オリーブオイル大さじ１、バター１０g

では、レシピである。スパイシーな北アフリカの味をお楽しみあれ！！！

じゃあ、さっそく作ろう。
ココットにオイルとバターを溶かし、適当な大きさにっ切ったお肉を焼く。焼き色がついたら一度違うボールなどに出しておく。
お肉を焼いたココットでニンニクとたまねぎのみじん切りを炒める。
透明になるまでじっくりと、時々水を大さじ１ほど足し、鍋にこびりついた旨みを溶かしながら炒める。
そこにスパイスを各小さじ１ずつ加え、玉ねぎと炒め合わせ、トマト缶、トマトペーストを加え、トマトソースを作る。
にんじん、かぶ、セロリ、肉、ひよこ豆をソースの中に入れ、ひたひたになるまでの水とチキンブイヨン、塩を加え、煮込む。
２０分くらい煮込んだらズッキーニを加え、さらに１５分くらい煮込んでズッキーニに火が入ったら完成。
メルゲーズソーセージをグリルし、一緒にいただく。（ピリ辛のソーセージであればなんでもいいですよ！！！）
アラブ料理に欠かせない唐辛子ペースト、ハリッサを添えて、完成だ。家族全員で、ほくほくしながら、頬張る。最高だねぇ。ボナペティ！！！

※「メルゲーズの通販」で検索してみたら、結構、出てきました。楽天市場とか、あちこちで、探せば売ってますので、試してください。やっぱ、メルゲーズが入るとダントツで美味いですよ。