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リサイクル・父ちゃん料理教室「もう一品手早くほしい時のジャガイモのガレット、が最高!」 Posted on 2023/07/08 辻 仁成 作家 パリ

なんか作らないとならないけど、面倒なものは作りたくない。
なんか一品足りなくて、寂しいけど、今からたいそうな料理は作れない。
そういう時、もう一品、ほしい時に最適な一品を今日は父ちゃんがアドバイス。
なんか作って家族に食べさせないとならない、時にマジ、最適なのである。

でも、ちゃちゃちゃっと作るにしても、どうぜ、作るなら美味しいものが食べたいし、お金はかけたくない、という贅沢な悩みに父ちゃんがこたえたい。
一人暮らしの学生さんから、大家族まで、みんなに喜ばれる『フランス風お好み焼き、ジャガイモのガレット』の作り方を大公開する。
これは、本当に簡単で、美味しいのでぜひ、やってもらいたい!!!
家から出られないあなたの三時のおやつに、夕食のお供に、朝ごはんに、夫婦の居酒屋ごっこに、ともかく、最適なのであーる。

リサイクル・父ちゃん料理教室「もう一品手早くほしい時のジャガイモのガレット、が最高!」



材料はとっても簡単で、じゃがいも500gに対して、卵一つ、玉ねぎ半分、小麦粉大匙2程度、塩胡椒だけ。
とっても安価だし、いつも冷蔵庫にあるような材料でできてしまうのもありがたい。

じゃあ、さっそく、作ってみよう。
ジャガイモを千切りにし、玉ねぎをスライサーなどでスライスしたら、ボウルにぶちこみ、卵一つと小麦粉大匙2も入れ、適当に塩胡椒し、よく混ぜる。
(ただし、注意。千切りにしたジャガイモは絶対に水にさらさないこと。水にさらすとでんぷん質が失われ引っ付かなくなるのだ!)
そして、熱したフライパンにちょっとだけ油をひき、お玉で掬った具を焼いていくだけ。中火で様子を見ながら…加減してね。
片面が焼けるまで待ってからひっくり返す。
ひっくり返したら上からぎゅっとおさえながら焼く。
これをいい色に焼けるまで何度か繰り返すのがコツ。
隣のガレットに引っ付かないように社会的距離をとって焼きましょう。笑。
これだけで完成なのだけど、これがめっちゃ美味い。
ジャガイモのでんぷん質で見事にくっつき、可愛いお好み焼きが出来上がる。
ぼくはこれに粗塩などをちょっとふって、ビールのお供にしている。我が家では、あっという間になくなる大人気ヒット料理。
家族絶賛、間違いなし。お試しあれ!!

リサイクル・父ちゃん料理教室「もう一品手早くほしい時のジャガイモのガレット、が最高!」



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