JINSEI STORIES
滞仏日記「カヌレに負けないブルターニュの焼き菓子を探しに!」 Posted on 2023/03/23 辻 仁成 作家 パリ
某月某日、朝起きたら、パソコンが壊れていた。日記が書けない。で、仕方なく携帯で書いているのだけど、めっちゃストレスだ。まだ、旅は続くのだから、、、やれやれ。一字一句、噛み締めながら書かせていただいている。
ということで朝からブルターニュの砕波の音で叩き起こされた父ちゃんと三四郎!
どーん、
という激しい地響きで目が覚めた。朝っぱらから地球は元気じゃわい。
相変わらず、すごい世界が繰り広げられている。15メートル越え、昨日の夜の波よりも高い。ひゃあ!
レインコートを来て、午前中、旧市街まで砕波の中、この地方の菓子パン?いや、ブルターニューの焼き菓子を買いに向かった。
ボルドー地方の焼き菓子、カヌレ、は日本でも有名だが、ブルターニュにもカヌレに匹敵する、すごい焼き菓子がある。
クイニアマンとファーブルトンである。
※ 右がファーブルトン、左がクイニアマン!
クイニアマンの方はバターのパイ菓子みたいな味だが、ぼくにはこの味に記憶があった。
ぼくが小学生の頃、福岡の広尾霊園前にパン屋さんがあり、ここで売っていたリーフパイがまさにこの味だった。
そこは半世紀前からバケットをすでに売っていたが、フランス菓子を修行されたのであろう。ブルターニュで食べたクイニアマンと同じ味だったのだ。
福岡のパン職人さま、あなたはすごい!
そして、もう一つのファーブルトンはちょっとクラフティみたいな、硬めのプリンみたいなしっとりとした歯触りの、あ、そうだ。カスタードクリームを焼いたお菓子?
中にプルーンが入っているのだ。
これが、美味い。
朝から、道端で焼き菓子を頬張る日本のオヤジ。
足元に三四郎という和む光景なのである。
で、砕波をかぶるとずぶ濡れになるからKWAY のレインコートがちょうどいい。
周囲を城壁で囲まれた要塞の町、サンマロ。焼き菓子食べながら海沿いの道を歩いたのだが、砕波に三四郎を攫われないかハラハラした父ちゃんなのでありました。
三四郎、びびって歩かない〜。
つづく。
今日も読んでくれてありがとう。
父ちゃんと三四郎のサンシー隊の旅は続きます。お楽しみに!
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