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父ちゃんの料理教室「父ちゃんがこの時期必ずつくるビールのお供、ラコット!絶対うまいやつ」 Posted on 2023/11/05 辻 仁成 作家 パリ

寒くなってきたので、今日は日曜日だし、まだ、夕飯に間に合うならば、秋冬に向けた家庭料理をご紹介します。
超簡単で、美味しくて、お腹もたまるし、子供は大好き、「ラコット・クルンプリ」です!!!
ラコット!? 聞きなれない料理ですね。
10年ほど前、息子と旅したハンガリーで出会いました。
あまりに美味しかったので、パリに戻り工夫して真似をしたら、うんうん、絶対美味しいってやつが出来ましたよ。
息子君も、パパ、これはどんなジャガイモ料理にも負けないくらい好きかも、と絶賛してくれたものです。

ジャガイモと玉ねぎとソーセージ、そして、サワークリームで作りますよー。

まずは材料(2~3人分)から、
まず、じゃがいも400g
そして、厚切りベーコン100g
ソーセージ100g(合わせてチョリソー150gで代用可)
玉ねぎ100g
サワークリーム大さじ4~5
固茹で卵2個
タバスコ小さじ1~(チョリソーを使用の場合は入れない)
白ワイン大さじ1
マジョラム(スパイス)あればひとつまみ
パプリカパウダー(スパイス)少々
オリーブ油、塩胡椒各適量



【1】じゃがいもは1センチ厚さの輪切り、玉ねぎは7~8ミリ厚さの千切り、ベーコンは細切り、ソーセージは輪切りにする。サワークリームは緩めるために撹拌しておき、ゆで卵は黄身と白身にわけ白身は粗みじんに切っておく。
【2】じゃがいもは串がすっと通るくらいになるまで茹でておく。
【3】フライパンにオリーブ油を熱し、ベーコン、玉ねぎ、ソーセージを炒める。玉ねぎが透明になったらゆで卵の黄身を木べらで崩しながらサワークリームの大さじ1とマジョラム、白ワインを加えながら絡めていく。

父ちゃんの料理教室「父ちゃんがこの時期必ずつくるビールのお供、ラコット!絶対うまいやつ」

父ちゃんの料理教室「父ちゃんがこの時期必ずつくるビールのお供、ラコット!絶対うまいやつ」



【4】ここに茹でたジャガイモとゆで卵の白身を加え、タバスコと塩胡椒で調味する。タバスコです。あはは。

父ちゃんの料理教室「父ちゃんがこの時期必ずつくるビールのお供、ラコット!絶対うまいやつ」

【5】皿に盛り、中央に残りのサワークリームを載せ、パプリカパウダーをふりかける。
ハンガリーの国民的料理ですが、普段はグラタンみたいにして食べるのですけど、ぼくが習ったのはフライパンで炒めるレシピでした。
その方がチャチャッとできて簡単です。
でも、グラタンにしても美味しいです。その場合は耐熱皿に盛り、上から大量の蕩けるチーズを載せてオーブンで表面に焦げ目がうっすらつくくらいまで熱してね。
今夜のおかずの一品に、あるいは、ワインのつまみに、試してください。ビールやワインによく合います。

ボナペティ

父ちゃんの料理教室「父ちゃんがこの時期必ずつくるビールのお供、ラコット!絶対うまいやつ」

さて、「パリごはん」再放送のお知らせです!
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「ボンジュール!辻仁成のパリごはん2023SP」
【BSP/4K】11月11日(土)後10:30~11:59
※初回放送 2023年9月16日
※BSP・4K同時
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