PANORAMA STORIES

家庭フレンチの定番を「フランス人の食卓はいつもフルコース?のからくり」 Posted on 2020/09/18 セギュール ちえみ(DS編集部) 料理好き パリ

フランスは給食でさえも前菜・メイン・デザート、フルコースであるというのは有名ですが、じゃあ、実際、家でどんなものを食べているのか、とても気になりませんか?

今日はフランス人が普段食べているものをご紹介します。

フランス人の友人たちは自分の食事をインスタにあげたりする事は滅多にない(ほぼ、自分か景色の写真)のですが、たまに、ふと、チャットの流れ、または思いつきで、「これ、私の今日のランチよ」みたいに写真を送ってきてくれる事があります。その中から。

家庭フレンチの定番を「フランス人の食卓はいつもフルコース?のからくり」

まずは、魚のクスクス。
送られてきた写真はすごく美味しそうで、レシピを聞いてみたら、野菜は野菜で煮込み、蒸した白身魚を合わせ、クスクスを添えたようです。クスクスというと、どうしてもお肉のイメージが強いですが、シュークルートにも魚のシュークルートがあるようにクスクスと魚の相性もバッチリ。少しサフランを効かせると味にアクセントができますし、リッチな感じになります。

家庭フレンチの定番を「フランス人の食卓はいつもフルコース?のからくり」

野菜オムレツ。
これは友人のお母さんが作ってくれたのだとか。細かく切った野菜がたっぷり入ったオムレツに蒸したサツマイモとサラダが添えてあり、栄養のバランスもばっちり。フランスのサツマイモは中がオレンジで、日本のものとは全く違って水臭いのですが、こうやって蒸して食べると、それはそれで美味しいのです。満足感もありながらすごくヘルシーなプレートです。

家庭フレンチの定番を「フランス人の食卓はいつもフルコース?のからくり」

サラダとチーズ。
フランス人がいつも、「前菜・メイン・チーズ・デザート」を心がけているというのは本当です。会話を聞いても、堂々とした態度で「今夜は前菜にこれ、メインにこれ、デザートはこれよ」と言っているので、一聞するとすごい食事を想像してしまいます。が、よーく中身を紐解くと、前菜に栗とかぼちゃのスープ(作る人も多いが、よく聞くと市販のことも)、メインにマッシュルームとカニカマのサラダ、チーズ、デザートはヨールグトに季節のフルーツ。だったりします。

決して、凝ったものを食べているわけではないのですが、プレゼンテーションの力はすごい。これで良いのです(笑)。彼らにとって大切なのは、食事に前菜・メイン・デザートがあること、彼らの中では、それイコール、”バランス良い食事”なのですから。フランス人には健康意識が高い人が多いので、食事のバランスをとても大切にしています。

家庭フレンチの定番を「フランス人の食卓はいつもフルコース?のからくり」

デザートのヨーグルト。
上にドライフルーツやナッツをトッピングして、ハチミツやアガベシロップを垂らして頂きます。このあと、マルシェや八百屋で買った季節の果物がテーブルにぽんっと置かれ、食べたい人は食べる。という感じ。



このように、友人たちの普段の食事を見ると、日本食を作る方がずっと面倒であることは明らかです。日本の食事は一度に全てがテーブルに並びますが、フランスはお皿を順に出すため、その”溜め”の時間が私たち、せかせかした日本人に優雅な印象を与えるのかも知れません。

もう一つ、おまけですが、主婦にとって大切な日本とフランスの食卓の違いがあります。それは、フランスの食卓はお皿にバリエーションが要らないということ。フランスは大小の平皿があればオッケー。食洗機にも入れやすく、片付けがとても簡単なのです。日仏の食卓事情を知る主婦にとっては、これがフランスの食卓の一番良いところとも言えるのです。



自分流×帝京大学
第4回新世代賞 作品募集中

Posted by セギュール ちえみ(DS編集部)

セギュール ちえみ(DS編集部)

▷記事一覧

パリ在住の料理好き。特にトラディショナルな料理に魅力を感じている。