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パリ最新情報「メトロでマスク義務化、罰金1万6千円(135€)は効果発揮するか?」 Posted on 2020/05/09 Design Stories  

地下鉄の中はコロナウイルス感染のリスクが非常に高い。ロックダウン解除を明後日11日に控えたパリで、もっとも人々が気にしているのがメトロだ。ラッシュ時のメトロ内で人と人との社会的距離が保てるとは思えない。フランスのメトロがどう対処するのか、パリの人々の関心が高まっていた。そして、ついに、本格的に再開するフランス国鉄(SNCF)とパリ市交通公団(RATP)がその詳細を発表した。マスク着用が義務化し、違反者には135€の罰金が科せられる。めっちゃ高い罰金だ!!!

知らずに地下鉄にマスク無しで乗ったら、大変なことになる。マスクをしてなかっただけで、1万6千円も払わされてしまうのだ。全員がマスクを持ってるわけじゃないので、国鉄と交通公団は11日にむけて全国に合計1千万枚のマスクを準備した。そのうち440万枚がパリ近郊で配られることになった。しかし、それが尽きたら、どうするつもりなのだろう?

パリ最新情報「メトロでマスク義務化、罰金1万6千円(135€)は効果発揮するか?」



ロックダウン解除とともに、パリ近郊メトロやRER(パリ近郊電車)などは75%が稼動することになる。さらに政府は混雑を避けるため、利用客が多い駅などを中心に、東京だったら新宿とか渋谷のような駅を、全国で約100カ所、パリ近郊では60カ所をリストアップし、暫くの間、閉鎖したままにすることを決定した。大型駅に集中する乗客を分散させる目的があるのだろう。たとえばオペラに行きたい場合はその一つ手前とか一つ先でおりて、歩かないとならない。

また、政府は引き続きテレワークを推奨しているため、パリ近郊では6時半から9時半、16時から19時のラッシュ時の電車利用は勤務先の証明書が必要となる。(子供の学校への送り迎えなどは証明書不要)いつも思うのだけど、ロックダウン中、筆者は一度も証明書の提示を警察に求められたことがなかった。ラッシュ混在時に、地下鉄の入り口やホームでこの検査が行われるのか、はなはだ疑問である。

社会的距離を確保するよう、電車内、駅構内のベンチなどが部分的に座れなくさせられたり、立ち位置を指定するスティッカーが貼られているようで、職員がその準備に追われている。大きな駅では消毒ジェルが設置されたりもしている。悪名高かったパリの地下鉄がどのように変化するのか、ちょっと楽しみでもある。パリは狭いので、頑張って歩こうと思えば歩ける。まだ若い私は感染のリスクを心配しながらメトロに乗るくらいなら歩く方を選ぶかもしれない。暫くの間。

パリ最新情報「メトロでマスク義務化、罰金1万6千円(135€)は効果発揮するか?」

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デザインストーリーズ編集部(Paris/Tokyo)。
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