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パリ最新情報「フランス相変わらずコロナ最前線にあり」 Posted on 2020/11/13 Design Stories  

フランスは再ロックダウンから2週間が過ぎ、今日(11月12日)政府の会見が行われた。
”生活必需品でない”という理由で営業を禁止されている商店(本屋、おもちゃ屋、雑貨や、家具、衣料品など)主らが抗議を続けていたが、カステックス首相は今の段階、この状況で商店を再開した場合、12月にまた再々ロックダウンを行うことになりかねない、今は人命と医療機関を助けるため、理解してもらいたいと語った。

これに対しジャーナリストからは「なぜ、あれだけ再ロックダウンを避けると言い続けてきたのに再ロックダウンに踏み切らねばならなかったのか」という質問が飛び出した。
それに対し、首相は「これまで一定した感染状況だったが、冬になり寒くなったからか、一気に感染が爆発してしまった、それは予想外だった」と答えた。

テレビでは、医者も含め、ジャーナリストや専門家からも、商店を閉める理由がわからない、という批判的な意見が相次いだ。日本人的な感覚からすると、商店が営業していれば人出が増えるからじゃないの、と思うのだが…。



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日本でもここ数日、新規感染者が増加傾向にあり、「第三波」の警告が鳴らされているが、日本の実効再生数は東京も大阪もそれぞれ1を超えており、北海道では2.02を記録している。ちなみに、フランスの実効再生数は一時1.5を上回ったが現在0.93(11月12日)となっている。
コロナが寒さに強く、生存時間が長くなるという研究結果もあるが、寒冷により部屋を締め切ってしまうことが感染拡大に大きく関係していると見られる。

現在、フランス人の45%がテレワークに、仕事による人の移動が22%減少、フランス国内の人の移動に関しては85%減少している。フランスは夜間外出禁止令を含めるとすでに3週間、人々の移動が制限されている。その成果が出てきた。一時、一日の感染者数が9万人弱まで増大したが、ロックダウンの成果が出てきて、ここ数日は3万人前後に留まっている。

現在もフランスは30秒に1人がコロナで入院し、3分に1人が集中治療室に入り、死者4人のうち1人がコロナによる。医療機関の現状は当然厳しく、集中治療室の占有率は96.6パーセント、12日現在、3万2700人の入院患者、第二波の死者は1万人と言われている。

フランスでは仮に12月1日にロックダウンが解除されたとしても、クリスマスシーズンにまた人々が集まり、感染拡大、年明け早々に再々ロックダウンの可能性もあり、この戦いは年度を超えて暫く続きそうだ。

パリ最新情報「フランス相変わらずコロナ最前線にあり」

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デザインストーリーズ編集部(Paris/Tokyo)。
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