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パリ最新情報「フランスの学校が再開!」 Posted on 2020/06/23 Design Stories  

フランス全土で学校が再開した。コロナウイルス感染拡大の影響で3月14日から休校になり、約3ヶ月ぶりの再開。6月14日のマクロン大統領の会見で、フランス全土がコロナ感染グリーンゾーンになったことを受け、22日から予定されていたレストランの再開も1週間早まり、学校再開に関しては夏休みまでの2週間は小中学生の登校が義務となった。小学生と中学生の一部(進学したばかりや進学を控えた学年)は2週間前からクラスを半分に分けるなど感染対策を徹底しながらゆっくり再開していたが、昨日、6月22日から全ての小中学生が学校に戻った。

いきなり来週から学校登校が義務と発表され、学校側は準備に戸惑っていたが、案ずるより産むが易し。探り探りで学校は再開された。例えば、小学生は校内でのマスク着用はなし(先生はマスク)、消毒ジェルの持ち込みも禁止。その代わり、登校時に手洗い、教室に入って手洗い、授業が終わったら手洗い、というように、手洗いを1日に何度もさせているとのこと。学年によって登校、給食時間をずらし、教室内で1mの距離が取れるよう部屋を増やしたり、学校によりいろいろな工夫がされている。まだ小さい小学生を見る先生は大変そうだ。中学生はというと、校内移動、教室内も自分の席に着くまではマスク着用で、机同士の距離は1m。給食はなく、一旦自宅に戻るか、外で済ませ午後の授業に戻ることになっている。教室の出入りの際は消毒ジェルと手洗いを徹底させ、教室の入り口で先生が一人ずつ消毒ジェルを手に落としているらしい。こちらもけっこう大変な作業である。

パリ最新情報「フランスの学校が再開!」

しかし、全土がグリーンゾーンになったとはいえ、まだまだ毎日、感染者、死者が出ているのが現実。ちなみに6月22日の感染者は373人、死者は23人だった。専門家や親の間では夏休みまでたった2週間だけ学校を義務にする意味があるのかという意見もあったが、ぶつぶつ言いながら登校した子供たちの反応は悪くなかった。子供たちは2ヶ月以上も家に籠り、慣れない遠隔授業、友達と会えない生活を余儀なくされ、気づかぬうちに精神的な負担を受けていた。このコロナ外出制限で、「人々のために一番犠牲になり、頑張ったのが子供たちだ」と専門家たちは子供たちを称賛していた。マスク着用やいつもとは雰囲気の違う登校となったが、それでも、「学校に行くこと」が自分たちにとってどれだけ大切であるということも理解できたのではないだろうか。夕方、重たそうなリュックを背負い、友達と談笑しながら街を歩く子供たちの姿が輝いて見えた。

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デザインストーリーズ編集部(Paris/Tokyo)。
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