地球カレッジ DS EDUCATION

「質問、地球カレッジにチャットはあるのですか?」 Posted on 2020/10/12 辻 仁成 作家 パリ

なにげなく、気が付いたら、静かに立ち上がっていた「地球カレッジ」ですが、じわじわと受講希望される方が増えています。
特に大々的な宣伝はしない予定ですし、この間のオンラインツアーのような大規模な参加者を募ろうという野心もありませんし、ただ、長く続けられる意味ある学び舎を目指しています。
なので、華々しいスタートよりも、口コミとリピーターの人を大事にした、集合場所を目指したいと、塾長であるぼくは考えています。息が長いことが大事ですよ。
どんな形になるのか、皆さんも気になっていると思うので、ぼくらスタッフ側の確認も含めて、ぼくがやりたい世界を少しだけ説明させてください。

「質問、地球カレッジにチャットはあるのですか?」

たとえば、初回講師にお招きをする11月14日の塩沼住職ですが、前人未到の千日修行を9年も続けた凄い人ではありますが、手の届かない仙人のような人じゃなく、気さくな優しいお坊さんです。
仏教はファンクラブというような考え方を持った頭の柔らかい人。
彼と「人生大相談」と銘打って、生きること、幸福とは、人生について、冒頭でぼくが塩沼さんと議論をすることから始めたいと思っていますが、講座が始まる前に受講生の皆さんにアンケートをまずとります。
20時から90分の講座を予定していますが、開場は20時半。
そこから事前のアンケートなどがはじまります。

「質問、地球カレッジにチャットはあるのですか?」

いくつかのアンケートに答えて貰ったものを直前に集計し、ぼくと塩沼さんがそこから手探りで問答を開始するという計画です。
だいたい半分くらいの時間を割いて語り合いますが、あっという間でしょうね、ぼくはおしゃべりで、好奇心旺盛ですから…。
でも、間違いなく、面白いと思います。
その間もチャット機能はオンしているので、次々に皆さんの感想や意見が画面に現れる感じになるでしょう。
(まだ技術の山下さんとは、口約束だけですけど、笑、お願いします、山下さん、そういう方向で)
これを制作部スタッフが目を通していきます。
もちろん、ぼくや塩沼さんも問答をしながら見ていくのですけど、問答しながら、チャットもチェックは難しいかもしれないので、そこからスタッフさんがピックアップをして、そのことで第二部へと進みます。
そのやりとりにも受講生の皆さんはチャットでメッセージを送ることが出来ます。現在、3~4名のスタッフを配置し、チャットメッセージの分析を同時にやっていきます。
皆さんの訊きたい、知りたいがさく裂すると追いつかない可能性もありますが、そこはご容赦ください。ぺこり。
出来るだけ短いメッセージが掴みやすいのかな、と想像しています。
でも、そういうことの全体がきっと一つになって、その日の問いかけが生まれるとぼくは思うのです。参加することがとっても大事、ですよね? 
楽しみです。



全ての講座が同じ方法で行けるかどうかはわかりませんが、前半をゲストとの問答にし、後半はチャットからの質問をお題に見立て、やり取りをすすめていきます。
毎回、白熱するでしょうから、90分という時間をこぼれる日もあると思いますよ。
ぼくは受講生(塾生)の多い少ないは気にしません。
名のあるゲストばかりを計画していません。びっくりするくらい全く誰も知らない人とかも、必ず出てきます。
でも、隠れた天才っているじゃないですか、とにかく、ぼくが関心のある人を講師としてそこにお招きしたい。
いいでしょ、こういうスタンス。

「質問、地球カレッジにチャットはあるのですか?」

11月29日の中村江里子さんとはパリでの日々、生活、コロナ禍の現状などの話しからはじまり、主題は子育て、教育、異国で生きること、世界と自分の関係性についてなど、同じ立場で子育てをしてきた共通点を男女それぞれの立場から見つめていきたいと思っています。
今、パリは再び感染爆発中で、その中でどうやって生きて行くべきか、これから予想される欧州の未来などにも話しは広がるでしょう。
しかし、中村さんと一番ぼくが話したいことは「ライフスタイル」について。
中村さんとは生活者としての視点でみるライフスタイル論をとことん話し合いたい。
どうやって日々を楽しんで生きていくのか、とか、こういう時代に何を心の中心に据えるのか、とか、或いは暮らしぶり、ちょっと軽い話しになりますが、日々の楽しみやカフェやマルシェ文化、御主人のこと、老後、20年後の自分たち、とかね、もすかすると、どうやって死ぬかのか、についてまで話しは広がるでしょう。
ぼくの方が少し年上ですけど、子供が同じ年齢なので、その経験についてはかなり面白い突っ込んだ話題を提供できると思います。
子育て、介護、老後、生活の不安、日常をどうやってこなすといいのか、心の持ち方など、こちらも話が尽きそうにないですね。

12月以降もだいたい月に2名程度、多くて3名くらいの講師をお招きして続けたいと思っていて、現在、春くらいまでスケジュールが決まりつつあります。
12月はすでに確定していて、12月13日と27日に行う予定です。また、詳細は来月中旬までにガイダンスの方でご紹介させて頂きます。
お楽しみに!



主催はデザインストーリーズですが、多くの方や会社がこのプロジェクトにかかわってくれています。後援に帝京大学が名前を連ねていますが、アドバイザーのような役割を担ってくれています。
大学とは言いますけど、学校という意味の大学じゃなく、大きく学ぶという意味での大学を目指したいなぁと思っています。
死ぬまで、人生を探求することで、豊かな日々を築いていきましょう。
地球カレッジ!

「質問、地球カレッジにチャットはあるのですか?」

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posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家。パリ在住。1989年に「ピアニシモ」ですばる文学賞を受賞、1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。ミュージシャン、映画監督、演出家など文学以外の分野にも幅広く活動。Design Stories主宰。