JINSEI STORIES

父ちゃんの料理教室「鮪のたたきはフランスではTATAKIとなる」 Posted on 2023/03/18 辻 仁成 作家 パリ

日本の食べ物だけれど、フランスで市民権を得ているものはたくさんある。例えば、魚のすり身はSURIMI、ダシはDASHI、柚子はYUZU、などがある。もっと凄いのは旨味がUMAMI、渋味がSHIBUMIで通じたりする。これらの本も数多く出版されている。ここ数年、大ヒットしているのがTATAKIである。

マルシェの行きつけの魚屋で、美味そうな鮪をゲット!

父ちゃんの料理教室「鮪のたたきはフランスではTATAKIとなる」



普通のカフェとかでも、マグロのTATAKIがメニューに載っている。TATAKIは完全に市民権を得た。そこで、今日の父ちゃんのGOTOキッチン、フランス風のたたきをご紹介したい。材料として、お刺身用(生食用)の鮪を使うけれど、TATAKIなので、そんなに高級な部位じゃなくてもいい。量は食べたいだけ、うちは二人分、250gぐらいかな。

父ちゃんの料理教室「鮪のたたきはフランスではTATAKIとなる」



フライパンにオリーブオイルを多めに入れる。小ぶりのフライパンの方がオリーブオイルを多くつかわなくていい。ちょっと2ミリとか3ミリ程度油をひいて、つぶしたニンニクと唐辛子を入れ、弱火で香りを移す。香りが移ったら、ニンニクと唐辛子は一度取り出し、中火にし、塩をふった鮪をサッと片面ずつ、色が変わるまで焼くのだけど、片面10秒とか20秒とか、かな。その鮪の厚さで調整して。表面の色が変わったら、OKである。

父ちゃんの料理教室「鮪のたたきはフランスではTATAKIとなる」



まな板に移し、筋目に沿って崩れないように斜め切り。お皿に盛る。フライパンのオリーブオイルに醤油を適量、柚子胡椒をちょっとくわえて、ちゃちゃッとスプーンで混ぜ、温かいうちに、TATAKIに回しがけする。ニンニクを載せ、ゴマでもふりかけ、パセリとかあれば添えて、とにかく、温かいうちに食べる。ご飯でもいいし、バゲットも合う。茹でたパスタにTATAKIを載せ、フライパンのソースをかけて豪快に食べるのも美味い。その場合は少し多めのオイルが必要かも。何より、白ワイン! もう、秋の夕暮れにこれやると、一日が豊かになるので、父ちゃんのおススメなのである。

今日も、絶叫します。
「キッチンは裏切らな~い!」

父ちゃんの料理教室「鮪のたたきはフランスではTATAKIとなる」

自分流×帝京大学
地球カレッジ