JINSEI STORIES
予選落ちしたぼくの毎日ご飯からの敗者復活飯=丁寧に生きる飯! Posted on 2025/05/06
パリでの仕事を無事に終え、父ちゃんと三四郎は、ノルマンディへと帰路についた。
ということで、今日は移動日なのだが、途中でラジオ(ラジオ・ツジビル)をやったり、慌ただしい一日とあいなった。
そんなフランスを股にかけて走り回る熱血父ちゃんが、どうやって、熱血パワーを維持しているのか(笑)、というと、やっぱり、毎日のごはん、のたまものなのです!!!
さて、
今日は、ここ最近、作って食べた父ちゃん飯スペシャルと題して、レシピなしで、数々の名作ならぬ名食を、そのエピソードと共にご覧いただきたい。
いつも皆さんに献立の参考になるよう、簡単なつくり方をご紹介しているのだけれど、実は、ボツになっている食事もけっこうある。
レシピで紹介されていないが、どの料理もそれなりに美味しい。華々しい欧風料理ではないかもしれないが、めっちゃ美味しい!
そこで、今日は、主役になれなかった父ちゃん飯たちに、光をあてて、蘇らせてみたい!
題して、父ちゃんが食べて美味しかった料理の敗者復活版日記、なのであーーーる。
まずは、「アスパラガスとエンドウ豆と蛸のサラダ、カラスミ載せ」。
ただ、蛸を焼いて(炙り焼みたいな)、野菜は茹でて、混ぜて、盛って、カラスミをかけただけ、なんだけれど、これがねー、みてみて、シンプルイズベスト、の代表選手なのだ。焼き蛸とアスパラが合うんだ、どっか、居酒屋風で。
エンドウ豆は茹でて、一つずつ、房から取り出す手間はかかるが、フランスのエンドウ豆は日本のよりもうんと大きく、力強いんだよね。フランスでは「プチポワ」などと呼ばれ、結構高級食材の部類に入る。
そしてこれは、ナポリタンからケチャップを抜いた、ケチャ欠ナポリタンなのだけれど、ある時、ナポリタンからケチャップを抜いて、トマトを強めにしたら、どうだろう、と思ってやったら、おおお、美味しいじゃん。
となって、時々、ケチャップを使わないナポリタンを作っておる。
ある意味、父ちゃん飯の代表作。
これは、前回、レシピを載せた「台湾混ぜ麺」、まじでリピート率が高い。文句なく、美味い。混ぜ混ぜするのがだいご味だ。ズッキーニとソーセージがいい味だしている。フランクフルトソーセージもたまに食べたくなるんだ。
これも、この前にレシピを書いたソースカツなんだけれど、覚えてる?? 笑。実はこれ、前回、多めに下準備したら、食べきれなくて、冷凍した残りもの。キャベツは新しい。残ったら冷凍するじゃないですか、それは主夫の特権です。あはは。
でも、冷凍しても、美味しいのが、ほんもの、なんだよな。
「モッツアレラチーズ」じゃなくて、生クリームが混ざっている「ブッラータチーズ」を使ったトマトと蒸し海老のサラダー。オリーブオイルをかけただけのシンプルイズベスト、サラダなのじゃ。
いいですね。
パンと、このサラダだけで、もはや、ご馳走ランチになるよ。
あはは、次なんですが、お見せするのが恥ずかしいくらいの残り物定食。左が、いつのか、わからないハヤシライス。
右のが、いつのかわからない麺があったので、ネギラーメンにしてみたのだけれど、スープは茅乃舎さんホタテと鶏のだし汁みたいなやつに、味噌とか、ごま油とか、好きなスパイス、適当に足して、なんちゃってラーメンにしたもの・・・。
こういうの、美味しいよね?
で、これも、ちょっと茶色くなってきたアボカドを、変色した部分を削除して、笑、綺麗な部分をつぶしてサラダにして、食べたもの。
サーモン、きゅうり、レモンたっぷり、あるもの、ぜんぶ、ぶちこむサラダ。
覚えておいてね、サーモン生とアボカドの相性は抜群、これに、タバスコ、最高!
パンに塗って、ブラジルのサンバかけながら、がぶっと頬張ると、気分があがります。笑。踊りだしちゃうよ、三四郎~!!!!!
敗者復活飯といいながら、その中での優勝者はこちら。
「海老のリゾット、サーモングリル載せ」を、ちょっとだけ、レシピ、ご紹介しようかな。あはは。
まず、
エビの頭を空炒りし、水500mlを加え、エビの頭を木べらなどで潰して出汁を出す。ここがミソです。
ブイヨンを入れて、エビスープを作り、いつもの如く、リゾットを作ります
好きな量のお米をフライパンにいれて、火をつけ、フライパンを素早く何度もゆすって、お米全体がちょっと色づいてきたら、オリーブオイルを回し掛けし、ズッキーニなどをいれて、そこに先の海老スープを加え、海老感を注入していく。
お米の芯が消えていい具合になるまで、白いワンや海老スープでのばーす。
で、いいところで海老の身を入れよう。
お米の硬さをチェックしながら、塩胡椒をし、最後に、パルメジャーノ・レジャーノで決める。
海老に、パルメジャーノ・レジャーノ???
という人もいるでしょうが、いやいや、意外と、あうのだ。
じゃじゃーん。
完成であーる・ぬーぼー。
海老の頭でダシをとったスープで煮詰めたリゾット、うまくないわけがない。
ボナペティ!!!
つづく。
下のポスターが、10月のパリの個展のものになるのだけれど、日本でやる個展とは作品の手法がかなり違うんです。日本の三越でやる絵は、そこまで抽象性がないけれど、10月のパリ個展は100%抽象の作品が中心になります。人間の起源を問うようなイメージの、プリミティブな世界、スケールの大きな作品ばかり。サイズも80号。いろいろとパリで話が来ているので、どう展開していくかは、今後が楽しみな状態ですね。日本とフランスで、作風が違うって、面白いよね。でも、そりゃあ、そうだよね。緯度が違うんだから、あはは、ごっつあんです。
フランスの個展が、10月13日からスタートします。力作ぞろいです。パリ、マレ地区にあるぼくのホームベース、ギャラリー・20・トリニーにて。2週間、開催。
日本では、7月9日から、三越コンテンポラリーギャラリーで個展、2週間、開催。そのあと、岡山の天満屋でも、まだ、ポスター出来てない。あしからず。写真がそろい次第、作りますね。岡山の皆さん、お楽しみに。
5月15日から、グループ展に参加します。5週間、マレ地区のギャラリー・20・トリニーで、開催。