JINSEI STORIES
赤ワインで作るリゾットがうまい! Posted on 2025/05/04
で、今日は、こういう食事をしたのだけれど、その前に、
パリで見かけた、どうでもいいけれど、気になるものをまずは、ご紹介したい。
これ、実によく見かける光景だ。
少年たちが、柔道着を着て歩く、パリの街角・・・。
柔道は日本のお家スポーツだが、父ちゃんも高校時代は柔道部に在籍していたのだけれど、今や、柔道人口はフランスの方が多い、かな。
というのも、フランスでは、小学生の頃から柔道が授業の一つ(選択制ではあるが、多くの生徒が選ぶ)にあって、少年少女が柔道に親しむ環境が整っている。
なので、柔道着を着た少年が闊歩している姿によく出会うのだ。
こんな環境の国相手じゃあ、なかなか、勝てない。なんとか、柔道を取り戻したい、日本に・・・。
元柔道部の父ちゃんは思うのであーる。がんばれ、日本。
そして、今日は、不思議な家族連れを目撃した。
お兄ちゃんが着ているのが、ホンダのシビックのTシャツ。お姉ちゃんもホンダのシャツを着ていた。なんで???
シビック、とカタカナで、描かれてある~。
シビックって、懐かしい日本の車なのだけれど、なんでかな・・・。ホンダファン? まさか、ホンダの社員????
と、そんな穏やかな土曜日だったが、いきなり、霙(みぞれ)と突風が吹き荒れた!
最大、3センチほどの霙が天から叩きつけるように降り続け、一瞬で、地獄の世界に。
急いで雨戸を閉めたが、三四郎がわんわん、きゃんきゃん、泣き騒ぐし、ガラスにあたる、霙の音が凄くて、パニック!!!
救急車のサイレンが鳴り響き、携帯には、各省庁から、緊急情報が!
どうなってるの?
※ 路上が一瞬でこうなった。みんな、退避! 快晴で穏やかだったのに、一瞬でゴーストタウンになったパリ。ある種の天変地異、みたいな・・・。驚きました。
※ 被害?
※ 部屋に飛び込んできたのは、この大きさだったが、痛いよね、大丈夫かな、観光客の皆さん、歩いていたのに、いきなりで。
やれやれ、パリが不意に大災害に巻き込まれてしまった。
ということで、大変な一日になったが、今日は、赤ワインを使ったリゾットを一緒に作ってみたので、ご紹介したい。
「ええええ、辻ちゃーん、リゾットは白ワインじゃないんですか?」
と思うでしょ?
これが、赤ワインで作るとコクが出て、これまた美味しいのである。
これまた、実にイタリアっぽくなるんだよ。固定概念を捨てましょう。
今日は、ドライソーセージを使った、赤ワインのリゾット、を作ってみるからね、やってみて。
まずは、材料です。
赤ワイン、ワイングラス1程度、
ドライソーセージ(ソーシッソン)、3,4センチ程度、お好きなだけ。ちょっとでも十分、風味が出ます。チョリソーだとさらに辛くて、美味しいかも。
エシャロット、玉ねぎでもええよ
ニンニク、
お米、かな・・・。ぼくはリゾット米でやった。
微塵切りにしたにんにくとお米を、熱したフライパンにいれる。
フライパンをゆすっていると、色づいて来るので、そしたら、オリーブオイルを全体に回し掛け。
炒ったお米の色合いをみながら、そこにお米サイズにカットしたエシャロットとドライソーセージをぶっこむ。
そこに、牛のブイヨンと赤ワインをいれる。赤ワインはコップ1程度、ブイヨンも最初はそのくらいでいいかな。火をやや弱くして、様子をみる。
ぐつぐつぐつ・・・。
フライパンの周りでぐつぐつやってる感じ、様子見てね。
米の硬さをチェックしながら、水分が飛んできたら、赤ワインでも、ブイヨンでも好きな方をいれ、お米の芯をなくすところまで、緩める。
硬さをチェックして、イイ着地点を探しながら・・・。
味見して、塩胡椒で味を調えてね。
ここでは、塩は控え目に。
あとで、塩は、足せばいい。胡椒はたくさんどうぞ。
最後に、結構多めのパルメジャーノをいれる。
これで塩味を調整できるからね!
コロッケは、特に目安レシピいらないよね?
いつもご家庭でやっている感じでいいよ。
ジャガイモ茹でて、炒めたひき肉と混ぜて、整形して、トンカツと同じ要領で粉→卵→パン粉→揚げる、の行程で、お願いします。
はい、じゃあ、お皿に盛るよ。
今日は昨日、えんどう豆を茹でて食べた残りがあったので、飾ってみたけれど、綺麗だし、美味しかった。
写真のように配置して、追いパルメジャーノ・レジャーノで、イイ感じだね。
最高に美味しかった。
オーロラソースなんかもあうけれど、別にこのままで十分に美味しかった。
赤ワインとの相性はさらに抜群でしたが、ぼくは白ワイン好きなので、途中からよく冷えた白に変更。
ひゃあ~、よい週末でーす。
ボナペティ!!
つづく
これから、うちの事務所のウェブ担当のヤナさんとカフェ・ミーティングなんです。
画家、辻仁成の公式サイトを立ち上げることになったのね。
フランスでの個展やグループ展が増えてきたこともあり、フランス人や、英語圏の人たち向けの情報発信基地になるはず。仏語、英語対応。出来たら、覗いてみてください。かんたんな英語だから、大丈夫ですよ。
えいえいおー。
※ 7月9日から、東京の日本橋にある三越コンテンポラリーギャラリーで個展。
※ 5月15日から、パリ、マレ地区の画廊で、グループ展に参加。