JINSEI STORIES
フランスの山菜、アスパラソバージュが食べごろ! Posted on 2025/05/22
最近は、かっちーん、と来ることが多い。
どうして怒っているのかは、言えないが、だいたい、人間関係が原因である。
で、畑仕事の合間に、その怒りを農作業にぶつけている父ちゃんなのである。(家庭菜園スタートしました! 目指せ、ツジ農家)
あはは。
雑草を引き抜きながら、こんちきしょう、と言っている。
そうすると、雑草と共に、怒りも抜けていく。
こんちきしょーめ、この野郎、とか、大声出しても田舎なので、誰にも「おかしい人」とは思われない。ただ、愛犬・三四郎だけが、びくびくしている・・・。
でも、怒りをためておくのはよくないので、家庭菜園場の雑草を抜くついでに、うさを晴らす、父ちゃんなのであった。
人生、ガス抜きは大事。
くだらないことを引きずるだけ愚かなのだ。
雑草と一緒に、怒りは、外に放出するのがベストであろう。
よっしゃーーーーーーー。
はー、すっきりした。
よし、笑顔でいこう。
てへへ。
この季節、フランスのマルシェは豊かで、楽しい。
この季節にしか出てこない、野菜がいろいろと軒先に並ぶからだ。
ぼくが住む村の近くに立つ大きなマルシェに買い物に行くと、なんと、友人のシェフ、チャールズがいた。
「何、顔かくしているの?
なんと、にんじんで、顔を隠していたので、めっちゃ目立った。
「あはは、驚かそうと思って」
「誰でもわかるやろ」
「ひとなり、この店な、この市場で一番新鮮な野菜を売る店なんだよ」
若いご夫婦が二人でやっている、テーブル一つ分しかない小さな八百屋であった。
「自分の家で育てた土臭い野菜を作って売りにくる」
「へー、そのニンジン、ぼくも買う」
ということで、蕪とか、めっちゃ美味しそうだったので、いろいろと買ったのだけれど、その中に、この季節にしか出回らない、アスパラ・ソバージュがあった!
野性のアスパラガスという通称だが、実は、アスパラ科ではない。
山菜の一種で、4月から5月にかけて、2,3週間しか出回らない。
フランス、スペインなどに自生している。
軽く茹でて炒めて食べるのだが、ねばねば納豆のよう食感があって、とにかく、珍しいうまさなのだ。
これで、今日はパスタを作ることにしよう!!!
※ 顔を隠しているつもり、あはは。頭の形でわかるやろ。
※ 蕪はかわをむいて、軽く塩もみして、塩昆布ふりかけて、おしんこ、にする。醤油の替わりに、オリーブオイルが最適。
※ チャールズの紹介で魚屋に。チャールズが「ひとなりの寿司が食べたい」というので、いいよ、と言ったが、そうすると毎回、家族4人が押し掛けてくる。たぶん、明日かな。この辺にすし屋がないので、寿司を食べにみんな来る。やれやれ。忙しいのに・・・。ノルマンディにすし屋開業したら、もうかると思う。誰か、やりませんか?
ということで、さっそく、アスパラソバージュのパスタを作るよ。
見てほしい、こんなに美しい野菜、しかも、独特の食感、なんか、見た目はアスパラというよりも、つくし、に似ているね。でも、さわやかな緑色が、つくしはと異なる。
味は、アスパラっぽいけれど、美味しい。
調べたら、日本でも買えるが、かなり高級野菜に位置付けられていた。
フランスでも高いので、そうだろうね。(パリ界隈のレストランとかでも、なかなか見ない。珍しい野菜なのである)
※ アスパラソバージュは季節の野菜なので、スーパーやマルシェで見つけたら絶対一度は買ってしまう。
上に載せたいので、ポーチドエッグを作っておく。沸騰したお湯にたっぷりお酢を入れて作ると綺麗にできます。
アスパラソバージュは、アスパラと同じく、卵との相性抜群なのだ。
よくできました。笑。
さっと湯通ししたアスパラソバージュをペペロンチーノの要領で、・・・。
ちょっと和風にしたかったのでめんつゆを回しがけ。
ポーチドエッグを飾って、完成。
え? もうできた?
あはは、超手抜きレシピなのだ。
ま、雰囲気だけでいいね。日本では買えないし。目で味わってください。
とろっ。やばい!!!!
つづく。
今日も読んでくれてありがとうございます。
なかなか、思い通りにならない人生ですよね。父ちゃんも、いい話がぜんぜん、舞い込まず、だいたい、残念な知らせばっかりで、ここ最近は、10戦10敗な状態です。おしいところまで行くんだけれど、なかなか、神様はぼくにチャンスをくれないので、腐りかけていますが、腐っても人生、いつかいい通知が来るだろうと気楽に生きても人生なので、後者を選んで、今日も笑顔で、仕事に励みたいと思います。えいえいおー。皆さん、ご一緒に。
えいえいおーーーーーーーーー。
※ おじさん仲間。だいたい、毎日、どっかで一緒に飲んでいる。ノルマンディの野本、みたいな存在かなー。のもちゃんの店に連れてったこともあった。