TPA校長奮闘記

校長奮闘記「面白い先生」 Posted on 2026/09/29 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
ほんとうに、校長って、大変なんです。
何せ、学校をまとめていかないとならないですし、学校ですから、継続させていかないとならないので、もう、来年のことなどをスタッフさんらと話し合っております。
なんとか、受講生の皆さんには大好評なので、来年も期待できそうではありますが、うぬぼれてはいけません。
今年以上に面白い内容にしないとならないので、校長は今日も奮闘している次第であります。
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さて、
春からスタートしているTPA(帝京×パリ、オンラインアートカレッジ)ですが、ますます活気といいますか、熱を帯びてまいりましたね。いい感じです。
講師陣の中でも、ひときわ人気がある先生というのがいらっしゃいましてね、予備校などでもスーパー講師とかいるじゃないですか、あんな感じの先生、TPAにも何人かいるんですよね~。
その中でも、こちらの田中麻紀子先生は、まじで、天然過ぎて、見ていて面白いからか、話題をかっさらっておられます。
人を引き込む話術というのか、いや、話術といっても、その天然な計算のない語り口調が受けるのでしょうね。「心が伴わないのに敬語とか見せかけで使うのはいやだ」と豪語しておりまして、ぼくも会ったその瞬間からため口で話しかけられましたし、そういう日本人離れしたキャラ、人との接し方が、ざっくばらんな授業や作品にも出ておられまして、田中さんはイラストの講師をされているんですが、耳目を集めておられます。
来年もひきつづき、田中先生には、台風の目であり続けてもらいたい、と思っています。
ということで、今日のクラス会では、なぜ、フランスにいるのか、フランスでアートをやるのか、など、なかなか、普段、ぼくも語らないようなことをたくさんしゃべらせてもらいました。
実に楽しかったです。TPAでは授業とは別に、クラス会、忘年会、対面でのスクーリングなどを行っております。

校長奮闘記「面白い先生」

田中さんは、23歳の時に、最初の渡仏をされていますが、最初に泊まったホテルとはあっさり揉めて、追い出された、と言うことでした。
路頭に迷いながらも、好きなシャンソン歌手、ブリジット・フォンテーヌに自分の絵を売り込むみに行くんです。まずは、ジャケットに使ってもらいたく、彼女が所属するレコード会社を訪ねたんですって。
しかし、すでにブリジットはレーベルを移籍されていたんですが、レコード会社の偉い人に気に入られて、その家で寝泊まりを許された、のだとか・・・。しかも、3か月間・・・。それが、田中さんがフランスとかかわるきっかけとなった、ようです。やりますね。
田中麻紀子先生、現在も、神出鬼没にいろいろな場所に出現しては、自分の世界を広げることを楽しんでおられます。今は、パリ郊外に、ミュージシャンであるご主人と暮らしていて、予想不可能な行動をとられています。
ぼくも数か月前、彼らご夫妻と一緒に飲もうということになったので、レストランを予約させていただいたんですが、一時間経っても、来ませんでした。生涯において、辻仁成をすっぱかしたのは、このご夫婦だけ。なぜ、あの時、辻仁成をすっぽかしたのか、二週間に一度は夫婦で議題に上るらしいですが、結論は出てない、とのこと。妻が妻なら、夫も夫でして、やれやれですね。
でも、本当にユニークな講師です。
校長ですからね、すっぽかされても怒ったりはしませんよ。奮闘記のネタにするだけ、です。いい授業をしてもらい、生徒に受講生に人気があれば、それでよし。
ご清聴ありがとうございました。
はい、今日も、小さな声で、えいえいおー。

校長奮闘記「面白い先生」

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TPAでは、2027年度も受講生を募集します。さらには、ゼミコースもスタートさせる予定でございます。来年度も、ぜひ、よろしくお願いいたします。ダイジェスト講義集なども、ユーチューブとかにアップする予定でいます。

帝京×パリ・オンラインアートカレッジ