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ロンドン最新情報「西ロンドンで熱愛されるフラワーマーケット。花と緑に触れる癒しの日曜日」 Posted on 2021/09/06 Design Stories  

ロンドン中心部から地下鉄で15分ほど。
西ロンドンのチジックは高級住宅街として知られ、住人たちが家の前庭に競い合うように花を植えていて、散歩が楽しい地区だ。
さらに、おしゃれなショップやレストランが立ち並ぶ目抜き通りであるチジック・ハイロードも人気がある。
 

ロンドン最新情報「西ロンドンで熱愛されるフラワーマーケット。花と緑に触れる癒しの日曜日」

 
この地区の一角に毎月第一日曜日に登場するのが、チジック・フラワーマーケット。
歴史ある東ロンドンのコロンビアロード・フラワーマーケットは有名で世界中から人が集まるが、ここは主に地元の人たちでにぎわう憩いの場だ。
近郊の業者30店舗あまりが出店し、地元産の良質な鉢植えや切り花、ドライフラワーなどが良心的な値段で手に入る。
 

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マーケットを運営するのはチジック近辺の実業家たちが結成した非営利のコミュニティー利益会社(イギリス特有の企業形態で、社会に利益をもたらすことを目的とする)で、警備や案内は地元在住のボランティアが務めている。
地元のミュージシャンがライブ演奏するコーナーもある。
 

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ストールごとにバラエティに富んでいるのでぶらぶら歩くだけで楽しいし、売り手たちものんびりした風情で、ただ眺めたり写真を撮ったりする客も歓迎してくれる。
色とりどりの切り花が並び、日当たりの悪い室内でも育つ上に空気清浄の効果のある観葉植物や、小型の花の鉢植えや多肉植物なども充実していて、都会のフラットでグリーンのある暮らしを楽しみたい人にはさまざまなヒントがある。
球根と種、箱庭のように作ったサボテンの寄せ植えや、ドライフラワーとアレンジメント、食用ハーブや食肉植物を専門にする個性的な店も出ている。
 

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そして、毎月のマーケットはイギリスらしい季節の移り変わりを味わえる場所でもある。
冬から春にかけては水仙やアマリリス、春はチューリップやゼラニウム、夏はアジサイやバラ、秋はシクラメンや小菊の鉢植え、そして年末にはクリスマスのリースやアレンジメントがずらりと並ぶ。
 

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9月のマーケットの目玉は、ロンドン郊外ハンプトン産のホップだ。
長いつる状の茎に鈴なりについている小さなまり状の緑色の花は、今が収穫たけなわだとか。
手で少し揉むとほんのりと甘いビールの香りがする(正確には、ビールの香りとはもともとホップの香りなのだ)。
ビール好きのイギリス人にとっては、とりわけ至福の香りであるらしい。大きな束を家に飾って香りを楽しむために買っていく人たちがたくさんいた。
 

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また、通りにあるオーガニック食材店が、収穫が始まったオーガニックのりんごを昔ながらの圧搾機で絞って買い物客に振る舞っていた。
 

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その他にも古書店や調理器具店が立ち並ぶ商店街は、フラワーマーケット以外の買い物も魅力的。
歩き疲れたら、近辺のカフェや公園で休憩しながら、大きな花束や鉢植えを抱えて帰る人たちを観察するのが楽しい。(清)
 

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Chiswick Flower Market
Chiswick High Rd, London W4 2DR, UK
地下鉄Turnham Green駅から徒歩5分
毎月第一日曜日 9:00〜15:30(最新の開催情報は公式サイトで)
⬇️
https://chiswickflowermarket.com/?

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