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パリ最新情報「女性のためのマラソン大会、ラ・パリジェンヌが開催!」 Posted on 2023/09/11 Design Stories  

ラ・パリジェンヌは、1997年から毎年9月(例年第2日曜日)にパリで開催されるランニング・イベント。第1回大会には1500人の女性がブローニュの森に集まった。2002年からはパリ中心部にコースが設定されており、パリ市も大会の運営をサポート。近年はエッフェル塔の周辺、7キロと10キロのコースを走る。

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参加者は年々増え続け、現在の参加者は約4万人。カテゴリー、チャレンジ、ハンディキャップ、仮装という4つの設定がされており、カテゴリーには、コレット・ベッソン(フランスの陸上競技選手)賞部門、ママ部門、おばあちゃん部門があり、チャレンジには、母娘、会社、仲良しグループがある。2人1組での参加も可能のようで、競争というよりもむしろ、スポーツの楽しさ、健康、女性らしさ、仲間との分かち合い、などに重きを置く、お祭り的なイベントとなっている。
ラ・パリジェンヌは3日間に渡って開催され、トレーニング・セッション、心身の準備、ヨガ大会など「選手村」での数々のイベント、そしてプレゼントの配布などがある。4歳から12歳までの子供たちのための託児所も設置されるようだ。

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また、ラ・パリジェンヌは、スポーツとしての側面だけでなく、女性の8人に1人が患うといわれる乳がんの研究を支援するレースにもなっている。2006年からは、医療研究基金がレースに参加するランナーや企業から資金を集めることができるようになった。登録料が寄付されるわけではないが、参加者が任意で購入できるリボンの販売(1ユーロ)や、トレーニング・セッションなどから基金が集められる。

パリはほぼ毎週末、さまざまなマラソン大会が行われている。それぞれのレベルとリズムで自分に合った大会を見つけることができるので、老若男女、パリジェンヌ、パリジャンのマラソン率はとても高い。ただ、マラソンといっても、42,195 kmを走るマラソン大会はパリ・マラソンのみのようだ。

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