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パリ最新情報「しっとり柔らか、大判のクッキーがパリでトレンドに。フランスのクッキーとの違いって?」 Posted on 2023/07/08 Design Stories  

 
パリのスイーツシーンに新たなトレンドが加わっている。
それは、「フランス人が選ぶ大好きなスイーツ・2023年版」で6位になったクッキーだ。
フランスには伝統的なクッキーがたくさんあるが、今のパリでは海外風の「しっとり柔らか、大判クッキー」が人気なのである。
 

パリ最新情報「しっとり柔らか、大判のクッキーがパリでトレンドに。フランスのクッキーとの違いって?」

※パリ・オペラ駅の構内にもある、しっとりクッキーショップ。



 
その多くは、ロンドンやニューヨークからやってきた。
近年では専門のクッキーショップも続々とオープンしており、非常に柔らかい生地と、オーブンから出したばかりのとろけるようなチョコ・トッピングが魅力なのだという。
 

パリ最新情報「しっとり柔らか、大判のクッキーがパリでトレンドに。フランスのクッキーとの違いって?」

※パリの新しいカフェ・レストランでは、カウンターに焼きたてのクッキーが置かれてあることも。こちらは抹茶のしっとりクッキー。

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パリのマレ地区、オペラ地区、モンマルトル方面やパリ郊外にまで、いろいろな場所に現れだしたクッキーショップ。
10坪前後の小ぶりな店構えが特徴で、内装はミニマリスト風だったり、カンパーニュ風だったりと現代パリジャンの感性が光っている。
クッキーはほとんどがお店の手作りで、焼きたてを提供するところも多い。
 

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※オペラ地区のクッキー専門店「dear Jane」。

 
10センチ近くある大きなクッキーは、割っても口に含んでもどこまでもしっとりだ。
中央がこんもりと盛り上がっているのも特徴で、小食の人であれば一枚でお腹いっぱいになるほどのボリュームである。
 

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フレーバーはミルクチョコレート、ダークチョコレート、抹茶&ホワイトチョコ、ピーナッツバターなどなど。
甘さは控えめではなくどっしりとしていて、コーヒーとの相性も◎だった。
 

パリ最新情報「しっとり柔らか、大判のクッキーがパリでトレンドに。フランスのクッキーとの違いって?」

 
こうして、新しいタイプのクッキーは「フランス人が選ぶ大好きなスイーツ・第6位」となった。
※若い世代ではクッキーが第1位だったという。
もちろん、フランスにも伝統的なクッキーがある。多くは硬めでサクサクとしていて、商品にはサブレやガレットという名が付いている。

例えばバターで有名なブルターニュ地方には、「パレ・ブルトン」という厚焼きクッキーがある。
美味しいバターとゲランドの塩で作るパレ・ブルトンは、ブルターニュ地方の郷土菓子でもある。
バターの風味が豊かで、紅茶との相性も良い。
 

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平たくザラッとした食感の「ラングドシャ」も歴史が古い。
「猫の舌」という意味を持つラングドシャはフランスのお土産としても人気で、素敵なデザインをあしらった可愛い缶がたくさん並んでいる。
 

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パリのしっとりクッキーは、こうした伝統的なフランスのクッキーとは一線を画す。
食事もスイーツも多国籍風に進化しているが、若いパリジャン・パリジェンヌの好奇心はまだまだ終わりを見せない。(チ)
 

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