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パリ最新情報「パリ五輪の聖火台、中心部のチュイルリー公園、ルーブル美術館近くに設置へ」 Posted on 2024/03/29 Design Stories  

 
2024年パリオリンピック・パラリンピックの期間中、聖火台が市内中心部のチュイルリー庭園(Jardin des Tuileries)に設置されることが明らかになった。
聖火台の場所は当初、エッフェル塔付近やルーブル美術館内の中庭などが取り沙汰されていた。
しかしパリ五輪委員会とパリ市役所は、「警備が容易であること」「一般市民がアクセスしやすいこと」を理由に、チュイルリー庭園を選んだという。
 

パリ最新情報「パリ五輪の聖火台、中心部のチュイルリー公園、ルーブル美術館近くに設置へ」



 
具体的な位置は、ルーヴル美術館寄り、チュイルリー庭園東側にあるグラン・バサン・ロンド(噴水池)の近くとなる。
これについてパリ五輪委員会は、「聖火台は2024年パリ五輪、および開会式の精神に則り、できるだけ多くの人々に開かれるだろう」と述べている。
実際に、チュイルリー庭園の周辺では万全な警備体制が構築されている。
そのため今回の聖火台も、警察官らが24時間体制で警備に当たるということだ。
 

パリ最新情報「パリ五輪の聖火台、中心部のチュイルリー公園、ルーブル美術館近くに設置へ」



 
市内1区にあるチュイルリー庭園は、パリ最古にして最大の庭園である。
立地も良く、セーヌ川に面した広大な庭園からは、エッフェル塔やルーブル美術館、オルセー美術館、そして凱旋門を見渡すことができる。
その歴史は16世紀からと非常に古い。
「パリで初めての公共庭園(一部)」として一般公開されたのは、ルイ14世の時代、1667年からだった。
なおチュイルリー庭園という名前は、かつてこの場所に瓦(仏語でtuile)工房があったことに由来している。
 

パリ最新情報「パリ五輪の聖火台、中心部のチュイルリー公園、ルーブル美術館近くに設置へ」



 
そんなチュイルリー庭園が聖火台の場所に選ばれたことについて、地元市民は「パリの人々のためになる。
嬉しい」「混んでいなければ、見に行きたい」などと意見している。
現にチュイルリー庭園の周辺には歩道が設置されているため、通りすがりで見ることは誰にでも可能だ。

しかし現時点では、聖火の最終点火をチュイルリー庭園で行うか、点火後に聖火台を同庭園に移動させるか、正確なことは明らかになっていない。
ちなみに聖火リレーは来月、4月16日にオリンピア(ギリシャ)でスタートする。
聖火は3本マストの船、「ベレム号」でギリシャ・フランス間を10日以上かけて移動した後、南仏マルセイユに上陸するという。
開催地パリには、フランス国内約400の町を通過した後に到着する予定だ。
(最後の聖火ランナーを誰が務めるかについても、まだ明かされていない)

一方、チュイルリー庭園にほど近いコンコルド広場では、五輪4つの競技(BMXフリースタイル、ブレイキン、スケートボード、3×3バスケットボール)が開催される。
現在はこれらの競技に向けて工事中だが、パリでも歴史の深い二つの場所がオリンピックの大舞台になることについては、市民からも概ね良好な反応が得られている。(ち)
 

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