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パリ最新情報「日仏共同発行記念切手と、日本アニメの熱狂的フランス人ファンたち」 Posted on 2021/10/13 Design Stories  

パリ最新情報「日仏共同発行記念切手と、日本アニメの熱狂的フランス人ファンたち」

 
日本郵便とラ・ポスト共同発行の記念切手が、2021年10月8日(金)に日仏同時に発売された。
日本におけるフランス祭「ラ・セゾン」の一環として企画されたものだ。
10日9日からの一週間は国際文通週間で、国際郵便制度をつかさどる万国郵便連合(Union postale universelle:UPU)の結成日。
 

パリ最新情報「日仏共同発行記念切手と、日本アニメの熱狂的フランス人ファンたち」

 
図案は、フランス人グラフィックデザイナー、ヴァレリー・ベッサー(Valérie BESSER)氏による、日仏双方のポストのイラストが採用された。
販売開始のイベントが、パリの中心地にある切手専門店「ル・カレ・ダンクル(Le Carré D’Encre)」で行われた。会場ではベッサー氏本人だけでなく、フランスの切手ファンたちからも話を聞くことができた。
 



パリ最新情報「日仏共同発行記念切手と、日本アニメの熱狂的フランス人ファンたち」

 
当初、ベッサー氏は、切手の図柄に日仏のポストの写真を、切手周辺の耳紙という切り取られる部分に昔のポストの線画を入れて、デザイン提案したという。
すると切手部分の絵柄も線画にしてはどうか、と日本郵便からの希望がきた。
リアルな写真から可愛らしいイラストへの変更で、よりアイコニックな切手になった。
 

パリ最新情報「日仏共同発行記念切手と、日本アニメの熱狂的フランス人ファンたち」



 
この日、「ル・カレ・ダンクル」には長蛇の列が。
日仏共同発行記念切手の横で、同時に発売されていた「ゴールドラック(Goldorak、日本名:UFO ロボ グレンダイザー)」の切手を買い求める人たちだ。
マジンガーZの3シリーズ目で、今もなお熱狂的なファンがいる。
「ゴールドラック」は日本人にはあまり馴染みがないが、フランスで1975年に公開された、最初の日本アニメだ。
ちなみに、2021年10月30日(土)まで、パリ日本文化会館でも特別展「Goldorak-XperienZ」が行われており、大変な人気を博している。
 

パリ最新情報「日仏共同発行記念切手と、日本アニメの熱狂的フランス人ファンたち」

 
切手の発表会では、「ゴールドラック」にちなみ、カリグラフィのサービスや、関連書籍の販売も行われていた。
並んでいる人たちに話を聞くと、今まで、このような切手を買ったことは無いけれど、「ゴールドラック」のためにきたという人が非常に多く、ラ・ポストも新たな層へのアピールになったようだ。
 

パリ最新情報「日仏共同発行記念切手と、日本アニメの熱狂的フランス人ファンたち」

※ゴールドラックファンたち
 

地球カレッジ

パリ最新情報「日仏共同発行記念切手と、日本アニメの熱狂的フランス人ファンたち」

 
会場となった「ル・カレ・ダンクル」では記念切手の発売日に、切手に合わせてデザインされた記念消印を押して貰える。
発売日以降6ヶ月間は捺印可能だが、日付が印字されてしまうので、そのまま投函できるのは当日のみ。
しかし、専用の窓付き封筒を使えば、それ以降でも送付可能だ。
店舗外には、作業ができるテーブルと椅子が並び、切手収集家たちが購入したばかりの切手を封筒に添付していた。
 

パリ最新情報「日仏共同発行記念切手と、日本アニメの熱狂的フランス人ファンたち」

※日本郵便-ラ・ポスト共同発行用につくられた消印
 



パリ最新情報「日仏共同発行記念切手と、日本アニメの熱狂的フランス人ファンたち」

※記念消印を捺印した封筒を、後日発送する用の封筒


私も日本に送る封筒を準備し、規定の1,5ユーロ1枚だけ貼ろうとした。
だが、周囲の収集家の人たちを見ていると、耳がみの部分も切り取らずに一緒に貼っているのだ。
こうすることでシートの美しさを楽しめると教えてもらった。
郵送料は少し損してしまうが、私もそれに倣ってみた。投函は店舗内の専用ポストへ。
 

パリ最新情報「日仏共同発行記念切手と、日本アニメの熱狂的フランス人ファンたち」

※大きすぎたので、封筒の裏面に


また、フランスでは、日本の文房具が大人気。
ここでは切手の販売だけではなく、手紙を書きたくなるような文房具も充実しており、売り場面積の多くを日本製品が占めていた。
コロナ禍で直接会えない人に、たまには電子メールではなく、綺麗な紙を選んだり、素敵なシールを張ったりした、直筆の手紙を送ってみたいと思った。
(ウ)
 

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