某月某日、「小腹が空いた」とよく言うが、そうい時、フランスだと、便利なものがある。フリットだ。フレンチフライのことである。
朝と昼の間とか、昼ごはんと夜ごはんの間、小腹がすくと、ぼくはカフェに行き、ビールとフリット（アシエット・ド・フリット、ください、と注文をしよう）を注文することが多い。急いでいる時は、ランチ兼用で、それだけでおしまいということもよくある。
なんか、日本だとおにぎりを一つコンビニで買って食べ歩くのと似ているかな。ちょっとお腹がすいたら、フリット、が実にパリっぽい。
もうちょっと小腹が空いていると、クロックムッシュとかなんだけど、日本人の小柄おやじには、ちょっと、ヘビーかな。
ごはんを食べるほどお腹が空いていない時、ビールやワインと一杯やるか、みたいな時に、フリットは最適である。日本でもちょっと流行っているらしいね。
小さめの皿に、山盛りのフリットが盛って出て来て、マヨネーズかケチャップかマスタードを選べことが出来る。ぼくは一瞬考えたふりをして、だいたい、全部ください、という。
夏はビールだけれど、冬は朝ワインとかにもあう。ホットワインとも最高。
カリカリ、美味しいのだ。

あと小腹がすくと、パン屋に行くのだけれど、最近、フランス人に大人気なのが、日本のパン屋さんなのでる。
数は少ないが、どこも行列で凄い賑わい。
人気なのが、カレーパン、揚げパンの中にソーセージが入っている、いわゆるソーセージパン、とか昭和を思い出せてくれるような店が大人気、アンパンとか、日本のサンドイッチとか、フランス人に受けている。
その中でぶっちぎり一番人気は、メロンパーン！！！！　ほんと、みんなメロンパンを買って食べてる。メロンの味というより、あれ、メロンパンの味なんだけど。
中には、クリーム挟んでるメロンパンもある。クロワッサン、真似して。
ぼくは、たまにカレーパンが食べたくなる。小腹が空いたらカレーパンというフランス人も多い。あれはもう、日本のもの、なのである。
卵サンドとか、ハムときゅうりの入った普通の日本のサンドイッチも人気なのだ。フランス人に受けている。

※日本のパン屋で一番人気は、オペラ地区にある「アキ」個々のショートケーキ、今だとモンブランも昭和～、うまい！

※そして、下の三枚の写真は、フランスの代表的なパン屋さん。ブエノワーズリーといって、菓子パンなんだけど、これも、美味いね。日本からの観光客の皆さんには、おすすめ～！！！

一方、フランスのパン屋でサンドイッチください、と言うと、バゲットにハムを挟んだものが出される。
バゲットにソーセージをいれて、チーズを大量にかけ、オーブンで熱々にしたものを「ホットドッグ」という。
アメリカのとは全然違うのだ。
バゲットの国なので、面白い。国が変わればちょっと異なる。
このバゲット、小腹が空いた時に、最高なのである。一番人気はシンプルなバターとハムのサンド、サーモンのサンド、チキンのサンド、（カレー風味が人気）ビーガンのサンド、などだが、食パンで作った日本のサンドものは、美味しくないのでお勧めしない。笑。全くの別物と思えば、美味しい。
食パン（パン・ド・ミー）がねとっとしてて、全然違うので、用心が必要である。衝撃が走る場合もあるので、あはは。最近はだから、日本の食パン屋がヒットしている。

ま、でもやっぱり、日本人のぼく、小腹がすくと、おにぎりを作ってしまう。今日は紫蘇があったので、紫蘇のおにぎりと卵焼き、そして、ポテサラも作った。和食が食べたい時は、こういうものが、美味しい。いつのかわからないミラネーゼとかもあってのオーブンで焼くと、ちょっとした昼のプレートになった。
小さめのおにぎりを三つ、ついでに紫蘇いり、いただきまーす。おおお、美味い！　やはり日本人、これに勝るものはないのであーる。父ちゃん、小腹が空いたら、おにぎり作っています！！！

※、えへへ、しかし、自分で握ったおにぎりに勝るものはなし！！！！

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
小腹、すきますよね。たくさん、食べられないのだけれど、やっぱり、パリのカフェのフリットは便利です。美味しいし。カリカリしながら、ビールでぐびっとすると、たまりませんねー。今日も良い一日をお過ごしくださいませ。