JINSEI STORIES

創刊日記「日本を世界へ。ついに、今日、創刊しました。Japan Stories!!!」 Posted on 2022/09/10 辻 仁成 作家 パリ

某月某日、打ちのめされることの多い現実ですが、コロナ禍を乗り切り、戦争からのインフレを乗り越えつつ、パリの有志達で作ったウェブサイトマガジンのJapan Stories「ジャパン・ストーリーズ」が、ついに、ついに、本日、創刊を果たしたのであった。
会議のたびに一本線ばかり引く、デザイナーのやなさんを筆頭に、副編集長のマリー・エベルソルトさんなど、日仏のスタッフが勢ぞろい、協力しあい、ついに、そのベールを脱いだのであーる。
「辻さん、クリック一回で、このマガジンは世界に向けて、配信されますが」
「おお、やな殿、そうなのか。では、どこか日本的な居酒屋とかで、やはり記念日を飾ろうじゃないか」
ということでパリ市内にあるラーメン店、リューキシンさんに集合した編集部一同、乾杯のあと、一本線野郎ことやなさんが、全世界へ仏語と英語と日本語で配信をしたのであった。やったァ! めでたい。
と、たまたま、近くにいた日本人の方々に、
「辻さんですか」
と声をかけられ、快く記念撮影に応じた父ちゃんであった。(ユネスコの教育関係の方々だそうで、ご挨拶できませんでしたが、よければ、ジャパンストーリーズを応援くださいませ!!!)

創刊日記「日本を世界へ。ついに、今日、創刊しました。Japan Stories!!!」

※ この瞬間、ジャパンストーリーズが世界へ、羽ばたいたのであったー。



ということで、もう、配信されておるのであーる。
基本は仏語だが、英語にも変換されているし、オリジナルテキストと書かれた一番下のところをクリックすれば、日本語でも読むことが出来る仕組みなのであーる。
ジャパンストーリーズ自慢の仏英日言語掲載じゃ。(サイト、右上のENが英語、FRが仏語になります)
フランス語圏、英語圏、日本の素晴らしいものを世界中に届けたいと思っているので、応援、お願いしますだ!!! いよいよ、7年越しの夢が実現!!!! ←興奮している父ちゃんであった。

まずは、本誌を御覧あれ。こちらをクリックで、飛びます!えいや!!!

https://japanstories.fr/

創刊日記「日本を世界へ。ついに、今日、創刊しました。Japan Stories!!!」

※ ジャパンストーリーズ創刊を記念して、たこやきパーティをやった編集部一同であった。



そして、デザインストーリーズに続いて、こちらでも編集長をつとめる辻父ちゃんより、創刊のご挨拶!!!!

「ジャパンストーリーズ、創刊のことば」

パリで暮らしだして20年が過ぎた。友だちもたくさん出来た。日本が大好きな人が多い。確かに、フランス人は日本文化のことを良く知っている。19世紀中庸、パリ万国博覧会に日本美術が紹介されたことをきっかけに、浮世絵、工芸品などが注目を集めた。それらは欧州の芸術家に大きな影響を与えた。この流行は「ジャポニスム」と呼ばれた。映画、文学、漫画などの影響もあり、21世紀の今も、日本文化好きなフランス人は増え続けている。ならば、もっと本質的な、今の日本を深く知らしめるウェブサイトマガジンがあってもいいのじゃないか、と思い立った。日本には47の都道府県がある。より深い日本を知って貰うために、各地の特産品、伝統工芸、文化、食、観光地、などをどんどん紹介することにした。まだまだ知られていない本質的な日本の面白さを日本好きな読者へ届けたい。日本が好きでしょうがない、あなたへ、もっと面白い日本を!
ジャパンストーリーズ、創刊!  

辻仁成

創刊日記「日本を世界へ。ついに、今日、創刊しました。Japan Stories!!!」

※ こちらが一本線野郎のやなさんであーる。めっちゃ、優秀でしょ? デザインがかっこいい。自画自賛。



ということで、今日も読んでくれてありがとう。
デザインストーリーズとジャパンストーリーズは兄弟マガジンですが、構築、編集は別スタッフになります。(一部の記事で、共有もあり)ジャパンストーリーズ編集部は父ちゃんの新しいアパルトマンに本拠地を置きます。JSでは、編集、映像、音楽制作などをどんどん手掛けていく所存です。在仏、在欧州、在世界にお住まいの仏語圏、英語圏の皆さん、どうか、日本好きなお友達の皆さんに、「何か、面白そうなサイトがスタートしたったいね~」と拡散お願いいたします。少数精鋭ながら、日本をもっと応援したい、ジャパンストーリーズ、お願いいたします!!!
さて、編集長兼父ちゃんによる、小説教室、第二弾を、9月24日(土)に開催いたします。一度は小説を書いてみたいけれど、小説の敷居が高くて、なかなか書けないとお嘆きの皆さまに、わかりやすい、父ちゃんの小説講座です。愉しみながら、小説を書いちゃいましょう。
今回の課題のテーマは「食」「食べるもの」「食について」の小説です。「一杯の掛け蕎麦」のような食べることをモチーフにした掌編小説、もしくは長編の冒頭を、原稿用紙10枚以内で。締め切りは9月20日。書き始めてくださいませ。詳しくは、下の地球カレッジのバナーをクリックくださいませ。 

地球カレッジ

創刊日記「日本を世界へ。ついに、今日、創刊しました。Japan Stories!!!」



 

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