某月某日、昨日は日記に書いた通り、宣伝をしないフランス人スタッフに激怒した父ちゃんなのであったが、仏の父ちゃんが珍しく怒ったのでベルトランが不意にシュっとして（しゅんとなって）彼のスタッフ全体に気合いが入ったのであったぁ～。笑。
父ちゃんが仏顔でへらへらしていた時は、誰も動かなかったが、阿修羅父ちゃんに変貌した途端、怒りがきちんと全チームに届いたようだ。やる時はやるよ。ふふふ。
昨日は怒りを寝る前にメッセージにして送り付けて＼(^_^)／のだ。
「あなたが宣伝をしない。宣伝しなくて人が入らなくてもぼくはベストを尽くすだけだけど、売り上げが少ないと困るのはあなたでしょ？　その時、ぼくは最高でも、あなたはがっかりすることになるけど、それをぼくのせいにはできないよ。いいかい？　ぼくはお客さんがたった一人であろうとも最高のパフォーマンスをする。ぼくはギャラのためにやらないからへっちゃらなんだ。ビジネスとして頭を抱えるのはあなたたちだからね。その責任はぼくにはない。おやすみ、いい夢を」
そしたら、朝、宣伝担当から長い言い訳のメッセージが届いていた。
そして、「フランスのこういうメディアに今、打診をしている」というメール文が添えられていたのである。テレビから新聞までずらっと十数媒体が並んでいた・・・。ただし、打診は誰でもできるので本当に宣伝に繋がるのかどうかはわからないね、と戻しておいた。
「もちろん、取材が決まったら、ちゃんと誠意をもって取材に応じるから安心しなさい」
と優しい声を添えて・・・。
いつまでも怒ったりしない。そんな暇人じゃない。
そうだ、いつも言ってる通り、
「敵を味方にしてこその勝利」
なのである。

とにかく、人を動かすのは難しい。
お金を払えばそれで動く、とは限らない。
ぼくは人間性をきちんと相手に伝えることだと思う。時には怒るし、時には真剣に話をするし、時には笑いとばしている。
ぼくがどういう人間かわかった時に、人は本気を出す。当然である。
ぼくは逃げないから、ぶつかってこいよ、といつも思っている。
それが父ちゃんの「自分流」なのである。

で、頭に来たのを冷ますために、ぼくは美味しいご飯を作ることにした。
やっぱり、人間は、そういう時に美味いものを食べて気分を変えるのがいい。
今日はチキンのトマト風カサレッチャ・パスタにした。
まずは、カサレッチャというパスタについて蘊蓄を。
これはイタリアの家庭的なパスタで、要はマカロニの一種なんだけど、S字状になっていて、中にソースが良く絡み、しかも、もちもち食感が最高で、フランスでも大人気なのだ。
カサレッチャのカサは家のことかもしれない。調べると、家庭的な、という意味が出てきた。
家庭的なパスタ、カサレッチャに今、はまっている。

※　この袋にはカセレッチャと書いてある。他のはカサレッチャが多い。イタリア語は方言が無限にあるので、一筋縄ではいかない。こういう文字のもあるんだね。

今日は生のトマトとトマトパッサータ（裏漉しトマト）をつかい、中にオリーブ、ケッパー、サワークリーム、白ワイン、ガーリックなどをいれて、本格的、トマトソースを作る。
チキンはミラネーゼ風にした。
出来上がりにパルメザンチーズを大量にぶっかけて、よく冷えた白ワインで胃に流し込むのだ。美味い！！！　
怒りもぶっ飛ぶ美味しさなのである。
満腹になったら、ベッドでゴロンして、起きたら新しい優しい仏の父ちゃんに戻っているという寸法なのであった。
さ、今日も頑張ろうっと。
はい、皆さん、ご一緒に。
合言葉は、熱血～。

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
それにしても、ぼくがふんぞり返っているだけではいいライブにはならないので、来週はポスターを貼りにオペラ界隈で宣伝活動をやりますね。在仏の皆さん、ポスター抱えて歩いている父ちゃんを見つけても石を投げないで、笑、ぜひ、愛をください～、ZOOでお願いします。あはは。
さて、３月１９日に迫ってきました、父ちゃんの「気まぐれ文章教室」なのですが、課題の提出はなくても、十分、文章道が堪能できるように楽しく講師をつとめますので、ブロガーの皆さん、エッセイストを目指す皆さん、文章書くのが好きな皆さん、ぜひ、ご参加くださいませ。詳しくは下の地球カレッジのバナーをクリック！！！

そして、エディットピアフも立った。ビートルズも立った。ローリングストーンズも、マドンナも、スティングも立った。オランピア劇場でのライブが近づいてきました。
フランス国内、もしくは周辺国、あるいは世界各地にお住まいの皆さん、ぜひ、遊びに来てください。旅慣れていない皆さんには、JALパック・パリさんが協力いたしますので、こちらをクリックください。
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ついでに、父ちゃんのニューアルバム「ジャパニーズソウルマン」、お好きな音楽プラットホームから選ぶことが出来ますので、聞いてみてくださいね。
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