某月某日、三四郎をジュリアの家に迎えに行く前に、日本で買ったもので簡単な昼食を作ることにした。
で、栃尾揚げをフライパンで焼いて、摺った生姜とこれまた日本で買った醤油をかけてみた。ひゃああ、こりゃあ、うまそうだ。
ご飯は、疲れていたので、コンビニで買った「発芽玄米」にした。冷凍庫の凍らせておいた「梅流し」を添え物に。
で、しまちゃんから貰った「いくらの醤油漬け」と応援団の方に頂いた「七味なめたけ」と「じゃこラー油」をその発芽玄米に載せてみたのだけど、うほ、どうじゃ、豪華じゃろうが！！！
ということで、日本から帰国した途端のこの豪華さ、たまらんのォ～。☜殿様か。
彩も美しいが、瓶詰なのに、新鮮で、美味しかったので、見せびらかしたいと思うご満悦父ちゃんなのでありました。

で、これは昨夜のことになるのだが、やはり時差のせいで眠れず、深夜三時に目が覚めてしまい、ウイスキーでも飲んだろうか、となった。つまみを探したら、日本で買った「食べるラー油と柿の種」なるものを見つけた。おお、開けてみるか。
恐る恐る、キャップをひねって中を覗くと、うわ、マジで、柿の種が入っているじゃん～。その下に、食べるラー油が堆積しておる。
ゲッ、気色悪いってか、味が、想像できない。
「どれどれ」
まるで深夜食堂を訪れたような、父ちゃんなのであった。
小さなスプーンで掬って、その時、下の食べるラー油と柿の種が同じ量になるように整えてから、口に放り込んで、ぎょえ、超ビックリ！　
「＼(◎o◎)／！◎◇◆×▽◎！！！！」
え、え、え、美味い。
っていうか、柿の種、サクサクなんですけど・・・、なぜ、ぬるっとなってないのかわからなかったが、カリカリ、サクサク、ザクザク、という奇妙な食感がたまらなかったのであーる。
ウイスキーよりも、ビールがあうに違いないのだけれど（まだ、買い物に行けてない）、ふむふむ、これはいい出会いであった。（なんとラベルに小さく、究極の出会い、と印刷されておる、その通りなのだ。究極じゃあ、笑）
成城石井で見つけたのだ。正常なのにちょっと異常なものを置く、究極の成城石井さんであった。
という具合に、日本から持ち込んだちょっとした食材で、人生を謳歌している父ちゃー。日本に行くとみんなにフレンチもどきな料理をふるまうが、自分は、和食好き、しかも、パリのキッチンで日本の味を噛みしめるのが好きな変わり者でありました。あはは。

夜はこれまた日本で買ったシュウマイ＆生麺のラーメンで三四郎のまなざしを肴に、よい夜を送りたい、とほくそ笑んでいるところ・・・。
三四郎はジュリアの家で可愛がられているとは思うが、絶対に、父ちゃんがジュリアに負けない自信があるのは、三四郎の夜ごはん・・・。くふふ。
美食犬のさんちゃん、カリカリドッグフードだけでは生きていけない舌を持たせてしまったので、彼が今、ジュリアの家で唯一不満なのは、夜ごはん（ドッグフード）なのである。
何せ、父ちゃんはドッグフードの上に鳥のささみと野菜の煮こんだものを載せてあげるのだから、これが、愛犬にはたまらないのである。
作り置きしてある一回分のささみセットをレンジで解凍するあいだ、ぼくの足元でレンジを見上げ、
「ふ～ん、ふーん、ふんふんふーーーーん」
と唸り続けているのだから。
ジュリアのところに滞在中は、他の犬たちと同じものを食べてやり過ごしている三四郎だが、夜ごはんの時間が近づけば、父ちゃんの威力と尊大さに改めて気が付くことになるのであろう。えへへ。
でも、食べた後は、また、若くて優しいジュリアを想っているのかなぁ～。
ううう、切ないのォ～。
ということで、そろそろ、三四郎をお迎えに行かなくては・・・。

つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
それにしても、日本のスーパー、なかなか凄いものを売っています。ぼくが食通なので、日本に行くと、ちょっとした「和もの」をギフトされます。このちょっとした和ものが嬉しいんですよね。三田文学の岡さんには猿田彦のインスタントドリップコーヒー頂きましたが、めっちゃ、美味しかった。それと日本の焼き菓子、もう、暫くのあいだは日本食で乗り切れそうです。明日、ノルマンディに持ち帰ります。☜え、もう移動すんの？　はい、ひとつ、大事な打ち合わせがありまして。えへへ、永遠のノマドなのでありまーす。

さて、熱血パパさんの、一時間に及ぶ貴重なライブ映像！！！！
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https://youtu.be/YIi9N-6kt5g?si=l3SPg4Wt-jpOqToS