JINSEI STORIES

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」 Posted on 2024/04/13 辻 仁成 作家 パリ

某月某日、父ちゃんはフランスで生きているが、食べるのはアジア飯比率が多い。
本当なら、日本食を食べたいが、日本人がやっている居酒屋とかが少ない(逆にアジア系の和食店がたくさんありますが、さすがに、ちょっと違います)ので、どうしても、それをカヴァーするために、アジア飯頻度があがるのであった。
高級フレンチだと、なんとなく、気取っているので、一人では入りづらいし、カフェでもいいけど、白米食べたいという時に、父ちゃんはアジア飯を選ぶのである。
フランスはベトナムの宗主国だった歴史もあり、また、亡命してきたたくさんの貴族の人たちが、4,50年前から美味しいベトナム料理店をいとなんでおり、これが、とにかく、安くて美味い!
タイ料理はパリ市内、有名店が数件しかないが、隣国のカンボジアの人たちなども加わって、意外と美味しいタイ料理が存在する。レベルは相当に高い。
中華に関して言えば、パリには二つの(実際は三つあります)巨大な中華街があるので、そこに行くと、香港並みにおいしい中華が普通に食べられたりする。しかし、どの店(店が多すぎるのだ)もおいしいわけではなく、神の店に出会いたいなら、前もって調べておく必要がある。
ということで、今日、ご紹介するのは、父ちゃんが頻繁に通う、アジア飯屋の定番料理をご紹介したい。パリでしか食べられない、パリのアジア飯というのが、存在するので、まずは、父ちゃんの解説とともに、御覧いただきたい。

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」

※ これは、鴨をカリカリに揚げ焼きしたものがどんと入っている、イエローカレーなのだ。タイ料理の代表的メニューである。最高なのだ。食べると、カリカリ、なのに、スープがかかっている!!!

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」

※ パッタイである。お米のパスタ。これも、タイ料理の伝統的な味付けで、ピーナッツが、いい味だしているのだ。



退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」

※ こちらはベトナム料理の代表、フォーだけれど、辛みソースが入った、ちょっと珍しいフォーなのである。普通にもうお肉が入って出てくるが、この店は、横に添えられてた。スープが温かいので、生肉をそこにいれると、じわっと火が入る、という仕組み・・・。最高なのであーる。

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」

※ 揚げ春巻きだけれど、こちらでは、ネム、といい、フランス人にとっては、日本の餃子よりも人気が高い。どのスーパーでも必ず売っています!!! 美味しいですよー。葉っぱに包んで、甘いソースをつけて、召し上がれ!!!

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」

※ ベトナムの土鍋ごはんであーる。お肉には甘めの醤油ソースが、ぐぐ、これ、最高であーるぬーぼー。

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」

※ ここから中華街の中華料理をご紹介しますが、おすすめは、チャーシュー丼。カリカリの豚をざくざく切って、ごはんに載せ、甘ダレが、かかっていて、これは、やばいです!!!!

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」

※ ワンタンメン。馬鹿にできない透明感のあるスープ! 中華街に行かないと食べられない贅沢な味わいでした。



ということで、実は、父ちゃん、アジア飯ばかり食べている。
フランスで暮らしていても、なかなか、フランス料理は食べない。
なぜなら、バターの量が半端ないので、ちょっと父ちゃんの胃にはヘビーだからである。田舎に戻ると、チャールズの店ばかり、顔を出している。
なぜなら、彼の奥さんは韓国系フランス人で、チャールズの料理はアジア要素がかなり高いからだ。
とくに、シンガポールとかマレーシア料理の影響もうけている。日本の海苔や韓国のコチジャンも頻繁に使うので、もはや、フレンチではない。あはは。
でも、チャールズの料理にはアジア食材がふんだんに入るから、食べやすい、胃にもたれない、という特徴もあって、田舎のおじいさん、おばあさん、大人気なのであった。
最後に、チャールズの傑作料理をご覧いただき、今日は筆を置きたい。
では、また、明日。

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」

※ この中にフォアグラが!!! チャールズ、間違えているでしょ!!!

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」

※ サフランとか、東南アジアの果物をふんだんにつかって、なんか、マンダリン風な魚の料理。チャールズ、お見事!!!

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」

※ 韓国の味噌をうまく使った一品。



つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
もうすぐ、日本公演のデザインストーリーズ先行販売が終わりますから(19日まで)、ぜひ、日本での父ちゃんのラストライブ、御覧ください。こういうちょっと大きな会場での日本でのコンサートはこれで当面終わりになります。来年からは、足が治ったら、流しの歌手として、あちこちの宴会場に出没する予定ではありますが、公のライブは控えることになりますので、ある意味、有終の美ライブ、ですね、来てね~。長年、応援ありがとうございました。


さて、日本公演は、これでしばらく、見納めになりそうです。
・東京3DAYS公演
7/30(火)ヒューリックホール東京
7/31(水)ヒューリックホール東京
8/5(月)ヒューリックホール東京
・大阪公演、ワールドツアー千秋楽!
open18:30/start19:00
8/7(水)フェスティバルホール大阪
open18:00/start19:00

Design Stories先行
受付期間:4/6(土)10:00~4/19(金)23:59・抽選

https://w.pia.jp/s/jinsei24ds/
※デザインストーリーズ先行発売でーす。一般発売は5月です。

さらに、、、、
フランスツアーが6月に行われます。
パリは、ベルビルにある老舗の劇場「Le Zebre」にて行われます。チケットが発売になりました。在仏、在欧の皆さん、お時間があれば、ぜひに。
☟☟☟☟☟
●6月30日、パリ、Le Zebre チケットはこちらから、どうぞ!
☟☟☟
https://billetterie.seetickets.fr/tsuji-in-paris-concert-le-zebre-30-juin-2024-css5-envolproduction-pg101-ri10301135.html

そして、7月3日、リヨン、La Marquise
なぜか、パリの会場よりも、売れています。売り切れる前に、お早目に!笑。
チケットはこちらから、どうぞ!
☟☟☟
https://billetterie.seetickets.fr/tsuji-in-lyon-concert-la-marquise-peniche-03-juillet-2024-css5-envolproduction-pg101-ri10301835.html

●7月20日から7月28日まで青山・新生堂画廊にて、個展!
●9月後半、コルシカ、アジャクシオ、ライブ。(詳細、待って)
●4月19日、ロンドン、ライブ。詳細はこちらから☟

https://www.eventbrite.co.uk/e/2gz-tsuji-and-hide-live-japanese-music-in-london-tickets-790578039197?aff=oddtdtcreator


ロンドン公演、間近です!!!

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」

自分流×帝京大学

退屈日記「決定版、パリでアジア飯を食べるなら、おすすめパリ・アジアごはん!」