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パリごはん日記「どうして父ちゃんは有機野菜にここまでこだわるのか」 Posted on 2024/05/06 辻 仁成 作家 パリ

某月某日、父ちゃんが有機野菜にこだわる理由。
もちろん、農薬を使わってない野菜は健康にいいのはもちろんなんですが、実は、皮ごと食べたいから、なのであーる。
たとえば、にんじんなんだけれど、にんじんの葉っぱって、捨てる人が多いのだけれど、ぼくはあれをまず、ふりかけにするし、あれを天ぷらにすることが多いのである。
ま、にんじんに限らず、葉っぱは農薬がかけられているのが多いので、有機のを買って、丸ごと食べるようにしている。
とくに生姜、なんだけど、生姜は有機野菜の生姜を買って、皮ごと、摺って、全部食べるようにしているのである。
有機野菜の生姜だと、いちいち、皮を剥かないで、そのまま摺ることができる。
葉っぱとかだと、農薬使ってないので、虫がいるから、きれいに洗わないとならないけれど、虫がつくということは、それだけ新鮮な証拠なので、洗えばいいだけのこと。
農薬は洗っても限界があるので、染み入っている薬はたぶん、洗ったくらいで出せないでの。虫の方が、新鮮な証拠だと思って、洗っている、というわけである。
このあいだ、蕪の葉っぱもふりかけにしたのだが、最高においしゅうございました。

パリごはん日記「どうして父ちゃんは有機野菜にここまでこだわるのか」

パリごはん日記「どうして父ちゃんは有機野菜にここまでこだわるのか」



パリごはん日記「どうして父ちゃんは有機野菜にここまでこだわるのか」

で、にんじんの葉っぱはかなりの量があるので、半分はふりかけにし、半分はてんぷらにしてて、十割蕎麦、もちろん、だし汁はかつおぶし削って、一から作るのだけれど、そうやってできたにんじんの葉の天ぷら蕎麦、おいしくないわけがないのであーる。
てんぷら粉とか、ほぼ使わないで、素揚げに近い状態で、天ぷらにします、サッと。
絶対、うまいやつだな、と思いながらも、食べたら、まじで、絶対に、うまいやつだったので、一日が幸せになりました。はい。
有機野菜のお店、今や、日本でもそこら中にあるので、ぜひ、全部安心して食べられる有機野菜、まるごとお試しあれ。
あ、にんじんの素揚げ天ぷら、美味かった~。

パリごはん日記「どうして父ちゃんは有機野菜にここまでこだわるのか」



つづく

今日も読んでくれてありがとうございます。
最近は、どんどん、シンプルな料理を好むようになってきた父ちゃんであります。今は、田舎の仲間たちと、畑をはじめる計画があって、あはは、再来年あたり、出荷していたりしてね。

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そして、7月3日、リヨン、La Marquise
なぜか、パリの会場よりも、売れています。売り切れる前に、お早目に!笑。
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自分流×帝京大学