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滞日日記「京都で国際野草の会に出席し、左京区に自生する野草に感動」 Posted on 2024/05/21 辻 仁成 作家 パリ

某月某日、ということで、急遽、京都に立つ、父ちゃんなのだった。
北白川というところにある「唯食いかわ」さんという日本料理店で「摘み草国際学会」(父ちゃんが命名)が開催された。
こちらの女将(料理もされる)が、左京区周辺の「摘み草」をいろいろと教えてくださったのだ。
参加者は地元の料理に詳しいマダム、地元でフィアットパンダの研究者であるムッシュ、など、料理家や愛好家が集まり、料理長でもある女将のうんちくを聞きながら、「摘み草」を味わった。(パンダさんたちは摘み草の天ぷらを食べていた。食べたかったが、時差ボケもひどく、これは次回に)
摘み草料理と呼ばれるものが京都にあることは知っていたが、世界中の食の愛好家たちから、京都は、今、熱し線を浴びている。
このいわゆる、その辺に自生している雑草とでもいうような野草には、実に不思議な味のもの、高い栄養のあるもの、が存在し、京都の方たちは昔から、この「摘み草」を料理に楽しまれてきた。
京都の高級ホテルに泊まる外国人が通い詰める超高級な摘み草懐石料理店も存在するらしい。
ということで、いかわの女ご主人が、参加者に、摘み草をふるまって、くださった。料理に添えられた摘み草は、いうならば、非常に珍しいサイドディッシュとして、主役でもあるメイン料理を支えていたのであーる。
御覧いただきたい。こちらが、野草(摘み草)なのじゃ。

滞日日記「京都で国際野草の会に出席し、左京区に自生する野草に感動」

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ということで愛情料理研究家でもある父ちゃんは、ここで日本の摘み草を研究してフランスにもって帰り、仲間の料理人たちとノルマンディの野草を探し回り、これを京都人のように料理にしようじゃないか、ということになった。
その勉強会を兼ねての、まずは、京都摘み草国際会議なのであーる・ぱちーの。
いろいろな野草を十数種類味わったが、その中でも父ちゃんを興奮させたいくつかの野草をご紹介したい。まずは、「キカタバミ」である。カタバミの一種だが、柑橘系で、すっぱい、レモンの味がする。これを「きあら」という珍しい魚の刺身(こぶ漬け)と頂いたが、実に、さわやかな味わいが口腔に広がった。
「うまい!」
思わず声が飛び出した。
次に感動したのは、「カテンソウ」である。
こちらは食べると、わずかに納豆やオクラに似たネバネバ成分が出てくる。噛むほどに、このネバネバが、でも、品よく口の中を変化させるのだった。
ご主人が真空調理法で作ったタコと一緒に食したが、ほお~、という驚きが走った。

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他にも、「ナヨクサフジ」「シャク」「スミレ」「タンポポ」などを味わったが、野草とは思えないバリエーションあるハーブ感が素晴らしかった。
しかも、この野草たちが、メンチカツやクリームコロッケなどの洋食とも相性がいいので、これはフレンチにあうはず、と思った。
左京区のちょっと山側にある野原から収穫する野草を料理に使って、今回は、スパイス的な役割で頂くものが多かったが、摘み草料理、と呼ばれるものもあるようなので、第二回摘み草国際会議を開きましょう、という話しで、会議は終わった。
パリから飛んできた父ちゃんであったが、大満足な料理会であったことを、ご報告し、今日は時差ぼけもあるので、ここで筆を置きたい。
ふふふ。
世界をまたにかけるおやじ、父ちゃんマンであった。

滞日日記「京都で国際野草の会に出席し、左京区に自生する野草に感動」

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つづく。

今日も読んでくれてありがとうございます。
それにしても、京都、北白川周辺は、心地がいいので、歩いて宿まで戻った父ちゃんでした。ノルマンディの森にも様々な野草が育っているので、参考にして、フランス摘み草協会などをチャールズとおこしてみたい、と思いついたのであります。野草、ばかにできませんね。雑草なんてないんだなァ。豊かな文化だと思いました。
はい、ということで、お知らせでございます。
5月26日は、エッセイ教室です。
文章というのは、簡単そうで、実に難しい。じゃあ、どうやったら、楽しいブログや日記やエッセイがかけるようになるのか・・・。そこです。
そんなエッセイを書きたい皆さんへの、熱血父ちゃん先生の勉強会になります。
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滞日日記「京都で国際野草の会に出席し、左京区に自生する野草に感動」

辻仁成、ジャパン・引退・ファイナル・ツアーは。
7月30,31,8月5日、有楽町、ヒューリックホール。
8月7日、人生最大の千秋楽、大阪フェスティバルホール
になります。
そして、フランスツアーが6月に行われます。
パリは、ベルビルにある老舗の劇場「Le Zebre」にて行われます。チケットが発売になりました。在仏、在欧の皆さん、お時間があれば、ぜひに。
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●6月30日、パリ、Le Zebre チケットはこちらから、どうぞ!
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https://billetterie.seetickets.fr/tsuji-in-paris-concert-le-zebre-30-juin-2024-css5-envolproduction-pg101-ri10301135.html

そして、7月3日、リヨン、La Marquise
なぜか、パリの会場よりも、売れています。売り切れる前に、お早目に!笑。
チケットはこちらから、どうぞ!
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https://billetterie.seetickets.fr/tsuji-in-lyon-concert-la-marquise-peniche-03-juillet-2024-css5-envolproduction-pg101-ri10301835.html

●7月20日から7月28日まで青山・新生堂画廊にて、個展!
●9月後半、コルシカ、アジャクシオ、ライブ。(ライブは、だいたい、9月25,26日のどちらかになります。作家としての登壇も予定しています)



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自分流×帝京大学