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退屈日記「無料、ベルサイユ宮殿貸し切りオンラインツアーのご案内」 Posted on 2020/09/20 辻 仁成 作家 パリ

某月某日、正直に言うと、今日のエッフェル塔オンラインツアーに2600人もの方々が集まってくださるとは思っていなかった。本番直前、数字を聞かされ、感動屋の父ちゃんは思わず目頭が熱くなってしまった。放送時間も予定されていた60分を超えて80分ほどの生中継となった。
テレビ局のプロのスタッフは一人もいない素人集団だったが、パリから高画質フルHDの生配信が成功し、皆さんから多くのチャットの励ましも頂き、中継後のビールは実に美味しかった。(朝10時の生ビールで乾杯!)
とにかく、何もかもが初めてだったが、思った以上の成果が出て、大成功と言えるのではないかと安心している。



明日、9月21日、敬老の日の「ベルサイユ宮殿」オンラインツアーはベルサイユ宮殿側も日本人に向けて大きな宣伝になると、大きな期待を寄せてくださっている。
そして、何より凄いのは、明日は完全貸し切りの無料ツアーなのでなる。フランス政府公認ガイドであり、国立ルーブル美術史博士号を取得されているカトリーヌ・シャルティエさんが僕に寄り添いガイドをしてくださる。
これまでに訊いたこともない、見たこともないベルサイユ宮殿の全貌が開かされるという、まさに今年度旅行業界のビッグイベント、大ツアーになりそうな予感である。

ベルサイユ宮殿と言えば、当時のフランス王朝の絢爛豪華な装飾品、美術品の宝庫というイメージもあるが、それとは別にここはルイ14世、ルイ16世、マリーアントワネットが暮らした、愛と革命のお城でもある。
日本人には「ベルサイユの薔薇」がとっても有名だが、ぼくも現天皇陛下が皇太子だった時代の晩餐会に、マクロン大統領からお招きを受け、出席したことがあり、その時の時空を超えたもてなしと格調の高さに、心臓を鷲掴みにされた経験がある。あの感動をもう一度味わうことが出来るのか、とすでに興奮状態になっている。

そういう歴史的な建造物の中にカメラが入るだけでもすごいことだが、ここを皆さんと歩けるというのは、さらに素晴らしい。すでに、6000人以上の皆様が予約をしてくださっている。ぼくは6000人の思いを背負って、ベルサイユ宮殿のすばらしさを余すところなく、ご紹介したいと思う。



今回のエッフェル塔ツアーで活躍してくれた小田光カメラマンが、ベルサイユに奥深く侵入し、その歴史に、光りと影に、人間のドラマを鋭くとらえていくことになる。
カトリーヌさんは日本語がとっても堪能なので、丁寧な日本語でご紹介をしてくださるはずだ。
もちろん、ぼくが皆さんをエスコートさせて頂く。
ぜひ、この機会に、ベルサイユ宮殿無料ツアーに参加して頂きたい。無料で、貸し切り、これはもう二度とない機会である。

コロナのせいで外出できず、家で退屈な時間を持て余している皆さん、ぜひ、ベルサイユ宮殿ツアーに参加してみてはいかがであろう。
お知り合いやご家族、御親戚にもこの無料企画、をススメて頂きたい。
まず、二度とないビックチャンスなので、一人でも多くの皆さんにご参加願えればスタッフ一同それ以上の幸福はないのである。

ちなみに、明日は、マスクを付けずにガイドします!

9月21日、ベルサイユ宮殿ツアー、参加希望者はこちらから。⬇️
https://file.veltra.com/jp/promotion/onlineacademy/special/paris/

退屈日記「無料、ベルサイユ宮殿貸し切りオンラインツアーのご案内」



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