TPA校長奮闘記

校長奮闘記、なぜ、今、アートカレッジなのか。 Posted on 2026/02/25 辻 仁成 作家 パリ

おつかさまです、校長です。
昨日、校長に就任しましたので、さっそく、校長を名乗っていきたい、と思います。笑。人生、初の校長です。
TPAという学び舎は、専門的な学校じゃありません。むしろ、アートの経験がない人を対象にした、ざっくりとアートとは何か、その空気感を掴んでもらうためのアートスクールになります。10人の各先生が6コマずつ担当しまして、一年を通して、総合的にアートの知識やたのしみを増やすための場所になります。ぼくは、スクーリングなどの対面授業を担当し、また、担任のようなこと、司会者のようなことまで、みなさんと学校を繋ぐ役目を果たします。

それにしても、
人間って、なんのために生きているのかって思うことはありませんか?
ぼくのような初老のおやじになっても、まだ、「人間とはなにか」がよくわかっておりません。
そりゃあ、そうですよね。
だって、人生に正解なんか、ありませんのですから・・・。
それに今、ぼくも含め誰もが、余裕がない、時代に生きています。戦争もあり、円安もあり、なんだかしりませんが先行きが見えない昨今なのです。
ただ、確実に言えることは人間は長生きをしはじめているし、医療も充実しているので「人生100年の時代」に突入してしまっているということは間違いありません。
何のために生きているのかを、もっとしっかり考えないとならないということです。
丁寧に生き、美味しく食べて、そして学び続けること。
これに尽きるんじゃないでしょうか。
ぼくが目指すアートカレッジって、人間はなんだろうって、考えることがその中心にあるんです。
人間とはなんぞや!!!
ボケっと、朝から晩までテレビばっかり見ていると、人間の脳はもう自分で考えることを放棄してしまい、脳細胞は退化し、個性は失せてしまいますよ。
一方、アートを学ぶことって、誰にでもできることで、人生100年の時代のほぼほぼすべての時間を意味深いものに変えることが出来る魔法だ、とぼくは信じていたりいます。

校長奮闘記、なぜ、今、アートカレッジなのか。

人間って、一生をどう生きるかが大切だったりするので、死ぬまで学ぶことが出来る場所があったらいいな、と思いませんか?
一生学べる場所、愉しみながら考察できる場所、・・・人生の学び舎って、ほしくないですか?
たとえば、中世のイタリアの芸術家たちのことを知りたい。
たとえば、世界各地の壁画の描き方を学んでみたい。
たとえば、ヴェルサイユ宮殿の庭の歴史を学んでみたい。
たとえば、グランパレやポンピドーセンター、オルセー美術館など文化施設の歴史を知ってみたい。
あるいは、イラストや版画をやったみたい、・・・。
そういうものをちょっとだけ経験してみたい、齧ってみたい、触れてみたい、と思うことないですか?
めっちゃ本格的ではなくてもいいのです。人生を彩るようなチャンスがほしい、と思いませんか?
ということで、パリで活躍する日本人芸術家や日本人の先生たちに声をかけて回りました。こういう意図を持つ学校をやりたいんだけれど、手伝ってもらえないか、とね・・・。
それこそ、モンマルトルのカフェとかで洋画家や陶芸家たちと話がスタートしていくわけです。
そしたら、意外なことに、みんなが、やるやる、やろうよ、それ面白い、参加したいって、面白がってくださったわけです。もちろん、簡単ではありませんでした。でも、10名の欧州の芸術に関連する先生方が集まってくださいました。

校長奮闘記、なぜ、今、アートカレッジなのか。



帝京×パリ・オンラインアートカレッジですが、アートは何かを探りながら、実際、自分も何かアートに触れていく、そういう場を作って、与えられた人生に意味を付加していく場所になればいいな、と思っています。
芸術がよくわからない、という方々にこそ、大きく門戸は開かれています。
それはそんなに難しくない上に、愉しみが増え、そして、アートの歴史を学ぶことで、人間の輪郭が見えたりできるんじゃないでしょうか。

校長奮闘記、なぜ、今、アートカレッジなのか。



ぼくが出会ったアーティストたちは、もちろん中には、有名芸大を出ているすごい先生もいますが、でも、実際は身近で、もっと、自由で、好奇心旺盛な連中ばかりなんです。
そして、この学校は、たとえば、一流を目指す画家が試験を受けていくような芸術大学ではありません。当然です。
そういうことを一度も考えたことがなかった皆さん、こそが、アートを考える場所なんです。
ちょっと絵心があったり、美術館巡りが好きだったり、そういう人たちのためのアートの学び舎があってもいいんじゃないでしょうか。
あくまでもアートを通して、が大事。
さ~、人間はいったいなんだろうねっていう探求する学び舎みたいなものです。

そして、ついに学校の輪郭が出来ました。そして、生徒の募集が始まりました。続々と生徒さんんたちが集まってきています。人生を意味あるものにしてみたい、けれど、いまだ方法が見つかっていなかった、という皆さん。ぜひ、帝京×パリ、オンラインアートカレッジ(TPA)の門をたたいてみてください。
ぼくが校長ですからね、そんなに畏まった場所ではありません。楽しく、人生を想像してみましょう。一緒に。
えいえいおー。

詳しくはこちらのHPのバナーをクリックしてみてください。
「帝京×パリ、オンラインアートカレッジ」HP

https://teikyo-paris-art.com/

校長奮闘記、なぜ、今、アートカレッジなのか。



校長奮闘記、なぜ、今、アートカレッジなのか。

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