ノルマンディ、ツジ村便り
辻村だより、3 Posted on 2025/12/11 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
一昨日、アメリカとインドを覗く全世界で配信されたばかりの父ちゃんのパリ・オランピア劇場でのライブ盤「TSUJIinPARIS」が、フランスのロックトップチャートの45位にランクインしたと、itunesから連絡がありました。
おめでとうございます、ということでした。ご報告です。\(^_^)/
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2年も前のライブで、音源が見つからない部分とかもあり、もう駄目かな、と思っていましたが、世に出せて、いい思い出が出来ました。
みなさんのおかげもあり、自分のおかげもありますね。感謝、多謝。

さて、今日も皆さんからのお悩みにお答えしたいと思います。
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東京都の匿名希望さん
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「辻さんは、パワフルにチャレンジを続けていますが、ぜんぜん力が出ない時とか、ないのでしょうか? そういう時の対処法というか、どうされてますか? わたしは、丹田に力が出ない日がけっこうあります。ベッドから起き上がれない時に、辻さんのインスタとかに逃げてがんばっています。でも、がんばるのに疲れることもあるので、そういう時の立ち上がり方を教えてください」
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おこたえしまーす。
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「実は、父ちゃん、今日はぜんぜんダメな日でして、やる気も力も出なかったんです。そういう時、父ちゃんはとにかく、寝ます。寝て寝て寝だおします。風邪の時も薬とか飲まないで、とにかく寝続けます。暗黒の中にトンネルが出来るんですが、その中を何も考えないようにして潜っていく、匍匐前進をする感じですかね、黙々と・・・。何度か、微睡の中で目が覚め、それでもまた寝て、ようやく眠れなくなる時がやってきます。そのタイミングこそ、何かが復活している時だったりするんです。ダメな時は、無理してなんとかしようとしないで、ふて寝が一番だと思っています。死ぬほど寝たら、また気力が溜まっていることに気づきます。空っぽのタンクに水が溜まっていくようなものをイメージしてください。人間、じっとしていると、動き出したくなる、実はそれこそがやる気なんです。目覚めた時にベッドから降りて、一歩踏み出すことを、前向き、と呼んでいます。人間(動物も)は、前に歩くように生まれつき出来ているんです。前向きは、備わっています。疲れた時、苦しい時は、抗わず、寝て復活を待ちましょう。果報は寝て待て、ということです」

父ちゃんへの相談は、デザインストーリーズのエックスかインスタに返信でおくってください。全員、匿名希望でここには載せますので、ご安心ください。
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オムライスを作って食べました。何か美味しいものを作って、たくさん食べて、また寝るのも一つの手です。
あと、楽しいことを出来るだけ考えて生きていきましょう。一生は一度しかないので、思う存分やりつつ、己を大切に。

フランスで45位、もうちょっとあがるかな~、でも、嬉しい。やっぱり、オランピア劇場だからね、仏人にも、聞いて貰えているんだろうね。こういう風にポジティブに考えて、今日の朝の鬱を乗り越えている父ちゃんでした。
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今日の、おすすめは「荒城の月」です。


