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父ちゃん主催の新世代賞の車内刷りが、小田急線内に登場! Posted on 2021/09/23 Design Stories  

新世代賞の応募がスタートしたが、なんと、今日から小田急線の電車の中に、新世代賞の車内刷り、しかも、全面車内刷り、一番大きいのが、ぶら下がった。
今回、小田急電鉄さんが、新世代賞に共感してくださり、なんと、主催の一翼を担ってくれたのである。
ということで車内刷りを作ってくださった。
しかも、今から、3週間、小田急電鉄内で張り出されてる、というのだから、すごい。
新世代賞、始まって以来の快挙となった。笑。

父ちゃん主催の新世代賞の車内刷りが、小田急線内に登場!



今回で、5回目を迎える、若い世代の表現者を応援する「新世代賞」だが、もう一組、下北沢で学生寮を運営するシモキタカレッジさんも共同主催を引き受けてくださることになった。
今年は、主に彼らが(学生寮なので、学生さんたち)がこの新世代賞を運営する。
ぼくは、もう決して若くないので(笑)、本当に若い今を生きる人たちに、バトンを渡したいとずっと思っていた。

そこに出現したのが、シモキタカレッジの有志の皆さんであった。
ぼくは下北沢に20年近く事務所を構えていたので、そこにも縁を感じた。
下北沢は日本のイーストビレッジだ。
学生寮の寮生たちが、大学の枠を超えて、この運動に取り組んでくださることになった。
デザインストーリーズと小田急電鉄さんがその後方支援を担当する。
この車内刷りも学生さんがデザインしたものだけど、素晴らしい出来栄えで、新しい人の出現に出会えて、ぼくは興奮をしている。
コロナ禍で暗い話題ばかりが続くこの世界にあって、新世代賞から新しい才能が次々と羽ばたいてくれることになれば、それ以上に素晴らしいことはなく、父ちゃんまでもが羽ばたいてしまいそうな勢いである。

さて、それでは新世代賞について、少し、ご説明をさせていただきたい。

父ちゃん主催の新世代賞の車内刷りが、小田急線内に登場!



父ちゃん主催の新世代賞の車内刷りが、小田急線内に登場!

第5回アート&デザイン新世代賞 


第5回の作品テーマは「駅の詩(うた)」です。
あなたの心の中にある駅という空間が内包する物語(ストーリー)を、なんらかの形で表現してください。音楽、詩、小説、アート、デザイン、表現方法は自由です。
駅に集う人々が、その場所をより愛することができるような作品を期待しています。
 
   
【主催者からのメッセージ】

 
ぼくはずっと下北沢で暮らしていた。事務所も仕事場も長らく下北沢にあった。
そして、何より、あの「ZOO」というナンバーはぼくが20代の頃、下北沢駅の改札口でそこから出てくる人々を一日中、眺めてはスケッチし作ったのだった。
人間をさまざまな動物にたとえたナンバーで、多くの人に口ずさまれ、歌い継がれ、ありがたいことに、あの曲をカヴァーしてくれる、次の世代のアーティストがおおぜいいる。
あの曲には流行が無いのかもしれない。
今回、小田急電鉄さんと組むことになったアート&デザインの第5回新世代賞は、人との出会いと交流の場である「駅」をテーマにする。
誰もが駅から出発し、だれもが駅に戻ってくる。駅で待ち合わせ、駅で人生の多くを学ぶ。そこは人間交差点であり、長い人生の通過点でもある。
ぼくが「ZOO」を書いたのは20代半ばのことだった。
25歳以下の新世代に向けたこの賞を下北沢で応募し、審査を行えたらどんなに素晴らしいだろうと想像し、興奮した。
それが本当に実現することになり一番驚いているのはこのぼく自身だ。
今回のメインテーマを「駅の詩(うた)」とさせてもらう。
多くの人の心の中にそれぞれの「駅」のイメージがあると思うが、愛する我が町の駅の改札口の周辺に、人々の心の交流を優しく見守るデザインや建築物やアートや詩や歌を飾りたい。
駅をさらに愛する場所にするための創造、作品を募集したい。
それは曲でも構わない。ポエムでも構わない。
それは建築物でも、デザインでも、ポスターでも、絵画でも、彫刻でも、構わない。
若い皆さんが作った作品が駅をより愛に溢れた空間に変えるだろうことを希望している。

「Design Stories」主宰 編集長 辻 仁成
 

SHIMOKITA COLLEGEは、高校生・大学生・若手社会人が寝食を共にする中で互いに学び合い、新たな教育的価値をもたらすレジデンシャル・カレッジ(教育寮)です。
昨年12月に、下北沢のまちにオープンし、2021年8月現在、約70名が暮らしています。
私たちは、日常の何気ない会話や暮らし、深夜にまで及ぶ対話やディスカッションを通して、身近な違いに出会い、学んでいます。
そんなわたしたちが大切にする学びは、人と人とが交差し、つながることから生まれます。
今回テーマとなっている駅も、個人的な思いや記憶、つながりの集積地と言えるでしょう。
新世代賞は、駅がまちとまちをつなぐものであるように、わたしたちと社会を繋げてくれるものになると思っています。
SHIMOKITA COLLEGEに住んでいるわたしたちは、新世代賞の応募者と同じ25歳以下の学生たちがほとんどです。
新世代のための賞を、同世代でともに創り上げられることに胸を踊らせています。
みなさんとSHIMOKITA COLLEGEでお会いして、共に学び合えることなど、新世代賞を通じた、たくさんの素晴らしい出会いを楽しみにしています。

SHIMOKITA COLLEGE新世代賞実行委員会
 

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、リモートワークをはじめとした働き方の定着などライフスタイルは大きく変化し、鉄道の利用者は大きく減少しました。
そのような状況下で、鉄道の在り方は変化を求められ、駅に必要な機能や形など駅の在り方も今後大きく変わっていく必要があるのではないかと考えています。
そこで、若い世代が考えるこれからの「駅」とはどのようなものなのか、たくさんの作品の応募を楽しみにしています。

小田急電鉄株式会社
 
 

父ちゃん主催の新世代賞の車内刷りが、小田急線内に登場!

 
■作品テーマ
テーマ:「駅の詩(うた)」
「新世代賞」は、第1回より「生活に寄り添う」「古きものを新しく」「時代の言の葉、言葉のデザイン」「君がリデザインするアフターコロナのホテル」と年ごとにテーマを設けて開催してまいりました。そして第5回のテーマは「駅の詩(うた)」です。音楽、詩、小説、アート、デザイン、表現方法は自由。あなたの心の中にある駅という空間が内包する物語を、自由に表現してください。
※テーマにそった未発表および、オリジナル作品であること。
 
■内容
新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから、もうすぐ2年。感染症の脅威は、私たちの生活や常識を激変させました。
感染の不安と隣り合わせの日々。外出自粛が呼びかけられ、人と会うことがリスクを孕む行動となり、外出することに理由がいる時代。駅を利用することは、日々のルーティーンではなく、目的を持った行動となりました。そんな中、「駅」はその存在意義を改めて問われています。
職場や学校へ向かう人、足早に家へ帰る人、待ち合わせをする人、見送りに来る人。そこにしかない「何か」や「誰か」に出会うために、人は電車に乗り込みます。その道のりの中にある「駅」とは、ある人にとっては通過点であり、ある人にとっては目的地。駅は、人と人との交差点であり、それぞれの人の長い人生の通過点でもあります。そこで発生する人の交わりを、これまでも、これからも、駅は見守り続けています。
時代が変化していく中で、変わらずにある、あるいは変わりつつある「駅」とは何でしょうか。「駅の詩」というテーマで、あなたがイメージするものを自由に表現してください!
※送付方法に関するお願い
◉「音楽」(楽曲):例えば、「駅改札を行きかう人々」のイメージを取り入れた、数分程度(5分以内を目安に)の曲、弾き語り、バンド、自宅録音、歌入り、インストルメンタル、など自由。応募はユーチューブにアップした上でそのURL(歌詞がある場合は歌詞を添えて)を応募作品とする。
◉「アート」(例えば、詩、写真、イラスト、絵画、建築物、デザイン、ポスター、彫刻など)表現方法は自由。指定の応募方法をもとに、PDFデーターにて送付とする。
※「音楽」「アート」ともに、事前のエントリー登録が必要です。登録した上で、提出物3点(コンセプトシート、作品シート、応募用紙)を締め切り日までに送付してください。
 
■審査基準
・独自性・創造性があるかどうか
・作品の背景や過程にストーリーがあるかどうか
・鑑賞者が作品を通して人と交わったり、つながりを感じたりできるかどうか
 
■募集期間 
2021年9月1日(水)~2021年11月7日(日)※23時59分必着厳守!
 
■賞
・最優秀賞(1点):賞金 30万円
・優秀賞 (1点):賞金 10万円
・特別賞 (2点):賞金(各)5万円
※該当作なしの場合もあります。
※今回は上記の賞とは別枠で、SHIMOKITA COLLEGE居住者の有志が審査するSHIMOKITA COLLEGE賞を設けます。受賞者は、2021年12月10日〜2022年3月10日(要相談)の間の1カ月間、SHIMOKITA COLLEGEに学費(居住費用)無償で居住いただけます。(居住希望の応募者のみ審査対象、応募時にSHIMOKITA COLLEGE賞での審査希望有無および居住希望期間を記入)
 
■審査員(敬称略・順不同)
辻仁成/Hitonari Tsuji(作家、Design Stories主宰、審査員長)
甲斐徹郎/Tetsuro Kai(建築・まち づくりプロデューサー、株式会社チームネット 代表取締役)
尾田大介/Daisuke Oda(株式会社オーバーシーズ取締役)
柏雅康/Masayasu Kashiwa(下北沢商店連合会会長)
宮崎晃吉/Mitsuyoshi Miyazaki (建築家、株式会社HAGI STUDIO 代表取締役)
奥村大/Dai Okumura(ミュージシャン。ロックバンド「wash?」のvo.音楽プロデューサー)
中村暖/Dan Nakamura(クリエーター、第1回新世代賞最優秀賞受賞者)
 
■審査会・授賞式
・審査会、結果発表、授賞式:2021年 11月20日(土)
※最終選考に残った方には直接連絡いたします。
※審査会は公開審査となります。最終選考に残った応募者は公開審査会に可能な範囲でご参加をお願いします。(遠方の方はオンライン参加も可能です)
※但し、審査会、授賞式は新型コロナウイルスの影響で変更になる場合があります。変更につきましては、Webマガジン「Design Stories」誌面、Twitterなどにて事前にお知らせいたします。
 
■結果発表
審査結果はWebマガジン「Design Stories」誌面にて発表します。誌面掲載をもって審査結果の発表および通知とさせていただきます。
※受賞者を除き、個別に審査結果を通知することはありません。
※その他、審査に関するお問い合わせにはお答えできませんので、予めご了承ください。
 
 

父ちゃん主催の新世代賞の車内刷りが、小田急線内に登場!

父ちゃん主催の新世代賞の車内刷りが、小田急線内に登場!

父ちゃん主催の新世代賞の車内刷りが、小田急線内に登場!

父ちゃん主催の新世代賞の車内刷りが、小田急線内に登場!

  
■応募資格
2022年3月31日の時点において、アートやデザイン、建築関係、文学・社会学関係はもとより様々な分野の専門学校や大学(大学院)等に在籍している学生。または、学生ではないが、原則として、25歳以下の方。(26歳以上の方は事務局にお問合せください)
 
■応募方法
(1)事前にエントリー登録が必要です。
☞エントリー登録はこちらから
(2)下記提出物(3点)をPDFデーターにて指定アドレスまで送付のこと。
※11月7日(日)23:59分必着厳守!
(規定の応募方法以外での応募は全て不可)

■提出物
以下の3点をPDFデーターにて(映像や音楽の場合はyoutubeでアップロードして該当リンク)指定アドレス宛に送りください。

(1)コンセプトシート 
コンセプト1000字以内。作品が生まれた経緯や、制作意図を説明すること。
A4用紙を使用(縦横自由、書式自由)

(2)作品シート
表現は自由ですが、作品全体や詳細がわかる方法でまとめること。例えば、詩や物語などの文章、デザインのスケッチ、写真、音楽や映像、設計の図面などで構成。
A3用紙(表面)1枚にまとめること。
映像や音楽の場合は5分以内とすること。

(3)応募用紙
☞ダウンロードはこちらから。
A4サイズに出力して記入。
 
■応募条件・留意点
●提出物の言語は日本語を使うこと(国籍は問いません)
●個人またはグループでも可
●複数応募可  
●作品は、応募者自身のオリジナルで、国内外未発表のもの
●他コンペへの二重応募は不可
●未成年者は、保護者の同意があること(入賞の際、同意を確認。同意がなければ取消しの可能性有)
●提出物は返却はいたしません。必ず控えをとってから提出してください
●その他、第5回アート&デザイン新世代賞の注意事項(応募用紙記載)に同意していること

■参加費 
・無料

■著作権について
・著作権は応募者に帰属する。
ただし、主催者は応募作品の展示・発表、受賞者情報発表の権利を保持する。
・受賞作品がその後、何らかの形で商品化される場合、条件等は個別に話し合い、取り決める。

■主催 
Design Stories 
SHIMOKITA COLLEGE新世代賞実行委員会 
小田急電鉄株式会社 

■お問合せ・作品提出先 
第5回アート&デザイン新世代賞事務局(Design Stories編集部内)
E-mail:tokyo-designstories@jtcom.jp

皆様の作品を、楽しみにお待ちしています! 

アート&デザイン新世代賞事務局
 

父ちゃん主催の新世代賞の車内刷りが、小田急線内に登場!

※ シモキタカレッジの皆さんとZOOM会議をする父ちゃん!! そして、ここがシモキタカレッジの本拠地である。ここでオンライン審査会が生中継されるのだ!

父ちゃん主催の新世代賞の車内刷りが、小田急線内に登場!

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デザインストーリーズ編集部(Paris/Tokyo)。
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