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今日の献立、手作りラザニア! Posted on 2025/10/13 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
ラザニア、ラザーニャ、いろいろと発音がありますが、ラザニアは家族に愛される最高の料理であることにまちがいありません。
これからの季節、ラザニアで幸福になってもらいたい、という一心で、今日はレシピを大公開いたしますので、お試しあれ。
家族みんなでわいわい作ると笑顔が広がりますぞ。

はい、まずは、主な材料となります。
<パスタ生地>
強力粉         300g
卵           3個
オリーブオイル     大さじ3
塩           少々


<ボロネーズソース>
牛ひき肉        400g
玉ねぎ         大1個
にんじん        大1本
セロリ         1本
にんにく        2片
赤ワイン        300ml
オリーブオイル     大さじ3
トマト缶        2個
トマト         4個
醤油          小さじ2
バルサミコ酢      小さじ2
塩・こしょう      適量

<ベシャメルソース>
バター         60g
小麦粉         60g
牛乳          800ml
ほうれん草       1束
塩・こしょう      適量
ナツメグ        適量

今日の献立、手作りラザニア!

では、以下の手順で作ってみてくださいまし。

【1】まずは生地作りから。ボールに強力粉を山型に入れ、くぼみをつけて卵、オリーブオイル、塩を加え、手で揉むように混ぜる。生地がひとつにまとまったら生地を台に移し、10分ほどこねる。

【2】生地が滑らかになったら生地をボール型にまとめ、ラップで生地を包み、休ませる。※最低1時間以上、できれば一晩寝かせた方がよい。

【3】次にボロネーズソース作り。オリーブオイルとみじん切りにしたにんにくを弱火にかけ、香りがでてきたらみじん切りにしたセロリ、にんじん、玉ねぎを加えて炒める。

【4】飴色になるまで炒めたら、そこに塩・こしょうした牛ひき肉を加え、よく炒める。さらに赤ワイン、トマト缶、ざっくり切ったトマトを加えて煮込んでいく。



今日の献立、手作りラザニア!

【5】バルサミコ、醤油、塩・こしょうで味を調えたらボロネーズソースの完成。

【6】そしてベシャメルソース作り。フライパンにバターを溶かし、小麦粉を加えてよく混ぜ合わせたら牛乳を加える。

【7】を泡立て器でよく混ぜ、とろっとなったら、茹でて細かく切ったほうれん草を加える。そこにナツメグを加え、塩・こしょうで味を整えてベシャメルソースの完成。

【8】寝かしておいたパスタ生地を少しずつちぎり、打ち粉(分量外の強力粉)をしながら、できるだけ薄く伸ばす。※とにかく薄くするのが美味しくするコツ。

【9】お湯を沸かし、塩(大さじ1)とオリーブオイル(大さじ1)をくわえ、ラザニア生地を少しずつ茹でていく。生地をお湯に入れ、沈んだ生地が浮き上がってきたら乾いたタオルの上に出していく。

【10】オーブン皿にベシャメルソースを薄くひき、ラザニア生地、ベシャメルソース、パルメザンチーズ、ラザニア生地、ボロネーズソース、小さく切ったモツァレラチーズ、の順番に重ねていく。

【11】最後は全部の具をのせ、180度に熱したオーブンで30分から40分焼いて完成。

ちょっと手間暇かかるけど、出来上がった時の感動は、言葉で表せないくらいに、素晴らしいです。
家族の絆も深まります。小麦粉にまみれて、ぜひ、楽しんでください。さ、合言葉です。
「キッチンは裏切らない!!!!」by 父ちゃん

がんばって!

今日の献立、手作りラザニア!



辻仁成、個展情報。
いよいよ、今日から、はじまるのです。

パリ、10月13日から26日まで、パリ、ピカソ美術館そば、GALERIE20THORIGNYにて「辻仁成展」2週間、開催。
住所、20 rue de THORIGNY 75003 PAROS
全32点展示予定。

1月中旬から3月中旬まで、パリの日動画廊において、グループ展に参加し、6点ほどを出展させてもらいます。

今日の献立、手作りラザニア!

辻仁成 Art Gallery

今日の献立、手作りラザニア!

自分流×帝京大学

今日の献立、手作りラザニア!



今日の献立、手作りラザニア!



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Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。