PANORAMA STORIES

毎日が勝負飯、黒カツカレー Posted on 2026/01/28 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
今日は時々、不意に食べたくなる、カツレツに黒カレーをご紹介いたします。
普通のカレーにあきたら、この濃厚な黒カレーが最高なんです。
味わい深く、たまらない、です。
男のカレーとかいうと、怒られるかもしれませんが、パンチのある、ド迫力の真っ黒カレーになります。
成城大学時代、学食で、毎日、これを食べておりました。
だから、時々、食べたくなるのです。

毎日が勝負飯、黒カツカレー



まずはフライパンで小麦粉をじっくりと焙煎することからはじめます。
とにかく、時間をかけないとなりません。
まず、弱火からはじまり、中火にしたり、弱火に戻したり、木べらで何度も底を削りながら、焦げ付かないよう、焦げさないよう、静かに火を入れていきます。
白い小麦粉がこんがり黄土色になるまでこれを続け、そこにカレー粉、ぼくは自分の好みのスパイス(カレー、シナモン、カルダモン、クミン、ターメリック、ガラムマサラ)を混ぜて作りますよ。
市販のカレー粉でもいけると思います。
比率は小麦粉100g、でカレー粉が80gという感じかな・・・。
小麦粉を多くする。カレー粉を加えてさらに焙煎を続ける。茶色くなったら、そこにバターを100g程度投入すると、一瞬で真っ黒のルーになるから、驚きました。
これですな。
ここから素早く混ぜ合わせなければなりません。最初は弱火、少しずつ火を強め、最後は一気に完成となります。

毎日が勝負飯、黒カツカレー

毎日が勝負飯、黒カツカレー



肉はスジ肉で十分ですが、塩胡椒をしてカットしておいてください。
圧力鍋に油を引き、つぶしたニンニク数個を放り込み、香りが移ったら千切りした玉ねぎ1キロを投入、飴色になるまで焼いて(ここも時間をかける)、そこに肉800gを入れ、ひたひたになるまで水を入れて、(ローリエなんか入れてもいいね)蓋を閉め、40分近く圧と火にかけます。
40分もするとトロトロになるんすよ。
木べらで崩せるので、細かく崩していく感じです。
ここに先ほどのルーを入れ、醤油なんかをお好みで、あと、コンソメ1、市販のカレールー150gくらい入れみて、よく混ざるようにさらに煮込んでいきます。
もしかすると、肉は500gくらいにしてもいいかな、と思います。スープ多めか、ソース多めか、お好みで・・・。

すいません。カツは、適当に作ってください。お惣菜のカツを買ってきて、乗っけてもいいですよ。なんなら、メンチカツでも、なんでも、・・・
美味しいはずです。大事なのは、黒カレーだからです!!!!

毎日が勝負飯、黒カツカレー

はい、ボナペティ!!!!

辻仁成展覧会情報

現在、フランス日動画廊パリでのグループ展に参加中。3月7日まで。
GALERIE NICHIDO paris
61, Faubourg Saint-Honoré
75008 Paris
Open hours: Tuesday to Saturday
from 10:30 to 13:00 – 14:00 to 19:00
Tél. : 01 42 66 62 86

それから、8月5日から、一週間程度(予定)、三越日本橋本店特選画廊Aにて、個展を開催いたいます。
今回のタイトルは「辻仁成展、鏡花水月」です。

そして、11月初旬から3週間程度、リヨン市で個展を開催予定しています。詳細は決まり次第、お知らせいたしますね。お愉しみに!

そして、電子書籍で「海峡の光」が配信されております。文学の方もどうぞ。

海峡の光 (Kindle電子書籍版)
https://amzn.asia/d/i8zPs4u


ええと、2023年のパリ、オランピア劇場ライブもごひいきに。

自分流×帝京大学

毎日が勝負飯、黒カツカレー



Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。