PANORAMA STORIES
今日の献立、コルドンブルー&バジルソースのペンネ Posted on 2025/11/08 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまでーす。
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いつもお腹空かせているお子さん、仕事帰りのお父さん、子育てにお疲れのお母さんに、大変おすすめなワンプレートを今日は、ご紹介いたします。
見た目も、フレンチ&イタリアンって感じで、パリのカフェでこういうのがよく出てくるので、マネしてみてくださいね。
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ご存じ、コルドンブルーに、バジルソースのペンネを添えた一品です。相性抜群ですからね、食欲をそそりますぞ。
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ちょっとまろやかなジェノベーゼ風ペンネ、手作りですから、香りがめっちゃ凄いです。
それと、コルドンブルー。鶏肉のカツレツなんですが、中に、とろけるチーズとハムが入った、フランスの定番家庭料理をやりましょう。
では、まず、ペスト・ソースから、作ります。
ボウルにニンニクをひとかけら、ブレンダーで粉々にし、続いてバジルを入れやはりブレンダーで三回くらいに分けて粉砕するのですが、途中で何度か、オリーブオイルを加えて緩めていかなければなりません。
ぼくは「ぶんぶんちょっぱー」を持ってないんだけれど、それでやると、色鮮やかなペスト(ニース風なので正確にはピストゥ。バジルソース)が出来上がります。
最後にパルメジャーノを磨って投入、混ぜて、器に入れ、松の実をふりかけて完成となります。
今日はニース風ですが、イタリアのジェノベーゼとの違いは、もう少し、あっさりとして、香りが高い、ということかな、お試しあれ。



※ オリーブオイルを加えながら。


※ チキンソテーにもあいます!

では、メイン料理となる、フランスの子供たちの大好物、お父さんもお母さんも大好物、フランスの定番家庭料理、コルドンブルー、いってみましょうか。
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材料(4人分)
・大きめの鶏むね肉、2枚
・ボンレスハム 2~4枚(肉感を出したい場合、ハムを倍増)
・とろけるチーズ 好きなだけ、多めがよい。父ちゃんはゴーダチーズを使用。
・塩胡椒 少々
・小麦粉 適量
・卵 1個
・パン粉 適量(フランスの超小粒のパン粉が推奨だが、なかなか手に入らないので、パン粉をミキサーなどで細粉化するとフレンチっぽくなる。写真の箱のが、フランスのパン粉)
・オリーブオイル 焼き上げるので、フライパンに数ミリ入る程度。
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まず、鶏むね肉は包丁で開き、クッキングペーパーの上に置き、それで蓋をし、肉用のハンマー(麺棒でよい)でたたいて薄く倍くらいに伸ばし、塩胡椒をします。
開いた肉よりハムを少し小さめに揃えて肉の上に乗せ、その上にハムから飛び出さない程度にチーズをいれてくるっと丸めてください。(写真を参照にしてください)
小麦粉、溶き卵、パン粉の順番に衣をつける。
フライパンにオリーブオイルを多めに入れ、弱火から中火で両面を炒め焼きにします。
全体に焼き色が付いたら油をよく切り、ペンネをひいたお皿に盛りつけましょう。
最後に、黒粒胡椒は、必須。さらにパルメジャーノ粉をふっとく。
で、完成なのであります。




※ フランスのパン粉!!


はい、これで、完成となります。
美味しい週末にしてくださいね。
めっちゃ、美味しそうだ!!!
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ボナペティ!!!!

※ パリの展覧会情報
2026年1月16日から3月7日まで、パリの日動画廊において、フランス人画家のグループ展に参加し、8点ほど出展させてもらいます。
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日動画廊さんはパリ8区にあります。
住所は、61 Rue du Faubourg Saint-Honoré, 75008 Paris
となり、ええと、ブリストルホテルとエリゼ宮のあいだくらいの交差点角にあり、だいたい、警察官さんが立っています。
気になる作品があれば、直接日動画廊さんに、連絡してみてね。日本語、通じます。


Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



