PANORAMA STORIES

サンジェルマン伯爵の普段着飯、「プッタネスカ風ペンネ」 Posted on 2026/09/17 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまで、ござる。
辻君は今日は、とっても忙しいらしいので、かわりに、吾輩、サンジェルマン伯爵が皆さんにおいしいものをお伝えしたいのであーる・ぱちーの。
さてさて、プッタネスカというパスタをご存じであろうか?
名前くらい聞いたことがあるじゃろ、これが、世界3大パスタの一つとも言われておる。この3大、ぼくの友人のイタリア人、ロベルトが言っていただけで、なんでもいいらしい。のだけれど、あはは。
その、プッタネスカ!!!
娼婦のパスタと言われておるが、一説によると、娼婦が仕事のあいまにさっと作って腹ごしらえをして食べていた、ということから付いたらしい。
すごい、一説じゃ。
娼婦さんの「仕事のあいま」を想像するだけで、怪しい気分になるエッチな父ちゃんなのであった。いかんいかん。ぶるぶるぶる~っ。
ということで、この酸味のある、世界最古とも言われているパスタに欠かせない材料をあげるならば、オリーブ、ケーパー、トマト、アンチョビやオレガノ、ということになるかな。(ぼくはオレガノじゃなく、パセリを使用した)
ということで、さっそく、父ちゃん風スペシャル「プッタネスカ」を一緒に作ってみましょうねー。
ええと、実は、この間、ツナ缶で料理をしたら、半分あまったので、ツナを使うことにする。ツナ・プッタネスカ、という感じだ。
おおお、美味そうじゃのーーー。

サンジェルマン伯爵の普段着飯、「プッタネスカ風ペンネ」

サンジェルマン伯爵の普段着飯、「プッタネスカ風ペンネ」



では、さっそく、作ってまいりましょう。
材料に関してはいつものごとく、ざっくりなのである。伯爵はだいたい、パスタだと、100gくらいを目安にレシピを書いているので、とはいえ、適当だから、味見しながら、塩加減とか、決めてね。

にんにくみじんぎり、
鷹の爪、
アンチョビ4尾、
オリーブオイルたっぷり、
オリーブ6個、
ケイパー大さじ1,
ペンネ、100gくらいーーー。
ツナ、残りものでいい。
パセリ、オレガノ、お好きに!!!

油でニンニク、鷹の爪、アンチョビをゆっくり火を入れ、ミニトマトと小さく切ったオリーブを加え、白ワインを加えてアルコールを飛ばしたら、蓋をして弱火にしておく。

サンジェルマン伯爵の普段着飯、「プッタネスカ風ペンネ」

サンジェルマン伯爵の普段着飯、「プッタネスカ風ペンネ」

サンジェルマン伯爵の普段着飯、「プッタネスカ風ペンネ」

同時進行で、パスタを茹でていくといいよ。今日のペンネはコットラ(ゆで時間)11分のもの。途中、様子をみて、おたまで、ちょっとずつ、ゆで汁を加えようね。ソースを緩めたり、乳化させていくんだ。これ、必須。

サンジェルマン伯爵の普段着飯、「プッタネスカ風ペンネ」



パスタが茹で上がったらパスタをソースの中に加え、ツナとケイパー、再度茹で汁も足し(これは、必要ないと思ったらしないで。とろみが出ているか、チェックしながらね)ともかく、とろみがでるまで煮詰める。こしょうで味を整えて完成。
これだけだ。
娼婦さんが、ちゃちゃっと作ったというのが想像できる速度感だけれど、やはり、乳化がうまくできると、尚美味しい。
とろみ感が命だったりするので、ゆで汁を、加えていくタイミングだったりする。
これはね、もう、慣れしかない!!!
慣れるんだ、ジョー。
毎日、吾輩みたいにパスタを食べていると、わかって来る、くるくる、人生と一緒や!!!

サンジェルマン伯爵の普段着飯、「プッタネスカ風ペンネ」

サンジェルマン伯爵の普段着飯、「プッタネスカ風ペンネ」

美味そうじゃないか!!!!

サンジェルマン伯爵の普段着飯、「プッタネスカ風ペンネ」



サンジェルマン伯爵からのお知らせ。
10月18日、安東美術館でライブをやるのじゃ。
10月19日に、青山マンダラで昼夜の2公演やるのじゃ。
申し訳ないことに、売り切れておるのじゃ。
しかし、吾輩がボーカルをつとめる「歌う詩人」のデビューアルバムが、全国のディスクユニオンで、10月20日に一斉発売になるのじゃ。辻君がプロデュース、作詞作曲なので、共同作業のようなものじゃ、かわいがっておくれ。
以上であーる・ぬーぼー。

サンジェルマン伯爵の普段着飯、「プッタネスカ風ペンネ」

自分流×帝京大学

次回、インスタライブ「となりのヒトナリ」はこのあと、木曜日、17時半くらいから。そのあと、日曜日くらいに、ランチ会、やります。



サンジェルマン伯爵の普段着飯、「プッタネスカ風ペンネ」

辻君の力作なのじゃ。

Posted by 辻 仁成

辻 仁成

▷記事一覧

Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。