PANORAMA STORIES
今日の献立、森の生活が面白い、子羊肉のロティ! Posted on 2025/06/26 辻 仁成 作家 パリ
おつかされまです。
ぼくのアトリエは森の中にありまして、裏に小さな庭がついています。
そこに、三四郎のものではない、黒いうんちを発見!
なんか、犬や猫ではない動物がいることが判明しました。こわっ、なんでしょうね????
そこで、チャットGPTに写真などを見せたところ、
1,あらいぐま説
2,もぐら説
3,はりねずみ説
が出てまいりました。
☆
日本では駆除対象の動物ですが、フランスでは保護対象の動物だそうで、駆除してはいけないの、だとか・・・。
ともかく、何者か、見つけないとならない、ということで、三四郎と目を光らせておりましたところ、しげみの中から、何か小動物が移動しているのを発見!
あわてて吠えようとする三四郎の口をおさえ、撮影に成功をしました。
ごらんください。
なんだと、思いますか?
これは、なんと、ハリネズミ、だったのです。
ぼくは写真を撮影し、チャットGPT先生に分析をしていただきましたところ、ヨーロッパ・ハリネズミであることが判明したのです。
そこで、はーちゃん、と名付けました。笑。
しかし、ふんの量が多いので、先生に再確認をしてもらったところ、そこに家族で住んでいる、という結論が出たのです。
裏が森になっており、そのあいだに、プルーンの高木がそびえてまして、いま、ちょうど赤いプルーンの実が大量になっているんですね。
彼らはそれを主食にしているのです。
おおお、プルーンが全部、落下するまでは、はーちゃん一家と共存をしないとならないのか!!!
困った。
でも、自然は自然のものですからね、ぼくの方が侵入者なので、仲良くやっていきたい、と思います。
さて、田舎暮らしが板についてきた父ちゃんですが、今日は、はーちゃんとの新しいご縁を頂いた記念に「子羊のロティ」を作って食べたいと思います。
あはは。
ロティとは、フレンチ料理屋さんとかで、よく耳にしますね。ロティとはフランス語で焼くという意味。
フランス料理ではオーブンでじっくりと焼き上げる調理法です。
ぜんぜん、ハリネズミと関係ないですね、すいません。
はーちゃん対策で、ちょっとへとへとになったので、超美味しい栄養補給となります。
じゃあ、さっそく、目安レシピを!
お肉(300g程度)にニンニクを刺して、塩をし、オリーブオイル、好きなハーブ、レモンでマリネする。ローズマリー、クミン、コリアンダーシードなどあるものいれました。
ココットで肉に焼き色をつけたら野菜もいれて、白ワインをジュッと加えたらオーブンに。160度で45分くらい。
焼き上がったら、はい、完成です。
うわ、美味しそうだー。
残ったお肉は、翌日、ラグーにしてパスタ、という流れ。
切り分けて召し上がれ。
ボナペティ!
太陽を浴びて、狭い庭にハーブなどのタネを植えて、家庭菜園をスタートしました。
はーちゃんたち食べられないようにしながら、育てたいと思います。
パリで育てていたアボカドも、一度、枯らしてしまったのですが、田舎に移転させ、水を与えていたら、御覧ください、再生し、大きくなりました。
父ちゃんからのもろもろお知らせ。
まずは、出版のお知らせです。
電子書籍の新刊「永遠者」が配信となりました。
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辻仁成のウェブ版美術サイトが更新されました。あらたにアーカイブギャラリーが増設されました。
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https://tsuji-art.com/
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7月9日から、三越日本橋本店、コンテンポラリーギャラリーでにて、「Le Visiteur TOKYO」展、開催。
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7月23日から、岡山天満屋本店美術画廊にて、「Le Visiteur OKAYAMA」展、開催。詳しいことは、天満屋さんHPで。
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10月13日から、パリ、マレ地区にある画廊、20THORIGNYで2週間、「Le Visiteur PARIS」展、開催いたします。新境地を打ち出します。
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2026年、1月中旬から、パリの日動画廊でも、グループ展に参加させて頂きます。
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・日々のことばを、生放送ラジオで、ツジビルは毎月3回、オンエアー中。詳しくはこちらから、どうぞ~。
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Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。