PANORAMA STORIES
何食べているの~、父ちゃんのノルマンディ飯 Posted on 2025/09/28 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
父ちゃんの大好物、月に一度は作るのが、たらこスパゲッティなのですけれど、日本のような明太子とかタラコはフランスでは買えません。
しかし、似たような感じで、燻製のタラコなら、スーパーで買うことが出来ます。
タラコを燻製にしてあるので、ちょっと皮が乾燥している。
この皮を剥いで、中身を使うわけです。
フランス人はどうやって食べているのか、というと、これを輪切りにして、バゲットに載せ、その上にバターとか、クレームフレッシュ(サワークリームみたいなもの)を載せて食べている、おつまみ、みたいにして・・・。
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日本の皆さんは、普通にタラコ、もしくは、明太子、でよいわけです。笑。
海外で生きていると、頑張らないとならないことが多いですね。
たとえば、お米一つでも、日本米は手に入りにくいので、似たようなものを、探して工夫しております。
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ということで、今日は、日本の皆さんに向けた、父ちゃん風明太子スパゲッティの作り方を・・・、え、いらない?
そんなもの、誰でも出来るってェ~。
ま、でも、ちょっと違うかもしれないから、参考にしてくださいよー。美味しいんだから~・・・。
※ フランスの燻製タラコは、半分をスパゲッティに、半分は、フライパンで表面だけ炙って、たたき風にして、パスタに載っけます。あはは。燻製タラコ、普通に美味いです。これと日本酒とかウイスキー、最高です。
はい、ということで、日本食材店で売っている明太子を買って、作ることもあるので、今日は、「父ちゃん風明太子スパゲッティ」の作り方を、ちゃちゃっとお教えいたします。
まずは、下の写真が主な材料になりますが、ここにアルデンテに茹で上がったスパゲッティを投入すると、もう、完成となります。
※ パスタですが、バリラというメーカーの7番が、父ちゃんの好み。見当たらない場合は、スぺゲッティでも太目のものがいいかもしれないです。
明太子の皮を剥いて中身だけをボウルの中にいれ、そこに、以下を追加します。
1,オリーブオイル
2,バター
3,塩昆布(ちょっと)
4,マヨネーズ、少量
5,生クリーム、少量
6,醤油
7,ごま油、少量
8,胡麻
9,なんか、思いついたものを、入れてください。
別にハンドミキサーはいりませんが、あれば、これで混ぜると早いです。
ここに、茹で上がったパスタをぶち込むと、美味しい、濃厚な「明太子スパゲッティ」の完成となります。
上に、紫蘇とか、胡麻とか、海苔とか、いくらとか、鮭フレークとか、ぶっかけると、さらに美味しいですよー。
はい、ボナペティ!!!
辻仁成、個展情報。
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パリ、10月13日から26日まで、パリ、ピカソ美術館そば、GALERIE20THORIGNYにて「辻仁成展」2週間、開催。
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1月中旬から3月中旬まで、パリの日動画廊において、グループ展に参加し、6点ほどを出展させてもらいます。
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Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。