PANORAMA STORIES
何食べているの~、父ちゃんのパリ個展飯(2) Posted on 2025/10/18 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
今日は、個展スタッフの「渚のシンドバッド」嬢様が、日本大好きなご主人のために、ひんぱんに作っているという「函館名物のいかめし」のかんたんレシピを教わりましたので、それを作ってまいりたいと思います。笑。
とにかく、魚屋で新鮮なイカが入ったら、これでございます。
それくらいに簡単で美味しい「渚のシンドバッド」嬢レシピの「イカ飯」早速、作りましょうね。
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で、イカ飯と言えば、中身のごはんはやはり、もち米なんですが、それだと、敷居が高すぎて誰も作る気にはなりません。
ところが渚のシンドバッド嬢(嬢といっても大きなお子さんがいます)の「イカ飯」は普通の白ごはんで作られているから、そこが特筆すべき点なのであります。
じゃあ、さっそく、作ってみましょうか!!!
主な材料は、新鮮ないか、冷凍ごはん、生姜、ネギ、あはは、です。笑。
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イカの掃除をして水気をしっかり切ってください。
冷凍のご飯をかるく解凍し、刻んだネギと酒、醤油を加えてまぜます。
これだけなんです。
もち米じゃなくても、美味い!
イカにその味付きご飯を詰めていきます。
だし汁2カップにみりん、酒大さじ2、砂糖大さじ1を煮たてて醤油大さじ3を加え、薄切りにした生姜とネギを咥えてイカを煮てください。
20分くらい煮たらゲソを入れ、10分くらい煮たら完成となります。
冷やご飯で作るから時短できて最高でございますね。
このように、輪切りにして盛り付けると、なんと、やばい、美味そうじゃないですか!!!!
これが、なんで?
もち米じゃないのに、もち米のような、微かな、もち米っぽい食感、ああ、確かに、美味い!
ぜひ、やってみてくださいね。
ボナペティ、いただきます。
辻仁成、個展情報。
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パリ、10月26日まで、パリ、ピカソ美術館そば、GALERIE20THORIGNYにて「辻仁成展」現在開催中です。
住所、20 rue de THORIGNY 75003 PAROS
地下鉄8番線にゆられ、画廊のある駅、サンセバスチャン・フォアッサー駅から徒歩5分。
全32点展示。残り数点になりました。
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1月中旬から3月中旬まで、パリの日動画廊において、グループ展に参加し、6点ほどを出展させてもらいます。
Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。