PANORAMA STORIES
何食べているの~、父ちゃんのパリ飯(茸ご飯) Posted on 2025/11/08 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
キノコがスーパーに出回る季節になりましたですね、パリのスーパーに立ち寄ったら、ヒラタケ(仏語で、プルロット)が売っていたんです。
ちょっと香りを嗅いだら、いける、と思った父ちゃん。
これ系のキノコって、ものによって香りがぜんぜん違うじゃないですか、だから、嗅いで確かめてからいつも買うようにしております。
今日のは最高だったので、ヒラタケご飯を作ることにします。
たいした料理じゃないんですが、父ちゃん、普段「半膳」程度しか食べないのに、3膳も食べてしまいました。
たいした、ことはやりません。
とにかく、新鮮なキノコが手に入った時にやるこの方法があるだけ・・・。

まず、ヒラタケを焼くんです。
これがコツのすべてです。
焼いて、余分な水分を飛ばしておかないと、炊飯器で炊きあがったら、べちゃッとなっちゃいますからね、必ず、まず、炒めます。
ごま油少々でやりましたよ。

そしたら、研いだお米(ぼくは一合)の上にそれを載せます。
中には、昆布だしの素を一つ、あと、酒と、みりんと、醤油を少々、少々でいいですから、いれます。それだけ・・・。
とにかく、ヒラタケを信じましょう。
早炊き炊飯ボタンをGOでございます。

事務所が暗いので、いい写真が撮れませんでしたが、美味しそう、なんですよ。
あはは、想像力2倍で御覧ください。
ということで、おかわりを二回もやっちまった、父ちゃんでありました。
めっちゃ、美味かった!!!

ええと、実は、
ちょっと、謝らないとならないことがございます。
1月中旬から、パリの日動画廊でグループ展に参加させてもらいますが、下の写真の絵は、初日だけの展示となります。
えええ!!!!
すでに購入される方がいらっしゃるようで、その方が、持って帰られるそうです。
そんなことがあるんですか、と画廊の方に聞きましたら、近くにホテルも多いので、ふらっと入って来た人が買って、そのまま持って帰ることも普通にあるんですって、そうなんだ~。
国が変わればいろいろと異なりますね。そういうこともあるんだ、と驚いた父ちゃんでした。でも、日動画廊パリのやり方があるので、ごめんなさい。
この作品を観たいと思っていた方がいたら、最初に申し上げておきます。
この作品は、ご予約済で、グループ展開催初日かその次の日には、画廊から出発していましますので、ご注意ください。
「あれがないじゃないか」
と怒られるのは嫌ですから、ここに、ちゃんと、書いておきますね。
いろいろと、ありますね。
かなりいい絵ですものね、ぼくもこの絵は、好きなんです。
ぼくの美術サイトをご覧になった方がお買い上げになるようです。☜画廊情報。


写真、大野さん。
※ 父ちゃんからのお知らせ。
☆
1,ラジオ・ツジビルが、12月25日をもって、終わります。長年、ありがとうございました。
2,もう一つ、残念なお知らせですが、ちょっと太りました。
3,禁酒宣言してみたんですが、これは続かないみたいです。
4,シークレットライブとシークレット講演会が今月、あります。
5,人生にちょっと疲れ気味ですが、熱血精神を取り戻して巻き返すつもりです。
6,毎日、献立に命をかけています。美味しいが得られない日は、惨敗の日、と呼んでいます。
7,忘年会の誘いをひとつ頂きました。
8,連載小説は第三部に突入し、絶好調でございます。アカリとしゅうに目が離せませんね。
9,三四郎はあいかわらず元気です。
10,今日、生まれてはじめて、アクリル画に挑戦をしました。油絵具の方がだんぜん、好きでした。
以上、特にたいしたことのない日でしたが、これを、幸福というのかな、と思っています。
そして、人生は続きます。
えいえいおー。

Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



