PANORAMA STORIES
何食べているの~、父ちゃんのパリ飯(豚汁うどん) Posted on 2025/11/10 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
豚汁うどんと鮭の蒸し寿司を作って食べたのですが、冷蔵庫の残りものを工夫した、というわけです。
豚のコマ切れが冷凍庫にあり、野菜室にいろいろと捨てられずに残っていたニンジンさんとか、野菜がちょこまかあったので、これを利用して、豚汁を作り、味噌風味の柚子感あるうどんつゆと合体させて、豚汁うどん、にしたのでした。
これが、当然、おいしゅうございました。
ちなみに、うどんは、冷凍のうどん。
☆

そして、冷凍庫にサーモンがちょこっと残っていたのを発見したのと、その隣に、冷凍にしておいた酢飯があったので、これで、蒸し寿司を作ったのでした。
蒸すことによって、酢飯にもちもち感が増して、たまらない味になります。
竹の蒸し器に、紙を敷いて、右側で、酢飯を、左側で冷凍のサーモンを蒸しまして、それをどんぶりに詰めました。
錦糸卵も作りまして、紫蘇もかけまして、このような状態となりましたが、最高に、おいしゅうございました。
フランスは、ほんの少し肌寒いですからね、豚汁うどん、
ずずずずずずz-っと
すすって、
蒸し寿司をお上品につまむ、日本酒、でしょうかね、
いや、極楽極楽、でございました。
日々を丁寧に生きる男、辻仁成翁、今日は、勝ちました。
毎日、献立勝負をしています。
美味しく出来た日を、勝ち日、として、美味しくなかった日を、惨敗日、と呼んで日々、精進しております。
皆様も、これから寒くなってまいりますので、ご自愛のほど、よろしくお願いいたします
では、ごめんあそばせ~。

追伸、
今日、京都在住のマダム・カルドネルが、アート関係の打ち合わせでやって来てくださいました。
この人は、奈良にありますMOMENTという美術館の館長などもやられている昔からの大親友でして、ご主人は翻訳家のシルバン様で、ご夫婦で日仏を行き来されています。
今、京都で、若者たちのアート展示会をやっているというので、ご案内頂きました。京都在住の皆さま、アートの秋に、どうぞ。
☆
来年、あたり、京都で辻仁成企画をやりたいということで、話が盛り上がったのですが、いいね、行きたいですね、京都! 食べたいな、おばんざい。

※ おつまみに、食べた、キノアのカレーです。

※ パワーのあるマダムでございます。


またね!
辻仁成の展覧会情報ですが、
2026年、1月15日から、パリ、日動画廊恩グループ展に参加。
2026年、11月には、リヨン市で個展が決まりそうです。情報解禁になったら、まっさきにお知らせいたしますので、リヨン周辺在住の皆さま、お楽しみに。

Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



