PANORAMA STORIES
メリークリスマス! 父ちゃんからのメッセージだよ Posted on 2025/12/25 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
そして、メリークリスマス!!!
2025年のクリスマスはどのような感じで過ごされましたか?
インスタとか、エックスとかにクリスマスのフランスの風景をアップしていますから、ちらっと覗いてみてくださいね。
綺麗ですよ。
ぼくは愛犬と粛々とクリスマスを過ごしています。息子たちも帰ったので、これから年末にかけて、静かな年の瀬を過ごすことになりそう。
ひとりぼっちなあなたへ、メリークリスマス!!!
幸せな皆さまにも、メリークリスマス!!!
えいえいおー。
笑。

さて、さて、さて、
連載小説「泡」書き上げました。
明日、深夜0時に最終回がアップされます。
最終回ですよ、頑張ったなー、父ちゃん!!!!
はいっ!
なんとか年内に連載が終了出来て、実に、嬉しいです。
ほんとうに、毎日、読んでくださって、ありがとう。
たくさん、励ましのメッセージも届いているので、やり遂げることが出来て、満足しています。
詳しくは最終回の最後に「連載を終えて」というメッセージを載せて頂きました。読んでやってください。
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それから、海外配信について、配信会社から嬉しいニュース!???
「TSUJI の “荒城の月 (feat. Deep Forest) [Live at L’Olympia Paris 2023]” がトルコの iTunes Store の “ロック トップソング” の94位に新規ランクイン」
ですって。トルコのロックチャートですよ。あはは。94位って、なんか、中途半端な感じが、父ちゃんらしくっていいすね。トルコのitunesでもいくらか聞いてくださる方がいるんだと思えると、なお、やりがいあるし、嬉しいですな。
感謝感謝です。
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そして、御覧ください。
クリスマス直前にして、父ちゃんが暮らすノルマンディ辻公国は真っ赤に染まっております。
この夕陽を、小説「泡」の主人公「しゅう」と「アカリ」にギフトしたいと思います。
どうぞ!!!!


そして、まもなく、パリの日動画廊でグループ展が始まりますね。
作品は、一番大きなので30号(91×73)、次が8号、30×60,そして20×20と小さな作品ばかり11点になります。
ま、グループ展なので、それくらいでいいですね。
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そのあと、8月の6日くらいから10日くらいまで、東京でちょっと大きな個展を開催します。美術館みたいに、入り口と出口から入退場をする形式の個展で、広さは前回の3~4倍にもなりますが、およそ、54点が勢ぞろいしますよ。こちら半分が50号、しかも、屏風絵(連作画)がずらっと並びまして、大規模なものになるのかな、と思います。
95%はノルマンディのアトリエで描かせてもらった自然をテーマにしたものです。儚くも美しいノルマンディの自然、お愉しみくださいね。
情報解禁が来年頭となっているので、また、お知らせしますね。
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その後は、11月に3週間、リヨンで個展をやります。初日、父ちゃん行きますからね、リヨンの皆さん、来てくださいませ。ギャラリー48というちょっと面白いギャラリストの方が主催です。
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ということで、毎日、絵と小説に向かっていましたが、ここからはしばらく、絵に集中ということになりますかね。
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あと、3月に2冊のエッセイ集が同時発売になります。
ダンチューで5年も連載をした「キッチンとマルシェのあいだ」の単行本が光文社から、「父ちゃんの料理教室」が大和書房から文庫で出版される予定です。
なんか、イベントやらな、いかんですな。料理イベント、誰か、考えてください!!!! 笑。
もし、何かやる場合、デザインストーリーズで発表しますから、お見逃しなくね。ふふふ。
シェフ、やるのか!

鴨蕎麦食べました。たぶん、年越しもこれと同じ感じになりそうなの。鴨焼くの楽しいですよ。美味しいですしね。近々、レシピやりますね。

こちらの2作品、20号と30号は、日動画廊パリでのグループ展に展示される予定ですが、すでに、嫁ぎ先が決定してしまいました。ありがとうございました。
残り、小さな9作品になります。
2026年は、花、シリーズが出回りますよ。ノルマンディで育まれた美しい世界をご堪能ください。
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GALERIE NICHIDO paris
61, Faubourg Saint-Honoré
75008 Paris
Open hours: Tuesday to Saturday
from 10:30 to 13:00 – 14:00 to 19:00
Tél. : 01 42 66 62 86

で、三四郎なんですが、いろいろとね、生き物と暮らすのは大変ですな。
お腹すくとすぐ吐いちゃうし、あげると太るし、要求がめっちゃ多くなって追い掛け回されるし、ツンデレだし、誰か来るとわんわん吠えて番犬化甚だしいし、ともかく、離れないし、膝の上に載せろって、ふんふん、足元でねだるし、やれやれ、ですわ。
でも、かわいい。
父ちゃんがごはん食べているところに、自分でマット持って来て、そこに陣取って、片時も離れない決意を見せられ、おちおち、食事も出来ない状態なんですが、ま、ミニチュアダックスなんて、そんなもんですよね。
でも、かわいいのよ。
あはは。

クロワッサンのおもちゃを野本さんの奥様のますみさんに頂きました。ますみさんは、いつも会うと「辻さん、私と主人との不仲説を流さないで、わたしはこんなにのもちゃんが好きなんだから」と見せつけられて、・・・。羨ましい奴だぜ、まったくよ。こちとら、さんちゃんだぜ、嬉しいけどよ。あはは。

ということで、来年に向けて、新たな決意をしている父ちゃんであります。
2025年も残りわずかですが、みなさん、健康に注意をして、万全な体制で乗り切っていきましょう。
えいえいおー。

Posted by 辻 仁成
辻 仁成
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作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



