PANORAMA STORIES
パリのカフェ飯、人生を彩る Posted on 2026/01/28 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
パリは雨が続いています。(ノルマンディとパリを連日行き来中・・・)
ノルマンディでは自炊ですが、パリは打ち合わせなどが多いので作る時間もなく、カフェで、ちゃちゃっと人と仕事の話をしながら、つまむ感じで、食べています。
でも、助かりますね。
それに、カフェ飯は気取らず食べることが出来るので、便利で、おいしく、助かります。
カフェ飯とは、カフェで食べる食事、をさしていますが、だいたいどこも変わらないものが出てきます。
日本だと、オムライスとかカレーライスとかナポリタンとか、ですよね。
フランスも、昔から庶民に愛されてきた料理が出てきます。ビストロとそんなに中身は違わないですが、もう少し気安く食べることが出来るし、お店によってはビストロ以上に美味しかったりします。
いつも、パリに行くと立ち寄るカフェが、4,5軒あって、ギャルソンたちとは顔見知りなので、・・・
ということで、最近、食べて美味しいと思ったカフェ飯を今日は特集しましょうかね?
父ちゃん、必ず、何か食べる時、記念に一枚、写真を撮影しちゃう癖があるんですよ。ふふふ。

※ この季節のパリはいつもこんな雲の色をしています。どんより、映画「死刑台のエレベーター」のような空・・・。

11時くらいに、カフェに行くと、まだ、ランチの時間じゃないので、ランチメニューは食べられないので、モーニングのメニューから選びます。でも、時間が中途半端だから、そういう時、父ちゃんはオムレツを注文するんです。今日は、中にチーズが入って、上にマッシュルームがのっかったやつにしましたが、マジで、とろけて、最高でした。これで、夜まで、もちます。

これはステーキアッシェといいまして、アッシェとはひき肉にするということで、要は、ハンバーガーのパテのような感じ、もちろん、普通の肉をアッシェしているのでマクドナルドとは違いますよ。生にちかいい状態をブルーというんですが、ブルーでも食べられます。生肉をフランス人は食べる習慣があり、それをタルタル・ド・ブッフといいますが、生肉は美味しいけれど、やっぱり日本人的にはちょっと、という場合、こちらのステーキアッシェが便利です。タルタル・ド・ブッフを軽く両面火にあぶったものもあり、ま、その辺、微妙ですが、ステーキアッシェは、ビアンキュイ(よく焼)もやってくれます。オーストラリアの人とかは、よく焼食べますが、フランス人は、レアとかが好きですね。ここのカフェは、目玉焼きがついていて、絶妙の火加減で、おいしゅうございました。それに、こういうのに必ずついている、フリット、これは美味しいですね。

三四郎は、ギャルソン人気がめっちゃ高いので、行くと必ず犬好きなギャルソンがビスケットを持ってくるので、散歩に出ると、自分から、カフェに飛び込んでいきます。
「今日は行かないよ」
とひっぱるんですが、もう、全力で中に入ろうとするので、仕方なく、同伴し、笑、ビールと何か、おつまみを頼んでしまう、父ちゃんです。
そういう時に必ず頼むのが、クロックムッシュですね。
フランス人は、仲間たちと一つとって、つまみに、しています。


物凄く、お腹が空いている時とかは、父ちゃん、ソーセージのグリルを頼みます。知らないカフェとかに入ったら、味のレベルが分からないので、ソーセージにします。前にもご紹介したモルトソーセージだと生産者地域からだいたい想像つくので、外れない場合が多いです。
これが、また、美味しいんですよ。

なんにも食べたくないけれど、ちょっとなんか胃に入れたいな、ということが可能なのも、カフェなんです。ビストロとかレストランだと一応、食べないとならないので・・・。
で、そういう時は、タプナード(黒オリーブをタルタルみたいにしたペーストですね)を頼んで、バゲットに塗ったり、ワカモーレを頼んで、パンに載せて食べたり、あと、チーズの盛り合わせ(アシエット・ド・フロマージュ)を、頼んで、つまんだりします。ただ、チーズはちょっと日本人には多いですね。あはは。




辻仁成展覧会情報
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現在、フランス日動画廊パリでのグループ展に参加中。3月7日まで。
GALERIE NICHIDO paris
61, Faubourg Saint-Honoré
75008 Paris
Open hours: Tuesday to Saturday
from 10:30 to 13:00 – 14:00 to 19:00
Tél. : 01 42 66 62 86
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それから、8月5日から、一週間程度(予定)、三越日本橋本店特選画廊Aにて、個展を開催いたいます。
今回のタイトルは「辻仁成展、鏡花水月」です。
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そして、11月初旬から3週間程度、リヨン市で個展を開催予定しています。詳細は決まり次第、お知らせいたしますね。お愉しみに!
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そして、電子書籍で「海峡の光」が配信されております。文学の方もどうぞ。
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海峡の光 (Kindle電子書籍版)
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ええと、2023年のパリ、オランピア劇場ライブもごひいきに。
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Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。


