PANORAMA STORIES

毎日が勝負飯、ボロネーゼ Posted on 2026/02/06 辻 仁成 作家 パリ

おつかれさまです。
もはや、父ちゃんは絵描きが本業とかしてしまったかのようで、文章を書いているよりも、絵を描いている時間の方が圧倒的に長い状態となりました。
今年は東京とリオンで個展があり、今グループ展も真っ最中で、秋のパリのアートフェアも決まればさらに追加で10点ほど、描かないとならなくて、各方面と協議中です。
コロナ禍までは、こんなことになろうなどとは想像だにしませんでした。でも、コロナのころに、ノルマンディのアパルトマンで、いっぱい描いたな~。笑。懐かしい思い出です。その絵を、千住博さんに見せたのが、画人辻のはじまり。

人生って、分からないものですね。もう、手元に、絵がないんですよ。常に新しい個展が一番安い絵・・・あはは。ものすごく古い絵が実家とか倉庫にあるだけで、日動の崇子社長にも「どんな絵があるの、見せてください」とせっつかれてまして、「今はまだ見せられません」と逃げ回っております。崇子さんは父ちゃんの暖色系の花の絵が好きでして、今回のグループ展のピンクのやつが、初日にお客様に連れていかれたので、「あれがいいわ」とか言われるんですが、これが、困ったもので、同じものが描けない・・・。
そこがね、実に一点もの、ユニークピース、生ものですので、仕方ないです。油絵って、ぼくの場合、一年かかるので、同時に何枚もの絵が、壁にかかっていて、毎日、少しずつ一枚一枚と対話しながら、ちょっとずつ絵の具を足しては、育てています。くたくたよ。
はー。お腹すいた。
ということで、気分転換には、料理ですね。ひき肉を買ったので、2,3日分を作ります。絵に集中している時は、冷凍したものを解凍したりしながら、食いつないでいる父ちゃん画人であります。

毎日が勝負飯、ボロネーゼ

※ これは、スケッチです。なんとびっくりでしょ? 窓から見える山のスケッチ・・・。



はい、とうことで、いつもとは一味違う、ボロネーゼ・スパゲッティ作り方を、ご紹介いたしますね。

まず、ココットにオリーブオイルを少しひきまして、しっかり塩胡椒しあ牛ひき肉250gをカリカリに焦げる寸前まで焼き付けるんですんですんです~。
ここがポイント!!!

肉が焼けたらにんにく1、たまねぎ1、にんじん3分の1、あればセロリ、をみじん切りにしたものを加え、よく炒めまーす。
そこにトマトペーストを大さじ1くらい加えよくなじませ、赤ワイン加えてアルコール分を飛ばしてくださいな。
トマト缶1個分を手で潰しながら加えたら中火にして煮込むだけ!

1時間ほど煮込んだら塩で味を整え、仕上げに胡椒、バター10gくらい加えます。

茹で上がったスパゲッティをソースに移し、少し煮込み、オリーブオイルを大さじ1加えたら完成~!

パルメザンチーズや黒胡椒をたっぷりかけて、追いオリーブオイルもGOODだよん。きゃああ、美味しそう!!!!
ボナペティ!

毎日が勝負飯、ボロネーゼ



毎日が勝負飯、ボロネーゼ

ということで、げいじゅつかのパスタ、美味しそうでしょ?
この雪山のようなボロネーゼスパゲッティ、いや、最高に美味しかったっす。
食べさせてあげたいから、あーんしてね、いや、ぜひ、作ってくださいまし。

毎日が勝負飯、ボロネーゼ

いくで!

エリゼ宮殿とブリストルホテルのちょうど、真ん中、警察官がいつも立っている角地に、日動画廊パリがあります。
2027年、10月ごろに、個展もやる予定ですが、その前哨戦としまして、現在、グループ展に数枚作品を出しております。見るだけでもいいので、お立ち寄りの際には、崇子社長と立ち話をされてみてください。めっちゃ細くて、笑顔が素敵なマダムですぞ。(3月7日まで)

電子書籍「海峡の光」出た!
パリのオランピア劇場ライブ盤、各配信サイトで配信中。
3月11日に、文庫「父ちゃんの料理教室」が出ます、大和書房さんから。(ベストセラーになりましたものね)
3月18日に、エッセイ集「キッチンとマルシェのあいだ」光文社さんから、3月は2冊同時発売です。あの、雑誌だんちゅーで5年も連載をした食にまつわる、美味しいエッセイ集です。

そして、いくで、8月5日から三越日本橋本店特選画廊A全面で「辻仁成展、鏡花水月」。
美術館のような個展を目指しています。入り口から入って出口から出るというスタイルの個展になります。今年はこの個展が父ちゃんの頂点になる予定。

10月、パリ、アートフェア出展の予定。決まるかな、笑。
同時期、仏文学イベント、予定。決まり次第お知らせしますねー。
11月、リヨンでの個展、予定。日本からのツアーを計画している男(しげちゃん)がいます。一階と地下のある、素敵な画廊ですよ。リヨンの皆さん、気軽にお越しください。ここでは、版画を10枚くらい出します。
同月、パリでのライブ、あのフランスのバンドとの対バン予定。実は、そのバンドのベースさんが、めっちゃ有名なフランス人アーティストのツアーに参加が決まり、スケジュールをぬえればやる、という感じです。調整中・・・。
そして、この季節、小説「泡」刊行予定。決まり次第お知らせします。
他にも、いろいろとあるんですが、情報解禁がまだで、ううう、言いたい。
熱血!



Posted by 辻 仁成

辻 仁成

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Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。