PANORAMA STORIES

毎日が勝負飯、トマトオンリーパスタ Posted on 2026/02/12 辻 仁成 作家 パリ

毎日が勝負飯、トマトオンリーパスタ

はい、おつかれさまです。
父ちゃんです。
夏の日本での個展の絵の配置、悩んでいます。入り口から出口まで美術館のように巡るタイプの個展になるので、小さい空間、大きな空間、中くらいの空間といろいろと使い分けないとなりませんからね、でも、観に来てくださった方々に感動を届けたいので、ああだ、こうだ、と悩む画人なのです。
毎日、朝から深夜までもう一年くらい、この個展用の作品と向き合っているので、ちょっと精神的にきついですね。
こういう時に限って、人間関係とかで苦しめられるので、明るい色の絵の具を思わず選びたくなる、毎日です。笑。
今回は、赤と青の対が多いですかね、あ、白と黒の対も多いです。
下の写真は、4メートル×1メートルの作品に収まる自分、という写真ですが、・・・あはは。これの藍色もあります。あわせて8メートル・・・鏡花水月というタイトルで、水に映る月のような儚い世界。

毎日が勝負飯、トマトオンリーパスタ



赤、食べ物で赤と言えば、トマトですね。はい、
今日はね、めっちゃシンプルなんだけれど、辻家での稼働率ナンバーワンの、プチトマトだけのパスタをご紹介いたします。
これがね、トマトしか使わないのに、美味しい。トメートー・パスター。
パスタの王道中の王道なんだから、ぜひ、試して頂きたい。

主なというか、材料は、ニンニクと唐辛子、塩胡椒、オリーブオイル、そして、プチトマトだけ・・・。
フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、ニンニクみじん切り、鷹の爪少々加えてじっくり火を通していきましょう。
香りがオイルに移ったところでトマトを投入。塩をして、軽くフタをしたら5分ほど放置。これが大事です。

毎日が勝負飯、トマトオンリーパスタ

プチトマトの皮が取れてくるので、せっせと取り除きましょう。
これが、ちょっと面倒くさいですが、ここが味の次の決め手なので、やってね。



毎日が勝負飯、トマトオンリーパスタ

あとはトマトソースがぎゅっと凝縮していくまで火を通し続けます。
塩胡椒で味を整えて、あまりにも酸っぱすぎたら砂糖をほんの少々加えてみてください。コクがでますよ。
水分が飛んできてトロッとしたら完成なのでーす。

毎日が勝負飯、トマトオンリーパスタ

気持ち硬めにパスタが茹で上がったらソースのフライパンにパスタ、茹で汁おたま2杯分くらい加えて、2分くらい煮込みます。ソースがしっかり染み込むように。パスタはトマトソースの中では茹で過ぎになることはないのでじっくりトマトソースを染み込ませてくださいね。
仕上げにたっぷりパルミジャーノを振りかけて、美味しいオリーブオイルをさっと。
ほほー、なんでこんなに美味しいの、と驚く出来栄え、「プティトマトのパスタ」
この週末に、ぜひ、お試しあれ。
ボナペティ!



毎日が勝負飯、トマトオンリーパスタ

このあいだの個展でこの作品を選んでくださったミスターHさんから、毎日、この絵に仕事に送り出されて幸せです、というメッセージが届いて、こっちもすごく幸せになれました。

今日も創作は続きますが、今年の主なイベント情報がこちら・・・。

3月7日まで日動画廊でグループ展に参加中ですので、ぜひ!
電子書籍「海峡の光」
パリのオランピア劇場ライブ盤、各配信サイトで配信中。
3月11日に、文庫「父ちゃんの料理教室」大和書房。
3月18日に、エッセイ集「キッチンとマルシェのあいだ」光文社。
8月5日から三越日本橋本店特選画廊A全面で「辻仁成展、鏡花水月」。
10月、パリ、アートフェア出展の予定
同時期、「24時間日仏仏文学イベント」。詳細、決まり次第お知らせします。
11月、リヨンでの個展、決定。明日、打ち合わせがあるので、詳細またお知らせします。
同月、パリでの何かのイベント、予定・・・。
この頃、小説「泡」刊行予定。現在、校正作業中・・・。
他、予定多数・・・。あくまでも、予定ですが・・・。

自分流×帝京大学



Posted by 辻 仁成

辻 仁成

▷記事一覧

Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。