PANORAMA STORIES
毎日が勝負飯、「人気のチキン・ココナッツ・カレー」 Posted on 2026/04/26 辻 仁成 作家 パリ
おつかれさまです。
今日は、村の集会がありまして、90歳になるお隣のミッシェルさんの家で、村の重鎮たちが集まり、懇談会がありました。
ということで、父ちゃんが得意な「チキン・ココナッツ・カレー」を作って、ふるまうことになったのです。
ベースは自宅で作って、ココットを持って、出かけていき、ミッシェルの家のキッチンで温め直して、サーブしましたよ。
うちの母さんと同じ年齢、90歳なんですが、御覧の通り、めっちゃ、若い。毎日自転車で10キロ、この周辺をサイクリングするのが趣味だそうで、羨ましいくらいに、若いんですね。
父ちゃんのことを「マダム・つじ」と呼んでおりましたが、娘婿さんから注意を受けたようで、今日は、「ムッシュ・つじ」でございました。あはは。
よかった。セーフ。

さて、チキン・ココナッツ・カレーですが、もうこのサイトで何度も紹介をしています。実は、先日、エゴサーチをしてみたんですよ。
そしたら、このチキンココナッツカレーをたくさんの人が作っていて、NOTEというんですか、あそこで、結構記事になっていて、知らないところで「チキン・ココナッツ・カレー」の「ムッシュ・つじ」と呼ばれておりました。あはは。
記事を書いてくださったみなさん、ありがとうございます。英国やアメリカにお住まいの方が、やってくれてるのをぼくは読んだんですが、「ほんとうに美味しかった」と書かれてまして、笑、めっちゃ、エゴサーチしてよかった、と思った孤高の父ちゃんでありました。
ミッシェル翁も「これはうまいね。なんか、インドのとは違うね、酸味が」
と絶賛してくださいました。実に、その通りで、これはちょっと東南アジア風のカレーになります。
一番読まれた記事のレシピをここに再掲載しつつ、最近、あらたに、思い付いたものを、少し加えて完全版としてお届けします。
後半に、今日、作ったものを掲載いたします。
ぜひ、やってみてくださいまし。

では、さっそく、本格的なチキン・ココナッツ・カレー、作ってみましょ。
まずは、材料から!
☆
鶏もも肉500g、
玉ねぎ1個、
生姜(みじん切り)大さじ1、
唐辛子1/2本、
にんじん半分、
にんにく2片、
セロリ5cm、
カレー粉末大さじ2、
スパイス適量(カルダモン、ガラムマサラ、生姜、シナモン、コリアンダー、
ターメリックなど家にあるスパイスを混ぜる)、
ココナッツミルク1缶、
トマトペースト大さじ1、
白ワイン大さじ3、
ヨーグルト大さじ2、
レモン半分、砂糖小さじ2、
バター10g、
塩こしょう、
ナンプラー、数滴!

まず、ココットに油をひかず、直接、鶏肉の皮面をパリパリに焼くことから始めます。
皮パリの鶏肉を見ていると、そのまま食べたくなるんだけど、そこは、ぐっと我慢して・・・。
これを煮込んでいくとさらに美味しくなるからね。
☆
このレシピが受けたのは、ここだと思いました。このレシピはチキンを前日からマリネしないでいいんです。そのまま、やってもおいしいの。やっぱ、ココナッツミルクの力かな、と思います。あと、スパイスもね。

皮にきれいな焼き色がついたら、一度お皿に取り出して、ココットに残っている鶏肉から出た脂を利用しちゃうのです。
その脂で、みじん切りにしたにんにく、唐辛子、生姜、玉ねぎ、セロリ、にんじんを弱火で炒めていく、・・・。
☆
野菜が透明になってきたら、カレー粉大さじ2、手元にあるスパイス(なければカレー粉だけでもオッケーだよ)、バター、トマトペーストを加え、弱火でじっくりと火を通してください。
5分くらいでいいかな。
さて、そこに白ワインを注ぎましょう。
そしたら、今度は強火にしてアルコール分を飛ばしちゃうのです。
で、ココナッツミルクを加え、よく混ぜ混ぜして・・・。すでにおいしそうでしょ?
そしたらば、ここに、さっきのチキンを戻します。

チキンをココットに戻したら、砂糖を入れ、レモンを絞って煮込んでください。
1時間ほど煮込んだら、塩こしょうで味付けして一晩寝かせたら、なお最高です。ここで、新しい技として、ナンプラーを数滴入れると、より、東南アジア感が出ます。ま、お好みで。
え? 寝かせる?
ま、ちょっと食べて、あとは、翌日に。一晩寝かせることが二度美味しい秘訣なんですよ~。
☆
翌日、カレーを温め直し、ヨーグルト大さじ2を加え、味が馴染んだら塩で味を整え、完成となります。
めっちゃ、美味そうでしょ、いや、美味しいのですー。
さいこーーーーー。
☆
今日の懇談会では、寝かせずに、作った瞬間のものを食べて貰いました。確かに、あっさりしているんですが、美味しかったです。
☆
ということで、ここからは、今日作った段取り写真を掲載します。鶏肉を焼いた写真をとりわすれた。鳥だけに・・・。笑。それと、ココナッツミルクを少し多めに使ったので、色が異なりますが、要は好き好きです。




ナンがあるとさらにおいしいですよねー。

これが、今日の「チキン・ココナッツ・カレー」

こちらが、9月に作った「チキン・ココナッツ・カレー」なのです。見た目、結構違いますよね。でも、どっちもおいしいです。
ボナペティ!!!

近況のようなもの。
今のところ、日本の皆さんとお会いできるのは、8月5日から11日までの個展会場で、ということになりますね。
帝京×パリオンラインアートカレッジでは、7月26日に父ちゃん校長がお話をする対面授業があります。スクーリングですね。ゲストを招き、アートについて、語ります。
パリでは、10月22,23,24,25日、パリ・モダンアートフェアに、辻画人、参加いたします。15点、出す予定です。
11月5日から、リヨンで個展がスタートします。3週間、開催。詳しくは、夏くらいに・・・。
えいえいおー。
☆
新しい作品の写真が、父ちゃんの美術サイトにアップされました。
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Posted by 辻 仁成
辻 仁成
▷記事一覧Hitonari Tsuji
作家、画家、旅人。パリ在住。パリで毎年個展開催中。1997年には「海峡の光」で芥川賞を受賞。1999年に「白仏」でフランスの代表的な文学賞「フェミナ賞・外国小説賞」を日本人として唯一受賞。愛犬の名前は、三四郎。



